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牛肉は料理に合わせて部位を使い分け!おいしくて人気のレシピを紹介

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牛肉を使った鍋料理の画像

牛肉は人気の食材ですが、脂肪が多くカロリーが高いイメージを持つ人も多くみられます。ただ、牛肉は健康維持に役立つ栄養成分が豊富です。ダイエットや美容効果も期待できます。部位ごとに異なる牛肉の特徴を知り、食生活に取り入れていきましょう。

監修 : 大越 郷子 (管理栄養士)

管理栄養士、フードコーディネーター。服部栄養専門学校卒業後、病院栄養士を経て現在に至る。雑誌や書籍を中心としたダイエット・健康・美容などの栄養指導など幅広く活躍。体によくておいしいレシピに定評がある。

Contents 目次

教えて!牛肉の豊富な栄養

まな板の上に5種類の牛肉が置いてある画像

牛肉にはたんぱく質が豊富です。体の中で生成できない必須アミノ酸がバランスよく入っているため、体づくりに適した食材といえます。

鉄分には植物性と動物性がありますが、人間にとっては動物性のほうが吸収がよいといわれています。牛肉には動物性鉄分のヘム鉄が多く含まれているため、鉄分不足の女性は積極的に補給しましょう。鉄分を取り入れることで酸素が全身に行き渡り、疲れにくくなります。

また、牛肉にはビタミンB群が含まれています。その中のビタミンB2は皮膚や粘膜の健康を助け、3大栄養素をエネルギーに変換します。代謝を促進するため、ダイエット中にうれしい栄養素です。

牛肉の効果効能

牛肉は風邪予防や疲労回復に役立ちます。これは、牛肉に含まれる豊富なたんぱく質や必須アミノ酸の効果です。牛肉の必須アミノ酸は植物性のものよりも吸収がよいため、効率的に摂取できます。加熱しても壊れず、体に取り入れられるのもメリットです。

また、牛肉には美肌効果もあるといわれています。皮膚や粘膜の健康にかかわるビタミンB2が含まれているためです。ビタミンB2を摂取すると肌荒れや脂性肌、口内炎、目の充血などの改善が期待できます。また、新陳代謝をうながすため髪や爪、肌の成長も促進してくれます。

ほかにも、牛肉内のヘム鉄がヘモグロビンを作り出し、貧血防止やバテにくい体づくりに役立ちます。血中の酸素を運ぶヘモグロビンの生成に不可欠な鉄分も、牛肉なら効率的に摂取できます。貧血気味の人にはもちろん、運動をする人にも牛肉はおすすめです。体を動かすときは酸素が必要になるため、鉄分の消費も激しくなります。食事で鉄を取り込まなければ鉄分不足になり、疲れやすい体になってしまいます。牛肉を食べてヘム鉄を取り入れ、ヘモグロビンの生成を助けましょう。

牛肉のランクって何が違うの?

「A5ランク」「A4ランク」のように、牛肉にランクがついているのを見たことはないでしょうか。

ランクのアルファベット部分は「歩留等級(ぶどまりとうきゅう)」といって、1頭あたり可食部がどれだけとれるかを表しています。等級はA・B・Cの3つあり、標準がB、標準より多くとれるのがA、標準より少ないのがCとなっています。肉が厚いものや、取り除かれる皮下脂肪が多すぎないものがAランクになるようです。

数字部分は「肉質等級」を表します。
1.「霜降りの程度」
2.「肉の色や光沢」
3.「肉の引き締まり方やきめ細かさ」
4.「脂肪の色と質」の4項目を5段階評価で判断します。

3が標準で、4はややよい、5はかなりよいという評価です。
1は標準よりも劣る、2は標準に準ずると判断されています。

この4項目の評価の中でもっとも低い数値が、最終的なランクの数字になります。例えば3項目が5の評価を得ていても、1項目だけ2の評価があれば、2ランクの牛肉と認定されます。

A5ランクの牛肉は見た目がよくやわらかさがあり、霜降りがたくさん入っています。肉の脂を堪能できるため、しゃぶしゃぶやステーキなどで人気です。ただ、脂身の多い肉が苦手な人には向いていません。ランクにはとらわれすぎず、自分の好みに合った牛肉を選びましょう。

 

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