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1年間で13㎏減! 美脚の持ち主、仁香さんが成功したダイエット法とは? <インタビュー前編>
個性と才能、美しさを携えながら、第一線で活躍する女優、タレント、モデルのみなさん。彼女たちはふだんどのようなセルフケアやメイク、食生活、フィットネスなどを実践しているのでしょうか? 外見はもちろん、内面もキレイでいるための“メソッド=方法”を教えてもらうインタビュー企画。
今回のゲストは、モデルとして、ウォーキングアドバイザーとして、実業家としても活躍する仁香さん。20代後半にはベスト体重から13kgも増量してしまい、モデルを休業していたこともあったそう。そこからモデルに返り咲くまでの道のりでは、たくさんの発見があり、それこそが今の輝きにもつながっているようです。そんな仁香さんの美の秘訣や、ハッピーに生きるためのヒントを教えていただきました。
Contents 目次
ダイエットとリバウンドをくり返していたのに、
悩むのをやめたら13㎏減!
じつは私、20代後半のときに今より13kgも体重が多かったんです。20代後半になると少し太りやすくなったり、これまでになかった体の変化を感じたりする人も多いと思います。そういった状況に焦った私は、ハードなトレーニングもしたし、置き換えダイエットや断食もしました。でも、結局おさえつけていた反動でたくさん食べてしまい、やせるどころかリバウンドをくり返して、結局13kgも増量。
モデルの仕事も休業せざるを得ない状態でした。
そんなある日、妹に「会社員が、仕事が合わなかったら職種を変えるように、モデルだって転職したっていいんじゃない」と言われたんです。当時、リラクゼーションサロンの経営をしていたこともあり、その言葉を聞いたら、「私、もうモデルじゃないじゃん」「モデルでなければ、ダイエットもしなくていいよね」と、モデルへのこだわりも気持ちも一気に吹っきれてしまい、そこからダイエットはやめ、食べたいものを食べることにしました。
ただ、気分転換も兼ねて、自宅からサロンまでは、約30分の距離を毎日歩いて通っていました。すると、何をやっても一向に落ちなかった体重が半年で7kg、さらにその後の半年で6kg落ちたんです。
2年間ありとあらゆるダイエットを試してもまったくやせなかったのに、1年で13kgも落ち、モデル時代の体重に戻っていました。
そこから、現在に至るまで一度もリバウンドはしていません。
太るも、やせるも“脳”次第!
ダイエットと脳は切っても切り離せない関係
13kg減量してもとの体重に戻ると、モデルの仕事も徐々に復活。
そんな折、私のダイエットの経験を本にするお話をいただいたんです。そのなかで、脳科学者の澤口俊之先生に私がやせた理由を分析していただき、対談もしていただきました。
澤口先生によると、脳とダイエットは密接に関わっていて、例えば、「食べちゃいけない、食べたら太っちゃう」と思いながら食べると、太りやすくなくなるとか、何食も抜いていると、次もなかなか食べものが体に入ってこないと脳が危機を感じ、エネルギーを体にため込むように指令を出す。それによって、食べていないのに太る体になってしまう。など、いろいろなことを教えていただいたのですが、それらはまさに13kg太っていたころの私に当てはまることばかりだったんです!
澤口先生からは、「仁香さんは、“脳”から太る人の典型」とも言われましたが、たしかに当時の私は「やせなくちゃ」「どうしよう」と悩んだり、焦ってイライラしたり。体形以外のことでもストレスをため込むことが多く、気が滅入っていたと思います。いくら食事制限をしてもやせなかったこと、逆に「もういいかっ!」という気持ちに切り替わった途端にやせたことも、澤口先生の話を聞き納得できました。
歩き方を変えれば太もももスッキリ。
ポイントは、内側重心!
体重が落ちた1年間、私がずっと続けていたのがウォーキングです。ウォーキングには、もちろん有酸素運動の効果もあると思いますが、澤口先生によると、脳にもいい刺激を与え、ダイエットを後押ししてくれる効果もあるそうです。
というのも、歩くと“幸せホルモン”とも呼ばれ、心を安定させてくれる「セロトニン」が分泌され、ダイエットの大敵であるストレスの解消が期待できるのだとか。たしかにイヤなことがあったときでも、歩きながら景色を眺めたりすると、気持ちがすっきりしますよね。
澤口先生に肯定してもらえたことでウォーキングにさらに興味がわき、せっかくならば正しい歩き方を身につけたいとも思い始めたんです。そして、日本ウォーキングセラピスト協会の長坂靖子先生のレッスンに通い、2015年には「姿勢アドバイザー」「ウォーキングアドバイザー」の資格も取得しました。
ウォーキングは、お尻をキュッと締めて内側重心で歩くことが重要なポイントです。かかとから着地をし、足指を着地するときには親指に重心を置くと、自然と内側重心で歩けます。脚が太いと悩む人の多くは、歩くときに重心が外側にかかってしまいます。すると、太ももの外側が張り出し、がっしりとした印象を招いてしまいます。
毎日の歩行を少し変えるだけで、太ももはスッキリしますよ。
今は、姿勢やウォーキングのレッスンも開催していて、多くの方に参加いただいていますが、みなさん、レッスン後には、表情が格段に明るくなります。
自分に自信がついて、顔つきもマインドもまるで別人という方も! 姿勢や歩き方を変えるだけで、女性ってこんなにイキイキするんだって、私もとても驚いています。
美脚ケアでハードなトレーニングはご法度。
こまめなマッサージや冷えケアも大事
「どうすれば、脚やせできますか?」「美脚になるには?」という質問もよく受けるのですが、「どういう脚になりたいか」によって、その方法も違ってきます。例えば、筋肉がついた健康的な脚になりたいならば、トレーニングが必要です。でも、細くてスラっとした脚を目指すならば、鍛えないほうがいい。「やせる=鍛える」と思う人もいるかもしれませんが、筋肉がつくことで太く見えてしまうこともあります。
私が目指すのは、細くてスラっとした脚なので、脚に筋肉がつくようなハードな運動はあまりしません。だから、ウォーキングはするけれど、ランニングはしないんです。
それから、むくみも脚を太くする原因です。脚に疲れがたまるとむくんでしまうので、脚のマッサージやストレッチは毎日行い、その日の疲れはその日のうちに取り除くようにしています。
必要なシーンではヒールもはきますが、日常ではスニーカーやヒールのない靴が基本。ヒールをはくと靴のなかで足指が縮こまってしまい、血流が悪くなってしまいます。すると、それが脚の冷えやむくみにつながります。夏でも、靴下を持ち歩いて冷房の風に脚を当てないようにしたり、日中もこまめに脚をさすったり、マッサージするなどして、冷やさないよう心がけています。
<仁香さんのインタビューはまだまだ続きます。後編もお楽しみに!>
仁香 profile
18歳でCanCam専属モデルとしてデビュー。
その後も数々の女性誌で同性からの支持と共感を得て現在も活躍し続けている。20代後半でストレスによる体重増加で一時活動休止をするも29歳で起業しエステサロン、アパレルブランドを立ち上げる。モデル業の他に実業家として自身の経営の他に最近では美容、アパレルブランドのコンサルティング、商品開発などにも挑んでいる。またウォーキングアドバイザーとして、ウォーキング講座、自身のメイク術についてメイク講座を各所で開催。
プライベートでは、2014年からシングルマザーとして女手ひとつで息子を育ててきたが、2018年、某テレビ番組にて公開プロポーズを受けフォトグラファー柴田翔平氏と再婚。16歳年の差婚で話題に。つねに進化し続ける精神で、今後も多方面で活動の場を広げて行く予定。オンラインサロンも開催中。
<心が前向きになれる仁香のド直球本音塾>
https://community.camp-fire.jp/projects/view/211495
撮影/岡部太郎<SIGNO> ヘアメイク/久保フユミ<ROI> スタイリスト/粟野多美子 取材・文/柿沼曜子
ワンピース ¥29000、カットソー ¥13000(ともにEARIH/harumi showroom)、リング¥13000、バングル ¥32000、イヤーカフ(両耳セット) ¥39000、ピアス ¥16000(すべてkiriha/harumi showroom)
【問い合わせ先】
harumi showroom TEL:03-6433-5395 〒150-0002 渋谷区渋谷2-3-2 藤本ビル4F
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