使うのは自分のこぶしだけ、誰でも今すぐにできるお手軽ダイエット「こぶしカッサ」。テレビで活躍する女優やモデルたちも撮影前に取り入れているだけあって、その即効性は折り紙付きです。今回は、「こぶしカッサ」の基本のやり方について、代官山山口整骨院の院長・山口良純さんの著書『やせるこぶしカッサ』から写真付きでご説明します。
Contents 目次
まずほぐしたいのは「お尻」「お腹」「太もも」!
「こぶしカッサ」とは、こぶしを使って筋肉のこりをほぐし、基礎代謝を上げていくダイエット法のこと。特別な道具は何も必要なく、やり方もとっても簡単なので、多くの女性たちに支持されているメソッドです。
体の中で特にこりやすい場所は、大きな筋肉があるところ。具体的には「お尻」「お腹」「太もも」です。これらの部分をしっかり刺激して、全身の血流をよくしておくだけで、体がスッキリして基礎代謝がぐんとアップします。
そのうえで、悩みがある部位にこぶしカッサをすると、効果を最大限に引き出すことができます。
それでは早速、基本のこぶしカッサにチャレンジしてみましょう。
※「お尻」のやり方に関しては、こちらの記事をチェックしてくださいね。
「わき腹」を伸ばして姿勢を整える
【姿勢】
体を傾けて、ほぐす側のわき腹を伸ばす
【刺激する場所】
ろっ骨下から骨盤の間のわき腹ライン。
【やり方】
わきの下のろっ骨下部分にこぶしを当てて、親指以外の指の関節を下(骨盤方向)へ軽く圧をかけながらスライドさせる。左右10回ずつ。
スマホをのぞき込んだりしていると前かがみの状態が続きますよね。そうすると、わき腹の筋肉が縮み、緊張状態になってしまいます。そこで、こぶしカッサでしっかりほぐすことで姿勢がよくなり、呼吸もしやすくなりますよ。
パツパツの「太もも外側」にしっかりアプローチ!
【姿勢】
イスに座り、脚を伸ばした状態で行う。
【刺激する場所】
脚のつけ根からひざ上まで、太ももの外側。
【やり方】
脚のつけ根外側にこぶしを添えて、親指以外の指の関節でやや圧をかけながら、ひざの外側手前まで下ろす。左右10回ずつくり返す。
間違った姿勢や歩き方が習慣化してしまうと、太ももの外側に過度な負担がかかってしまいます。少し触っただけで「かたい!」と感じる人もいるのでは。パツパツに張ってしまい太くなった状態の太もも外側を、しっかりほぐしてやわらかくしましょう。
より的確にこりにアプローチするためのコツ&注意点
こぶしカッサは、こぶしを使ってさまざまな部位に圧をかけるほかに、指でつまみながら揺すってほぐす動作もプラスすると、筋膜を筋肉からはがすことができるので、うまく取り入れてみましょう。
洋服の上からこぶしカッサを行う場合は、こぶしだと服との摩擦で皮膚に負担をかけることがあるので、手首側の部分を使うことをおすすめします。
また、筋肉がたくさんある下半身のほうが、熱をたくさんつくってパワフルに代謝でき、やせやすい体に近づけます。そのためには、とにかく下半身を普段から動かすと◎。小さな動きでも十分OKなので、日常生活の中で意識してこまめに脚やお尻を動かすと、こぶしカッサの効果もぐっと上がりますよ。
まずは今回ご紹介した基本のこぶしカッサを覚えて、習慣づけるところから始めてみましょう。そのうえで、さらにやせる体になるために、次回はお悩み別こぶしカッサのやり方をご紹介します。
▼もっとこぶしカッサについて知りたい人は!
『やせるこぶしカッサ』(学研プラス)
文/水谷 花楓