香港人だけでなく、駐在員家庭にも一家にひとつあるのが「京都念慈(キントニンジョムKing To Nin Jiom)」のシロップとのど飴。ここでいう「京都」とは「北京」を意味し、これは清の時代に北京で作られた漢方薬を伝承していることに由来しています。京都念慈菴は1946 年に香港で設立され、その後台湾にも工場ができ、台湾土産としても知られています。50年以上20種類以上の天然素材が入った京都念慈菴枇杷膏(シロップタイプ)を販売し、手軽に食べやすいのど飴も開発されました。どちらも自分用、お土産用にもおすすめです。
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■のど飴は2タイプ、味は6種類
のどの痛みにいいというハーブ入りキャンディー。パッケージからして効きそうな感じが漂っています。味はオリジナル、タンジェリンレモン、レモングラス、アップルロンガン、スーパーミント、ウメの6種類から選べます。好みによりますが、お土産としては「杏仁豆腐のような味」と日本人に表現されているオリジナルかタンジェリンレモンが無難。お店によって値段は若干違いますが缶入りは60gの24粒入りで(16.50香港ドル約230円)。袋入りは20g8粒入り(5.9香港ドル約85円)がありますが、どちらもコンパクトにスーツケースに入るサイズなのでバラマキ用にも最適。
■京都念慈菴川貝枇杷膏(のどシロップ)
こののどシロップができたのは、その昔、清の時代に母親想いの楊謹が、母親の病気を治すため山を越え川を渡って葉先生という名医のところまで行き、いろんな漢方を混ぜた薬を処方してもらいました。母親の病気は無事治り、そこから広まったそう。ロゴをよく見てみるとお母さんとお医者さんの絵がありますね。
シロップに入っているハーブ類はパッケージに記載されています。瓶タイプとスティックタイプがあり、家に置いておくのは瓶、持ち歩くのはスティックと使い分けると便利。瓶タイプは300ml(53.3香港ドル約760円)と150ml(44.30香港ドル約630円)、スティックタイプは一箱15mlの10袋入りで(45.5香港ドル約650円)です。飲み方はそのままでも飲めますが、ドロドロしていて飲みにくいようだったらお湯を入れて飲むこともできます。瓶を開けたあとは冷蔵庫で保存します。
■どこで買える?
香港内のスーパーマーケットやコンビニ、ワトソンズやマニングスで売っています。香港国際空港内にあるコンビニやマニングスでも買えるので、空港でお土産の買い忘れをしたときにも使えます。喉シロップの瓶は100mlなので、預ける荷物の中に入れましょう。
文・写真/りんみゆき、ホリ・コミュニケーション