良質なたんぱく質をとることができ、健康にも環境問題にも寄与する大豆ミート。最近は商品数もぐっと増えて、スーパーでもさまざまな種類のものが買えるようになりましたね。大豆ミートは、乾燥したものとそのまま使えるものがありますが、無印良品から登場したのは、シンプルな味がついたレトルトで、そのまま料理に使えるタイプ。今回は、薄切りとひき肉の2種類を使ってみました。
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肉のようなジューシー食感
薄切りタイプは、炒め物などに使えるタイプで、野菜炒めやしょうが焼き、回鍋肉などの料理で用いることができます。
大豆たんぱくのほか、しょうゆと酵母エキスで下味がついていて、封を切って、そのままフライパンに投入できる便利な品物です。
驚いたのがその肉厚感。本当のお肉のようなぷにっとした食感があり、見た目もそのままのお肉です。下味にしょうゆが用いられていますが、色づけする意味もありそうです。まるでお肉のような形や色で、これまで食べたことのある、薄切りタイプの大豆肉とはまったく違うものでした。
野菜炒めを作ってみましたが、下味はそれほど強くなく、大豆のおいしさも味わえます。どちらかというと従来品は“油揚げ”のようなイメージでしたが、確実にお肉に近づいていると思いました。
お肉に下味がついていても、ほのかな味わいなので、にんにくやしょうがでさらに下ごしらえしてもおいしそうです。
使い勝手がよいひき肉風
ひき肉タイプは麻婆豆腐やミートソース、キーマカレー、担々麵など、ひき肉を使う料理全般に使えます。
薄切りと同じような味つけで、原材料は、大豆たんぱくのほか、しょうゆ、植物油脂、清酒、酵母エキスとなっています。封を開けると、ひき肉タイプの大豆ミートが入っていて、見た目はひき割り納豆のよう。
今回はキーマカレーを作ってみました。大豆由来のおいしさが料理にうま味を添えます。食感もお肉そのものです。下味もまろやかで、料理の味を邪魔しません。
レトルトは割高になってしまいますが、乾燥のものに下味をつけると時間がかかるので、これはとても手軽に感じられました。たんぱく質があると食事の満足感が持続しますし、脂質を抑えたいときにもオススメです。
大豆ミート 薄切りタイプ 80g(2~3人前) 税込290円
大豆ミート ひき肉タイプ 80g(2~3人前) 税込290円
文・写真/庄司真紀