アプリを使っておつりを自動的に貯金

貯金は習慣づけするまでがなかなか大変なもの。「結婚のため」「老後のため」という大きな目標を決めても、続かなくなってしまっては意味がありません。まずは超小額からでも、無理をせずに気軽に貯められる金額から習慣をつけることがなにより大切です。

そこでおすすめなのが、おつりを自動的に貯金できる２つのアプリです。

「バンクにしらたま」

こちらは家計簿アプリの「マネーフォワードME」と連携をさせることで、クレジットカードを利用して買いものをすると、設定したルールに基づいておつり分を貯金してくれるというもの。
最初に、100円、500円、1000円で金額ルールを設定することで、例えば、500円設定の人が350円のコーヒーを買うと、500－350＝150円が専用口座に自動的に貯金されるのです。
※500円設定の人が、700円の買いものをした場合は、500×２＝1000円から700円分を支払ったおつり200円が自動的に貯金されます。
また、一定額を一定のタイミングで積み立てるつみたて貯金もすることができます。

「finbee」

こちらは、目標金額がざっくりでもある人におすすめのアプリ。目標金額に合わせて貯金ルールを決めますが、「しらたま」と同様の積み立て貯金とおつり貯金だけでなく、歩数で貯金や特定の場所へ行ったら貯金できるチェックイン貯金など、アプリ内でいろいろな方法を使って貯めることができます。また、カップルや家族、友人同士でシェア貯金もできるので、友だち同士で旅行費用を貯めたり、貯金が苦手なカップルや夫婦の貯蓄にもおすすめです。

QRコード決済やモバイル電子マネーもクレジットカードと連携されているものがほとんどですし、そういったものを利用しながらおつり貯金を設定することで、お金を使うタイミングで知らないうちに貯金もすることができるんです。

お金を貯めておく最適な場所は「家」!?

今はコンビニにATMがあり、365日24時間、自由にお金が引き出せる便利な時代です。銀行口座間の振り込みもアプリやインターネット上でできてしまうのでいくらでもアクセスはできてしまうため、いくら銀行口座に貯金をしても、すぐに引き出してしまっては貯まるはずがありません！

何かと忙しいミレニアル世代は、じつは家にいない時間が多く、つまり、家に置いてあるお金を使う機会はあまりないのです。高額を家においておくのは心配ですが、つい口座から引き出してしまって貯金がうまくできない…という人は、まったく使わないお金として家の奥のほうにしまっておいて、手をつけないお金を作っておくのもおすすめです。家においておくのは不安、現金でも使ってしまうかもという人はキャッシュカードも持ち歩かないし手をつけない口座を貯金用にひとつ作っておくのもいいですよ。ただし絶対使わないこと。

家計簿アプリで使用額を見直して

自分のお金の使い方を知るために有効なのは、やっぱり家計簿です。でも、ズボラ女子に紙の家計簿はハードルが高すぎる！　そこで、試してみて欲しいのは家計簿アプリ。

おすすめなのは「マネーフォワードME」です。

クレジットカードと銀行口座を連携させれば、銀行の残高やカードの利用状況がわかりやすく、レシートも撮影すれば現金の支出も一緒に管理できます。毎月何にいくら使っているのかがひとめでわかり、お金の管理をするのにとても役立ちます。
家計簿アプリは、わざわざ何かを書き込んだりまとまった時間を作る必要がほとんどなく、通勤時間や空き時間にスマホで自分のお金の状況を把握できて、とても便利です。ほかにもいろいろな家計簿アプリがあるので、見た目のかわいさや使いやすさなど自分に合った続けられそうなものを選んで、ぜひはじめてみてください。

お金の管理も貯金もアプリで楽してしっかりお金と向き合っていきましょう。

イラスト／うつみ ちはる　取材・文／浜田 彩