いま、ホノルルで注目を集めるショップのひとつ「アロハ・エリクサー」は、オアフ島で2012年にケオキ・タヴァレス氏によって創立され、以前はカイルアに店舗がありました。今回オープンした新店舗では、創業以来作り続けているアロハ・エリクサーのキャンドルやスプレー、新しい商品ラインの「ハウス・オブ・インテンション」のキャンドルもすべてそろっています。これまでは、カイルアでキャンドル製作を行なっていましたが、今回は、店内奥に小規模の工場も併設したファクトリーストアになっていて、 ケオキ氏がひとつひとつ手で作っています。

キャンドルには、「Harmonious Home（調和ある家）」や「Letting Go（手放す）」、「Road Opener（道を開く）」、「Millionaire（億万長者）」などの種類があり、それぞれの目的に合わせて、厳選されたエッセンシャル・オイルをブレンドし、そのオイルと混ぜた純正大豆ワックスを、ひとつひとつ手でていねいにスタイリッシュな缶に注いで作られています。例えば、幸運、豊かさ、希望を求めたい人は、「Jupiter（木星）」のキャンドルを。パワーストーンには、ブルーゴールドストーンとブルーレースメノウが使われています。ほかにも「Road Opener（道を開く）」であれば、ゴールドストーンとアマゾナイトのパワーストーンが。

キャンドルの缶ラベルの空白部分に自分の名前と目的を書きます。火をつけるときは、最低１時間灯し続けるか、溶けたワックスが缶のフチに上がってくるまで灯し続けることがマスト。出てきたパワーストーンは、そのまま持ち続けることで、その願いが叶うとされています。

スプレーは、ポジティブな願いや目的を心の中で、または声を出して言いながら、７～11回程度吹きかけます。例えば、ムーンのスプレーは月の力を使い、女性のエネルギーを上げたり、自分自身の充電ができるものです。ほかにビジネスを繁栄させるものや、過去の傷などを解消するなどそれぞれの目的によって入っているパワーストーンも違います。

ケオキ氏は可能な限り、ハワイ産の自然な原料から、ハーブやエッセンシャル・オイルを厳選。例えば、ハワイ産ホワイト・パチョリ・ローズ浸出油を使って、サウンド・エナジー入りパワーストーンを入れて作るなど、素材にかなりこだわっています。

製造工程にも非常にこだわりがあり、とてもていねいに作られています。
キャンドルの缶の１層目のワックスが注がれたあとに、キャンドルの中央の層にパワーストーンが加えられます。さらに、パワーストーンのエネルギーを注入するために、キャンドルの周りにパワーストーンを神聖な形状に置き、高いエネルギーのポジティブなマントラ（祈りの言葉）を12時間聞かせます。
この過程は、かなりの労力を必要とし、製作工程を終えるのに３日ほどかかるのだとか！　キャンドルはワックスの層が溶けるにつれ、パワーストーンが魔法のように現れてきて、神秘的です。
キャンドルが燃えつきたあとは、このパワーストーンを捨てずに持ち続けていると、目的を達成、もしくは達成するために働きかけてくれるそうです。
ほかにも、ハワイ産のティーリーフやハワイアンソルト、スプレー用のローズマリーやベイリーフ、ラベンダーなどが使用されています。

また、サウンドボウルやスマッジスティック、インセンスや風水グッズなども扱っています。じつは、ハワイはそもそもアジア系が多いこともあるためか、風水を信じる人も多くいます。家の引越しや家具の配置などにも、風水を信じてアレンジする人も多く、とくに最近は風水のキーチェーンなどは人気があるということです。

「アロハ・エリクサー」のファンは、ハワイのみならず、全米にも多く、アメリカ全米ネットワーク「Bravo」のリアリティ番組「ミリオネア・マッチメーカー」（The Millionaire Matchmaker） のプロデューサー、ビジネスウーマンのパティ・スタンガーもアロハ・エリクサーのリピーターです。

日本にいながら、下記オンラインサイトや楽天ストアからも購入できるので、アロマキャンドルが好きな人、いま何か願いごとを叶えたい人、スピリチュアルなものや風水などが好きな人は、よかったら試してみてくださいね。

■購入できるサイト
・https://www.etsy.com/shop/ALOHAELIXIR
・https://www.etsy.com/shop/Houseofintention
・https://item.rakuten.co.jp/rumina/c/0000000175/

写真・文／堀内章子