インターネット環境の拡大やスマートフォンの普及によって、仕事中やそれ以外の時間もメールやチャットに追われ、どんどんマルチタスク化は進行しています。そのような状況では、生産性や創造性の要となる集中力は低下していく一方です。そんな中、音楽が集中力を向上させるのでは?と音楽の持つ力に着目した「仕事でのデジタルツールの影響及び音楽に対する意識調査」をウォンテッドリー株式会社が実施しました。
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メールやチャットに追われた環境下では約7割が仕事に集中できないと感じている
インターネットやWi-Fiが普及した現代に「電話/メール/チャットツールなどで仕事が中断させられ、集中して仕事ができないと感じたことはありますか?」という質問に対し、全体の67.6%の人が「集中して仕事ができない」と回答しました。これは、生産性を高めるためのツールとして導入されたITツールが、期待に反してビジネスパーソンに強いストレスを与えていると考えられます。そんな中、「音楽を聴きながら仕事をすることに賛成ですか?」という質問に対しては、全体の70.6%が賛成と回答したことから、音楽が仕事の集中力を高めるツールとして効果的なのでは?と期待できます。では、どんな音楽が仕事中には最適なのでしょうか?
モチベーション別に聴きたい音楽は違う!? ネガティブなときはミスチルが人気!
なかなか集中できないときや、やりたくない仕事を始めるときなど、ネガティブな気持ちを払拭したい場合には全体的に「懐メロ」を聴きたいと考えている人が多いようです。そんな中でも人気のジャンルは邦楽、アーティストではMr. Childrenがいちばん人気でした。さらに、仕事のクオリティを上げたいとき、新しいアイデアを考えているときなど、ポジティブな気持ちをさらに高めたいときに聴きたいのは洋楽やクラシック、ジャズと答える人が多く、クラシックの中でもモーツァルトが人気でした。さらに、年齢別に作業用のBGMとして人気なのは、20代ではあいみょん、30代40代ではMr. Childrenという結果となりました。
仕事の集中力を高める音楽の可能性に着目した「ENERGY MUSIC PROJECT」では、聴けば仕事に集中しやすくなる音楽”ENERGY MUSIC”の開発を進行中。m-floを中心に、集中力研究の第1人者である井上一鷹氏、集中力に寄与する音響研究の第1人者であるKPC榎本誠也氏がタッグを組み、集中力を高める作業用BGMが制作される予定です。仕事の環境がマルチタスクの影響で雑然とする中、音楽を聴きながら仕事をするスタイルも、働き方改革の一環として有効かもしれませんね。ぜひ、検討してみてはいかがでしょう?
文/ゆうこ