Ａ 起床後（朝食前）○

ナイスチョイス!

朝は栄養が不足しがちなので、補う意味でgood
朝、目覚めた状態というのは、その前の食事（前日の夕食）から時間がかなりあいているため、栄養不足になっています。それを補うためにプロテインドリンクをとるのはいいと思います。また、朝食は、パンとサラダだけ、パンと果物だけなど、たんぱく質不足になる人も多いので、それをドリンクでフォローするのはよいと思います。
ただ、プロテインドリンクは運動直後に飲むことを想定しているため、糖質も入っています。朝食でパンなどを食べているのであれば、その糖分はいらないはず。だからといって、パンをやめてプロテインドリンクだけにしてしまうとビタミンが不足することに。どちらの場合でも野菜は食べるようにしましょう。

Ｂ 朝食と昼食の間

まあまあチョイス!

甘いものを食べるのなら、プロテインドリンクもあり
午前中にとるのはベストなタイミングとはいえませんが、朝食がパンだけだったという場合などは、たんぱく質不足でお腹が空くことも。そんなとき、おやつとして甘いものを食べるくらいなら、プロテインドリンクのほうがいいでしょう。

Ｃ 夕食といっしょに

バッドチョイス!

たんぱく質、カロリーともにオーバーになる危険大！
夕食でたんぱく質をとらない人はあまりいないでしょう。ごはんなど糖質をとる場合も多いので、それに加えてプロテインドリンクもとると、カロリー、たんぱく質ともにオーバーすることに。たんぱく質をとりすぎると、体内に脂肪として蓄えられてしまうので、夕食といっしょにとるのはやめましょう。夕食の代わりにとるというのはありです。

Ｄ 寝る前

ナイスチョイス!

筋肉量アップに効果的
睡眠中には成長ホルモンが分泌され、たんぱく質の吸収を促します。つまり、寝る前にたんぱく質をとっておくと、美肌や筋肉量アップなど効果が期待できます。飲むときは寝る直前ではなく、少なくとも２時間〜30分前の間にしましょう。

【プロテインドリンクをとるポイント】
まず、多くのプロテインドリンクは、日常生活での栄養補助剤ではなく、運動直後の栄養補助剤として作られているということを覚えておきましょう。ですから、食事でたんぱく質がとれているなら基本的に必要はなく、ごはん、おやつ感覚でとるのはオススメしません。
日常生活でとり入れるなら、たんぱく質が不足しがちな朝食や、筋肉量アップにつながる就寝前が○。肉が食べられない人も利用する価値はあるでしょう。
飲むときに、豆乳や牛乳で割る方も多いのですが、そうなるとカフェオレを飲んでいるのとほぼ同じカロリーに！　また、飲みにくい場合は、入れる粉末プロテインの量を半分程度に減らすのもよいと思います。

取材・文／野上 郁子　　イラスト／たなか のりこ