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    ニューヨーク・ファッション・ウィーク史上初!トランスジェンダーのデザイナーによるコレクションをレポート            

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ニューヨーク・ファッション・ウィークのランウェイ

ファッションに敏感なフィッテの読者の皆さんは、毎年マンハッタンで開催されるニューヨーク・ファッション・ウィークもチェックしているかもしれません。
今年2月に開催されたニューヨーク・ファッション・ウィークでは、史上初となる“心と体の性が一致しない”トランスジェンダーのデザイナーのピエール・デイビスさんが初日にランウェイデビューを果たしました。
(トップ画像は『© pierrehommes ピエール・デイビス インスタグラム画像』ニューヨーク・ファッション・ウィークより)


トランスジェンダーのデザイナー、ピエール・デイビスさんとは

コレクションの様子

写真は『© pierrehommes ピエール・デイビス インスタグラム画像』ニューヨーク・ファッション・ウィークより

ニューヨーク・ファッション・ウィークはちなみに、パリ、ミラノ、ロンドンとならぶ4大ファッションコレクションのひとつで、2月に秋冬コレクション、9月に翌年の春夏コレクションを披露しています。

この2月のコレクションでは史上初のトピックスが!
“心と体の性が一致しない”トランスジェンダーのデザイナーのピエール・デイビスさんが初日にランウェイデビュー。

デイビスさんのブランドは2015年にロサンゼルスで立ち上げて間もない「ノーセッソ」。ノーセッソとはイタリア語で「無性別、ジェンダーの無い」という意味で、その名の通り性別にこだわらないデザインで、誇張したシルエットや、素肌を大胆に露出するカットなどを生かしながらも、体型にもこだわらないデザインが特徴的なブランドです。

今回のニューヨーク・ファッション・ウィークのコレクションでは、『ノーセッソ(性に捉われない)』な働く女性からアイディアを得て、仕事場に着ていく、楽しい服作りをコンセプトにしたそう。

ピエール・デイビスさんはアーティストでもあり、「ノーセッソ」の服をデザインし、ほぼ手作りで服を制作します。「ノーセッソ」の服は複雑なつくりなので、どう着たらいいのかとよく尋ねられるそうですが、そこに正解は存在しないそう。「ノーセッソ」は誰が着ても、どう着てもいい、ジェンダーを超えた自由なブランドだからです。
デイビスさん曰く「いろんな着方ができる服がいっぱいあるの。だからどうやって着たっていいのよ。服の着方はひとつしかないって、いったい誰が決めたの?」

デイビスさんの服作りへの想いとファッションの考え方

カラフルな色みの衣装

写真は『© pierrehommes ピエール・デイビス インスタグラム画像』ニューヨーク・ファッション・ウィークより

もともと彼女が服づくりを始めたのは、ごく個人的な欲求から生まれたものでした。「最初は自分自身のために服をつくっていた」と彼女は言います。「自分と通じ合う服がほしかったからね。お金を払ってでも欲しいと心から思えるものを見つけるのは、すごく大変なことなのよ」と。

これまでジェンダーレスファッションを探求してきた多くのデザイナーたちが、色みを抑え、ミニマルなデザインの服を作り出してきていました。ところがそれとは対照的に、デイビスさんが作り出す“ジェンダーにとらわれない世界”ビジョンは、『楽観的な気分に満ち溢れている』と、このコレクションではっきりと証明されました。

そして、ファッション業界で長い間存在を軽視されていた黒い肌や褐色の肌の人々、トランスジェンダーな人々にとっての“着こなしやすさ”“着やすさ”こそが、デイビスさんのブランドのグローバルなビジョンの核なのです。 その“着こなしやすさ”こそ「自分の存在を認め、取り上げてほしいと願う、同じ志をもったアーティストたちにとってのプラットフォーム」だとデイビスさんは語っています。

初日にランウェイデビューを果たしたピエール・デイビスさんは、「デザイナーやモデルを含めファッション業界の誰もが求めていたことが実現した」と誇らしげに悦びを語りました。

デイビスさん

『©pierrehommes ピエール・デイビス インスタグラム画像』ピエール・デイビスさん近影

*ノー セッソの服は、https://nosesso.net/ で購入可能です

写真・文/田中史子、ホリ・コミュニケーション

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