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腕の筋肉に力を入れて両手を上げる女性

週1回のプチ断食と簡単な運動を組み合わせる医師・青木厚先生の内臓リセット法。オートファジーが体を細胞レベルで若返らせ、肥満や健康リスクを解消してくれます。しかし、前回お伝えしたように筋肉量が低下するとさまざまな不調が現れます。今回は、青木先生の著書『弱った体を修復する内臓リセット健康法』(アスコム)から、コロナ禍でのダイエットの留意点について見ていきましょう。

監修
青木 厚

筋肉量の低下に注意

ダンベルを持つ女性の手

プチ断食と簡単な運動を組み合わせる青木厚先生の内臓リセット法。青木先生のクリニックでも指導されている方法です。

プチ断食と簡単な運動のうちどちらかというと、オートファジー(細胞が自分自身を食べ、新しく生まれ変わるシステム)にスイッチを入れるプチ断食を重要視したいのですが、コロナ禍では運動不足の人が増えているため、筋肉量の低下にも気を配ってダイエットする必要があります。

「私たちは日常生活のなかで知らず知らずのうちに体を動かしています。通勤や買い物のために歩いたり、自転車に乗ったり、ふだん運動らしい運動をしてない人でも、毎日出かけたり、ときには旅に出かけたりすることで筋肉を動かし、筋肉に刺激を与えているのです」(青木先生)

ところが、テレワークに切り替えた社員の1日の平均歩数は、それまでに比べて29%減っており、なかには70%減少している人もいるという研究結果もあります。

2020年4月以降、アプリの歩数計の数値が極端に減ったという人も多いのではないでしょうか。運動量の低下はコロナ太りの原因になっていますが、体力が落ち疲れやすくなるだけでなく、自律神経が乱れ、うつや不眠の原因になります。また血流が悪くなり体が冷えやすくなることで、免疫力の低下も懸念されています。

「運動量の低下は心身にさまざまな影響をもたらします。テレワークの定着などによってこのまま人々が外出する機会が減り、運動不足傾向が続けば、心身の不調を訴えたり、病気にかかったりする人は、ますます増えていくのではないかと思います」

深い呼吸で免疫力アップ

深呼吸する女性

運動量が減ることで呼吸も浅くなります。もともと現代人はデスクワークやスマホ操作などにより胸部が圧迫され、呼吸筋を十分に動かすことができずに、呼吸が浅くなっています。そしてコロナ禍のストレスも浅い呼吸の原因に。

「ストレスを抱え、交感神経が優位の状態だと、吸うことがメインの呼吸となり(副交感神経が優位の状態だと、吐くことがメインの呼吸になります)、体のなかの空気を吐き出し切れず、新たに吸える空気の量が減ってしまうのです」

浅い呼吸も体にさまざまなダメージを与えます。体の細胞が酸素不足に陥るだけでなく、「脳の神経細胞は、ふつうの筋肉細胞の約20倍の酸素を必要するといわれており、浅い呼吸による酸素不足の影響を強く受けることになります」と青木先生。

そのため不安やストレスをより感じやすくなってしまうことに。また浅い呼吸は自律神経にも影響します。免疫力は副交感神経優位の状態で正常にかつ活発に働くため、免疫力も低下します。

特にコロナ禍では深い呼吸を意識的に行ってみましょう。

「オススメはおへそから指3〜4本分下がったあたりにあるツボ、“丹田”を意識して深い呼吸をする丹田呼吸です。自律神経のバランスが整い、血流や内臓の働きがよくなって、免疫力がアップします。新陳代謝も活性化し、体のさまざまな不調が改善されるでしょう」

増えてしまった体重のリセットには、前回お伝えしたようなプチ断食+簡単な運動と深い呼吸も合わせて行うと、免疫力を維持しながら一時的に増えた内臓脂肪を落とすことができます。ダイエット中に風邪をひきやすいという人も、ぜひ、意識してみましょう。

参考書籍

『がんを克服した糖尿病医が考案! 弱った体を修復する内臓リセット健康法』(アスコム)

文/庄司真紀

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青木 厚

青木 厚

医学博士。あおき内科 さいたま糖尿病クリニック院長。自治医科大学附属さいたま医療センター内分泌代謝科などを経て、2015年、青木内科・リハビリテーション科(2019年に現名称に)を開設。糖尿病、高血圧、高脂血症、生活習慣病が専門。糖尿病患者の治療に本書の食事術をとり入れ、インスリン離悦やクスリを使わない治療に成功するなど成果を挙げている。自身も40歳のときに舌がんを患うも完治。食事療法を実践してがんの再発を防いでいる。ライザップの医療監修ほか、「行列のできる法律相談所」(日本テレビ)、「直撃!コロシアム!ズバッとTV」(TBS)などメディア出演多数。

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