占星術の世界では、「2020年12月21日の冬至を境に、200年続いた地の時代から風の時代へと移行する」と言われています。2020年は、元号が令和へと変わって2年目という意味でも、新しい時代がやってきたばかり。このような大きな時代の転換期には、今までの常識が通用しなくなったり、世界がひっくり返るような事態が起きやすくなったりするとか。そして新型コロナウイルスの影響で、世界的にさまざまなシステムが変わろうとしているのは事実です。
「混乱はより進化するためのプロセスであり、ここをどう乗り越えていくのかが、人生の豊かさに影響する」と話すのは、占い師で風水師の愛新覚羅ゆうはんさん。2021年の開運につながる風水を教えていただきました。
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大変革がいよいよ始まる! 風に逆らわず流れに身を任せること
風水師だけでなく占い師の顔も持ち、占星術にも詳しいゆうはんさん。2021年の風水の解説に入る前に、「地の時代から風の時代へ移行する」ことによる変化について、教えていただきました。
「“地の時代”は、どっしりと安定していることを象徴する、『所有』が幸せの判断基準でした。良い家、安定した仕事、安定した収入などを得ることが、幸せにつながった時代です。
一方、これから始まる“風の時代”は、理性や情報、コミュニケーションなどがテーマになります。インフルエンサーが活躍し、仕事は大企業に就職すれば安泰というものではなく、個人のスキルを生かして収入を得ることが中心に。定住する家を得るのではなく、その時々で軽やかに移動して生きる人が増えるでしょう。ほかにも、想像を遥かに超えたニュースが飛び込んでくることも。新型コロナウイ ルスの影響は、まだ序の口です。この先も、しばらくはコロナ渦の暮らしが続くでしょうし、元の生活に戻るというよりも、新しい生活スタイルへと変化していきます。
“風”というと、追い風、台風、向かい風などいろいろな種類がありますが、時代の過渡期をうまく乗り切る秘訣は、吹いてきた風に逆らわないこと。風の流れに身を任せつつも、振り回されないように自分の軸を持つことが大切です。今までの価値観や常識で物事を判断するのではなく、自分の直感や本心に耳を傾ける姿勢でいることが、大きなチャンスをつかむことにつながります」(愛新覚羅ゆうはんさん、以下同)
2021年の開運ライフスタイルは
料理や趣味などクリエイティブな時間を持つこと
開運ライフスタイルアドバイザーでもあるゆうはんさんは、風に吹き飛ばされないためには、自分軸で生きることが大切だと言います。
「不安や心配を煽る情報やニュースに動揺し、世の中の流れに振り回されてしまうと、自分を見失い、生きづらくなります。昨今の自殺報道が増えているのも、これらの兆候が出ていると感じます。とくに女性は感受性が強いので、ネガティブな感情に引っ張られないように注意してください。自分軸を太く丈夫に鍛えるには、創造力やイマジネーション、感性を磨く活動に注力することです」
具体的には、料理をする、写真を撮る、絵をかくなど、休日やちょっとした時間でできるようなことから始めるのがいいのだとか。
「これらの活動の中で、『楽しいな』『上手にできた!』というワクワクや達成感を積み重ねていくことで、自分軸はどんどん育まれていきます。このとき、インプットする行動の何倍もアウトプットをするように心がけてください。例えば、料理をしたら誰かに食べてもらい、写真を撮ったり絵を描いたりしたらSNSにアップして多くの人に見てもらうといったことです。勤勉な日本人は、インプットには力を注ぐけれど、アウトプットが苦手というタイプが多いようです。2021年は恥ずかしがらず、どんどん自分の創造したものを外に出すことを意識するのが運気を上げる鍵です」
2021年のパワーアップに貢献!
風水師オススメの開運アイテム
世の中の流れや心構えを整理できたところで、具体的な風水のアドバイスをいただきましょう。2021年は九星気学では「六白金星(ろっぱくきんせい)」の年で、2020年の「七赤金星(しちせききんせい)」から続く、“金”がテーマとなる年。
「2020年を象徴する金は、コインのような小型の金が中心でした。2021年の金は、ゴールドバーのような大きな金がテーマになります。金のジュエリー、ハイブランドのアイテム、不動産など、資産になるような高価なものが開運に関係してきます。これから価値が上がると予想されるものに投資したり、引っ越したりするのに適した年と言えますね。
私は2021年を迎えるために、オレンジとピンクのバイカラーがエネルギッシュなエルメスの手帳を買いました。暖色は陽の気を持ち、バイカラーというのもエネルギーを高めます。ほかには、鋳物、勝運のお守りも用意しています。鋳物は健康運をアップする効果が高く、成田山の勝守りは大きなパワーをもっています。2021年は大きな目標を立てて勝ち取っていくべき年なので、勝ちを願うお守りを持つといいですよ」
また、2021年のラッキーカラーは、ホワイトやアイボリー、シャンパンゴールド、イエローブラウン、シルバー。神聖なものや通気性のよいアイテムも開運グッズになるのだとか。
「さきほどお伝えした通り、ゴールドバーのような大きな金がテーマなので、高級感のあるものを身に付けるといいですね。取り入れやすいものでは、シルク製のホワイトマスク。肌にやさしく、つけ心地もよいのでオススメです。ほかには、風を味方に付ける意味で、羽根グッズもいいですね。羽根をモチーフにしたアイテムや天使グッズなどを取り入れましょう。
先の尖った石は邪気を祓うのに効果的です。また、鬼門の北東方面にトゲトゲしたパワーストーンを置くと、邪気が入ってくるのをはねのけてくれます。『水晶クラスター』『水晶ポイント』などのキーワードでネット検索をすると、数千円で購入できるものも見つかります。パワーストーンを買うならば、2021年は富と繁栄を象徴するシトリンという石がおすすめですよ」
【2021年の開運アイテム】
・大きな金を連想するアイテム
・暖色系を組み合わせたカラーのアイテム
・ホワイト、アイボリー、シャンパンゴールド、イエローブラウン、シルバーのアイテム
・鋳物
・勝運のお守り
・神聖なグッズ、羽根をモチーフにしたグッズ
・通気性のいいアイテム
・シトリンの鋭利なパワーストーン
次のページからは、間取りごとに風水のポイントを解説していただきましょう。