3密回避ができるということもあって、今最も予約が取りにくいと言われているのがグランピング施設。グランピングは通常のキャンプとは違って、自分でテントの組み立てなどを行う必要もよく、設備やサービスがホテルに泊まっているときのように充実していることから、本気のアウトドアはちょっと苦手な人でも楽しみやすいんですよね。そんなグランピングの世界をまだ体験したことがない人へ。今回は心も体も癒される、とっておきのテントに泊まれるグランピング施設をご紹介します。
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あるのは自然+αの贅沢
ご紹介するのは、東京都心から車でおよそ2時間30分。日本のすぐれた景色として日本三大奇勝に数えられる妙義山(みょうぎさん)を一望できる「妙義グリーンホテル&テラス」です。
そして、ゴルフ場とホテルに併設された「テラスサイド」が、今回ナビゲートするグランピング施設。
終日、鳥や虫の声が聞こえ、見渡す限り自然を遮るものが何もないこの場所は、時間と共に変わりゆく景色を思う存分堪能できる最高のロケーションにあります。
宿泊施設は広大な敷地にたった10室しかなく、それぞれがかなり離れているため、共有施設を利用するときを除いては、基本的にスタッフ以外と会うことがほとんどありません。
グランピングといっても最新の設備があるわけではありませんが、本格キャンプのときのような不便さはなく、ストレスフリーで過ごせる空間になっているのです。
限定2室のラグジュアリーテント
全10室ある宿泊施設のなかで、室内から妙義山を眺めることができる、限定2室のラグジュアリーテントは、ドーム型でシングルベッドが4台入った広々としたテントです。
スタンダードテントとの違いは、天体望遠鏡等備品の充実度とお部屋のアメニティの数々、抜群の景観、夕食メニュー、そして天候が悪いときにも足もとが汚れないようになっているダイニングスペース。
テント内のドレッサーに置いてある、ラグジュアリーテントにしかない「メゾンマルジェラ・アメニティセット」には、誰もがテンションが上がるに違いありません。
着いた瞬間からオールインクルーシブ
そうそう! 忘れてならないのが、ここのバーシステム。
チェックインした瞬間から、フロントのある共有施設にあるバーにある飲みものは飲み放題のオールインクルーシブになっているんです。ソフトドリンクだけでなく、ビールやワインなどアルコールも飲み放題! 現在は、新型コロナウイルス感染拡大の影響のため、共有施設での飲食はNGなので、泊まっている専有スペースのみでしか飲めませんが、ラグジュアリーテントならテント内もダイニングスペースも最高のロケーションで夕日を眺めながら、最高の1杯を飲むことができます。
そして、お部屋の冷蔵庫にある飲みものも飲み放題! 通常は別料金のビールやワインも、ラグジュアリーテントに宿泊すると、一部が冷蔵庫に入っていて、もともとの宿泊料金に含まれています。
温泉もあり! 送迎もしてくれます
いつでも利用できる清潔感のあるシャワールームのほかに、隣接ホテル内の天然温泉も朝晩利用可能。美人の湯と言われる「炭酸水素塩泉」は、肌にまとわりつくようなトロリとした肌ざわりがして、ナトリウムイオンが海水の10倍と強く、美容のためにもぜひ入っておきたい温泉です。ちなみに、夜は19時半から21時半まで、ホテルの車で送迎してくれるという、とってもありがたいサービスもあるんですよ。
後編では、旅の醍醐味である食事をメインに魅力をご紹介します。
文/高田空人衣