季節を問わず、香りや食感で幸せな気分を与えてくれるパン。パンが大好き!という人も多いのではないでしょうか。今回の“ダイエットに役立つ栄養クイズ”では、パン作りに欠かせないイースト菌の話や、最近流行りのマリトッツォの話題など、パン、パン、パン!のクイズで攻めていきますよ~。
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【問題】
パンを作る際には、「イースト」が欠かせません。イーストの働きをよくしてくれる食材は、次のうちどれ?
□塩
□砂糖
□バター
□オリーブ油
正解は…………?
「砂糖」です
イーストは生きものですので、イーストの活動が活発になるためにはエサが必要になります。上記の中では、砂糖がその役割を果たしています。砂糖は、パン生地に甘味をつける以外にイーストの栄養になってパンをふくらませたり、こんがりした焼き色をつけたり、生地の乾燥を防ぎ、しっとりさせたりするなどの効果があります。
パンは「イースト」を発酵させて作ります。発酵に適している温度は、次のうちどれ?
□7~12℃
□15~20℃
□28~32℃
□45~50℃
「28~32℃」です
イーストとは、パン酵母のことを言い、パン作りには欠かせない材料です。パンのボリュームが出て、もっちりふわふわな生地になるのはイーストが発酵するからです。発酵には28~32度の温度と、70~80%の湿度が最適です。温度が60℃以上になるとイーストは完全に死滅してしまいます。パンは繊細な環境からでき上がっているのですね。
一般的に売られているパンには塩が入っています。小麦粉の量に対して、どのぐらいの割合で配合されていると思う?
□1~2%
□4~5%
□8~9%
□11~12%
「1~2%」です
パン作りには、「塩」も大事な材料のひとつです。パンが焼けたときのおいしそうな風味にも関わっていますし、小麦粉のたんぱく質であるグルテンのコシを強くする働きがあるため、パンの弾力にも関係があります。使用する量は小麦粉の量に対して、1~2%ほどと少量ですが、入っていないと全然違う内容の生地になってしまいますので、手作りの際は入れ忘れがないように注意しましょう。
ヘルシーなイメージの「ベーグル」。ほかのパンの作り方と違うポイントは、次のうちどれ?
□全卵ではなく卵白を使用
□植物性の油のみを使用
□発酵した生地をゆでる
□発酵時間を長くとる
「発酵した生地をゆでる」です
生地をこねて発酵を終えたあとに、「ゆでる」という作業を行うのが「ベーグル」の特徴です。ゆでることで、モチモチとして、ずっしりとした食感となり、食べ応えのある生地に仕上がります。基本的には卵や油脂類も使用していないのでヘルシーです。ちなみに「ゆでる」という工程にもポイントがあります。例えばあまり長い時間ゆでると、表面がシワシワになり、焼いたときに表面がプックリと張らずにデコボコした状態になります。パン作りは細かな工程までていねいに行う必要があります。
最近よく見かける「マリトッツォ」というパンの発祥国は、どこだと思う?
□イタリア
□フランス
□イギリス
□ギリシャ
「イタリア」です
最近、パン屋さんはもちろんのこと、専門店ができたり、コンビニで扱っていたりもする、「マリトッツォ」という人気のパンがあります。イタリアが発祥で、“夫=マリート”を意味するそう。女性が男性(夫)から受けとるお菓子として広まったようですが、諸説あるようです。ブリオッシュ生地にたっぷりの生クリームが入っていて、コロンとした形のインスタ映えする見た目が、人気の理由のひとつだといえそうです。