「SDGs」とは、地球環境の保護や貧困対策といった、社会全体の問題の解決を目指すための国際的な目標のこと。最近注目される機会が急激に増えてきた、このSDGsという視点を生かしたモノ選びが、いま求められています。
企業が行うのは、SDGsに則した商品の販売だけではありません。環境保護などにも取り組む、我々にもお馴染みのメーカー10社の活動を紹介しましょう。
Contents 目次
1.Apple
リサイクルから女性リーダー育成まで幅広い取り組みを実施
2019年4月から全世界へとリサイクルプログラムを拡大。リサイクル作業ロボットの導入強化などが行われました。また、2019年9月に発売された新iPadでは、iPadシリーズ史上初めて、100%再生アルミニウム筐体が採用されています。
2.パナソニック
「エコ」に徹底して取り組む家電リサイクル工場
家電リサイクル工場「パナソニック エコテクノロジーセンター」は、全調達電力で100%再生可能エネルギー由来電力への切り替えを実現。省エネ推進などと併せ、「CO2排出の実質ゼロ」を達成しています。
3.アスクル
途上国への学用品寄贈や寄付つき商品の販売を実施
同社スタッフが返品されたコピー用紙を使ってノートを手作りし、国際NGOなどを通じて開発途上国の子どもたちへ寄贈する「ノートづくりの会」を実施。2013年以降、毎年100〜1000冊のノートが作成され、贈られているといいます。
4.ファーストリテイリング
不要になった商品の回収・再生に加え、製造もエコに配慮
ファーストリテイリングの言わずと知れたアパレルブランド、ユニクロは、不要になったダウン商品を店舗で回収。再生工場で仕分け・洗浄してダウンを再生し、新しい商品の一部に再利用する「ダウンリサイクル」を実施。回収は全ダウン商品が対象です。
5.良品計画
端材の有効利用から「募金券」まで幅広く展開
国産杉を使用したオフィス向け家具を開発・販売します。通常は割り箸や燃料となることが多い建材の余り材をパネル状に加工し、家具の材料として活用。ほかにも「100の良いこと」として様々な活動を実施中です。
6.サントリー
水を扱うメーカーだからこそ、水を守る活動を実施
「工場でくみ上げる地下水より多くの水を生み出す森を育む」をテーマに、2003年から森林整備活動を行います。活動先である「天然水の森」は、全国21か所、総面積約1万2000ヘクタールにおよびます。
続いての4社は、いずれも外食の大手チェーン。マイクロプラスチックによる環境汚染への象徴的な解決策として近年、大きな話題となったプラスチックストローの廃絶運動です。
脱・プラストローの動きも加速中!
海洋プラスチックが海の生物にもたらす悪影響などがニュースで取り上げられる機会が増え、プラスチックの使用量を削減する取り組みに注目が集まっています。ドリンク用としてプラストローを提供していた外食系企業でも、ほかの素材への置き換えなどが進んでいます。
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大手チェーンが続々と取り組みを実施
・スターバックスコーヒー
2020年末までに全世界のスターバックスでプラスチック製のストローを全廃することを発表。また、日本創業時からタンブラーを販売し、プラスチックカップの削減をすすめてきました。
・すかいらーくグループ
2018年12月から順次プラスチックストローを廃止。2019年7月末にグループ全店での廃止が完了しました。希望者にはトウモロコシが原料で生分解性の「バイオマスストロー」を提供しています。
・大戸屋
ドリンクバーへのプラスチック製ストローの設置を国内全店で2018年3月末に廃止。希望があった場合のみ、環境への負荷が小さい生分解性素材を使ったストローを提供しています。
・ワタミ
グループ店舗のうち、「和民」と「坐・和民」全店でソフトドリンクなどに付けるプラスチックストローを廃止。竹の食物繊維などが原材料の「竹ストロー」を希望者に提供しています。
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