長いおこもり生活で、日々のメニューがマンネリ化してきている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、前回好評だったフランスで人気の家庭料理「アッシ・パルマンティエ」に続き、「キッシュ・ロレーヌ」のレシピを、本場のフランスよりお届けします! かんたんに作れるので、ぜひ試してみてくださいね♪
Contents 目次
「キッシュ・ロレーヌ」は、16世紀に生まれたフランス北東部ロレーヌ地方のタルト。このあたりは、アルザス地方同様にドイツとの国境近くにあり、歴史的にも、地理的にもドイツ文化が色濃く残っています。
「キッシュ・ロレーヌ」という料理の名前も、ドイツ語で「菓子」を「キッシュ」といい、これに由来したもの。ベーシックなレシピでは、パン生地、卵、スモーク・ベーコン、生クリームのみが使われますが、今回はFYTTE用にヘルシーにアレンジしたレシピで紹介します。
子どもにも大人にも人気で、前菜、メイン料理、どちらでいただいてもOK! 黄金色に焼けた「キッシュ・ロレーヌ」を丸いオーブン皿ごと運べば、食卓も華やかになりますね。
また、冷めてもおいしくいただけるので、細く切り分けてアペリティフ(食前酒)のおつまみにも、ピクニックのメニューにもおすすめです。
材料:4人分(1人あたり150g、200カロリー)
<直径25cmオーブン皿使用>
・タルト生地(直径約25cm)…1枚
・卵…2個
・ナチュラルヨーグルト1個…(125g)
・玉ねぎ…中1個
・スライスハム…4枚160g)
・塩、こしょう 適量
【作り方】
① 玉ねぎは薄切りに、ハムは2cmほどの正方形に切る。
② フライパンに少量のオリーブオイルをひいて、①の玉ねぎを中火で炒める。
③ ②の玉ねぎの切り端が透明になってきたあたりで、①のハム、塩、こしょうを加えて軽く炒める。
④ 卵は黄身と白身を分け、ボールに入れた白身をほぼ白くなるまで泡立てる。
⑤ 黄身のみをフォークで混ぜてから、ヨーグルトを入れ、クリーム状になるまで混ぜる。
⑥ ④に⑤を加え、均等に混ざるまで軽く混ぜる。
⑦ オーブン皿にクッキングシート、タルト生地を敷き、フォークでピケしておく(つついて小さな穴を開ける)。
⑧ ⑦に、③の具を均一になるように敷きつめ、その上に⑥をまんべんなく流し込む。
⑨ オーブンは220度に温めておき、⑧を入れ、約30~35分焼く。
⑩ おいしそうな黄金色になればでき上がり。ケーキのように放射状に切り分ける。
自宅で手軽に作れるので、フランスで人気の家庭料理をぜひ試してみてくださいね!
写真・文/Tomoko FREDERIX(知子・フレデリックス)