外出を控える生活を始めて、1か月強が経ちました。みなさんは、どのようにお過ごしでしょうか?
本来であれば、自分の部屋は安全地帯。唯一安心できる場所であり、“自分”でいられる場所。
極端に言えば、あなたを守る要塞です。
…という場所のはずなのに、なんだか居心地が悪いと感じている人もいるのではないでしょうか?
それはいったいどうしてなのか。
今回は、自分の部屋を居心地よくするためのヒントをお伝えします。
Contents 目次
心のなかが散らかっていると
部屋も散らかってしまうって本当?
心のなかが散らかっていると、部屋も散らかってしまう――こんなことを聞いたことはありませんか?
そのまた逆もしかりで、部屋が散らかっていると心のなかも散らかってしまう、なんてことも言われますよね。
積み重なった本、テーブルの上には開いたままの雑誌、飲みかけのマグカップに、乱雑なリモコン類、床には昨日着ていた洋服がそのままに置かれ、冷蔵庫にはいつか作ろうと思っていたレシピの紙がマグネットで貼りつけられたまま…。
リモートワークで持ち帰った仕事の書類でバッグはパンパン! 必要な書類を探すのもひと苦労しそうです。
やりかけの案件が多ければ多いほど、脳は「途中案件としてインプット」します。
部屋が散らかるのは、途中案件が多いということ。
だから落ち着かなくなってしまうのです。
まずは適材適所。
モノには“居るべき場所”があります
本来、キッチンにあるべきものが、テーブルの上にありませんか?
適材適所。整えましょう。
ドリンクは冷蔵庫、洋服はクローゼットというふうに。
こまごまとしたものは、ボックスを何個か用意し、それぞれチームを決めて収めていきましょう。
例えば、テーブルの上にはリモコンやペン類などその場所に必要なものをひとつのボックスに収めます。
ボックスごとに役割を決めると、ものを探すことも少なくなりますし、探す時間がなくなるので、時間をムダにしなくてすみます。
壊れたものは処分し、新しいものへ。
場を整えると、“気”も整います
不思議と、壊れかけたものや壊れたものは持ち主の自信を失わせます。
何かしらの愛着があるものでなければ、新しいものにチェンジしていきましょう。
私の母親もそうでしたが、新しい服をプレゼントしても、もったいないと言ってなかなか着てくれませんでした。
その理由が、「おばあちゃんだから、もう新しいものは必要ないから」ということでした。
「何言っているの! 年寄りだからこそ、新しいもの着なきゃ! これまで日本を支えてきたんだから!」。
そう言うと、「そっか!」と言って、うれしそうに着てくれたのを思い出します。
壊れかけたものは処分して、新しいものに替えていきましょう。
そのものが、本来あるべき場所に、ひとつひとつ収まっていくと、場の「気」が整っていきます。
それが日常になってくると、あるべき場所にそのものが収まっていないときの違和感や居心地の悪さを感じるようになるかもしれません。
その「違和感」を感じることはとても大切で、「第六感」を育てることにも役立ちます。
本来あるべきところにものを収めることによって、部屋の気が整い、流れができます。
その流れができると、あなたの思考も「新しいこと」「未来」へと向かっていきます。
それは、あなたの陣地(部屋)が整うからです。
今、「行動力がないなぁ」と思っている人がいたら、それにもつながっていく行為ですので、ぜひやってみてくださいね。
きっと、居心地がよくなっていくのを実感できるはずですよ。