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ペットも大切な家族! 生涯大切に育てるための「ペットにかかるお金のこと」#大人女子のマイルド貯蓄
コロナ禍で在宅の機会が増えたことで、よく見かけるようになったのがペットを飼い始めた人が増えたというニュース。まだまだ以前のように積極的に外出するような生活に戻らず、自宅にいる機会が多い状況下で、みなさんの中にもペットを飼おうか悩んでいるという人もいるのではないでしょうか。今回はペットにかかるお金について、お金の専門家の横川楓さんに教えていただきました。
Contents 目次
ペットにはお金がかかる!
当たり前のことですが、ペットにはいろいろな場面でお金がかかります。もちろんどんなペットかにもよってかかる費用は異なるとはいえ、ペットショップやブリーダーさんから買うのであればまずは決して安くはない金額を支払うことになります。ペットショップではペットローンなどを勧められる場合もありますが、ローンで支払っていかないといけないくらい余裕がないのであれば、ペットを買うことはおすすめできません。
保護猫や保護犬、保健所からの引き取りなど、購入じゃない形でペットをお迎えするという選択肢もあります。しかし、ひとり暮らし不可といったような審査がきびしい場合も多く、なかなか条件にあった出会いがない場合もあるため、きちんと事前に確認が必要です。
ペットとの生活のお金
先ほどお話しした通り、何かしらの生きものを買う場合は初期費用と、ケージやベッド、おもちゃなど、ペットと一緒に生活していくためのグッズをそろえる必要があります。犬や猫の場合はワクチン接種など、飼いたてならではの出費も。ペット自体の代金のほか、数万単位の費用がかかると思っておいたほうがいいでしょう。
また、犬や猫であれば寿命は15年、ほかの動物であっても、その子と暮らしている間は、ご飯やトイレ用品、病気になったときの病院代など、継続的に何かしらの出費があります。
保険には入るべき? ペットの一生を考えたときのお金のこと
人間と一緒で動物も、赤ちゃんのころや年をとってからは病気をしやすくなります。もちろん年齢に限らず、ふだん病気になってしまったりけがをしてしまうことだって考えられます。動物病院に行けばお医者さんにみてもらうことができますが、人間と違い動物の医療費は基本は10割すべて負担。そこでその負担を減らすためにペット保険があります。保険に入ることで動物の医療費の負担は減りますが、安くても大体月千円単位の保険料がかかります。年間でいったら数万円、ペットの一生を考えれば10万円以上になることでしょう。
手のかからない子もいるかもしれませんが、病気がちで高額な医療費がかかる子だっています。実際に暮らしてみるまで、その子がどういう人生を送るかはわかりません。ペットには飼い主しかいないのです。どんな子であっても、責任をもって生涯一緒に暮らすのが家族である人間の役目です。
とはいえ、ペットとの暮らしは、人生の中でかけがえのない時間を過ごせることになるのは間違いありません。今は金銭的に余裕がないのであれば、まずは自分のお金周りを整えるようにして、万全の状態でお迎えするようにしてくださいね。
イラスト/うつみ ちはる