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「モーニングルーティン」で人生が変わる! 朝活の第一人者が教える朝1時間のメリットとは?
朝の時間が心地よい季節に、モーニングルーティン=朝の習慣を見直してみませんか。朝活の第一人者池田千恵さんは「時間が足りない」「キャリア、将来が見えない」という悩みは、朝の1時間で解決できるといいます。今回は著書の『「朝1時間」ですべてが変わる モーニングルーティン』より、朝時間がなぜ大切なのかをお伝えします。
Contents 目次
「朝1時間」で集中力と達成力を手に入れる
池田さんが挙げる【朝1時間のメリット】は次の6つ。
1 ふだんの生活習慣を少し変えるだけなのでとりかかりやすい
特別な時間を捻出しなくても、朝1時間ならふだんの習慣を少し変えればできるはず。
2 行動までのタイムラグが少ない
朝のうちにタスク分けをして、始業後すぐにスタートダッシュする準備を整えておけば、「うっかり忘れていた」がなくなります。「鉄は熱いうちに打て」といいますが、実行までのブランクが少なくなるのがメリット。
3 脳が飽きていないので作業を早く進めることができる
朝タスク管理をしたほうが、脳が「飽きていない」ため早く作業が終わります。
注意力には一定の限界があるので、夜になるにつれ鈍りが生じてきます。これが、いわゆる「飽きてくる」状態です。その状態でいろいろ考えすぎると、答えがないことをぐるぐる考えてしまったり、心配が増幅したり、感情が暴走しがちになります。朝なら物事を感情のフィルターだけでなく、事実のフィルターで冷静に振り返ることができ、今後の行動計画まで落とし込むことが可能になります。
4 終了時間が決まっているのでダラダラしない
朝の1時間でサクッと集中してやることで、優先順位づけにダラダラ迷うことがなくなります。反対に夜だと「時間はたくさんある」という錯覚に陥ってしまって、なかなか終わらないケースが多いのです。
5 小さな達成感を感じることができ、メリハリある生活ができる
頭では大事だとわかっていてもなかなか手をつけられないのが、「急ぎ」ではないけど優先順位が高い「種まき」です。朝の時間で「種まき」について考え、一歩でも行動に移すことで「大事なことに最初にとりかかれた」という達成感を得ることができます。
6 邪魔が入らないので一気に集中できる
イタリアのコンサルタント、フランチェスコ・シリロ氏が提唱する「ポモドーロ・テクニック」。25分集中し、5分休憩することで生産性が高まるというものです。ポイントは「限られた時間で」「邪魔を入れずに集中する」ということ。朝の時間ならこの2つのポイントを簡単に実現することができます。
早起きの最大のメリットは、「人生においていちばん重要な自分が『こうなりたい!』と願う未来のための『種まき』の時間をつくることができる点です」と池田さん。
単に早起きするのではなく、じつは上の5番目の「種まき」が重要です。「自分のすべきこと、したいことではなく、時系列順、思いついた順、言われた順、期待に応える順に物事を進めていませんか。その結果、優先順位がぶれ、動くタイミングを逃したり、今する必要がないことに時間を費やしたりしてしまいます。そんな“モヤキャリ”状態から脱するための方法として私がオススメするのは、朝自分にとっていちばん重要なことをタスク化する『モーニングルーティン』です」
早起きは「ムリ・ムダ・ムラを削り、優先順位をつける訓練になる」と池田さんは話します。習慣化することで、「時間が足りない」「いつも忙しい」から脱却することができるのです。
次回は具体的な朝時間の使い方と「種まき」の方法をご紹介します。
文/庄司真紀
参考書籍
『「朝1時間」ですべてが変わる モーニングルーティン』(日本実業出版社)