大豆をまるごと粉にすると、大豆の栄養がぎっしりつまったパン生地として使えます。
一般的なパンより糖質も少ないため、ダイエッター向き!
簡単につくる方法とダイエットに効果的な食べ方を知って、実践しましょう!
「白米、食パン、もちなど主食となる食品の糖質は全体的に高めといえます。大豆はそれらの食品よりも糖質が少ないため、ふだんの食事の主食に置き換えるだけで、ダイエット効果が期待できます。糖質が少ないので、夕食に食べてもよいでしょう。そのうえ、食物繊維やカリウム、鉄、カルシウム、ビタミンB群など、大豆に含まれるさまざまな栄養をまるごととり入れることができます。食べたくなったときにすぐつくれるよう、大豆粉パンの簡単なレシピを考案したので、ぜひふだんの食生活に加えてみてください」(金丸先生)
Contents 目次
【ルール1】主食やおやつに置き換える
今回のレシピでつくった大豆粉パン1枚の糖質は6.1g。6枚切りの食パン1枚の糖質は26.6gなので、糖質の差は歴然です。さらにカロリーは、食パン1枚(60g)158kcalに対し、大豆粉パンは92kcal。低糖質なうえに低カロリーな大豆粉パンは、パンは好きだけれど高カロリーなので控えているという人や、おやつにいつも菓子パンを食べている人におすすめ。1食でも主食に置き換えるだけで、やせ体質になっていきます。
【ルール2】1食につき、1~2枚食べる
糖質が少ないからといって、大豆粉パンを食べ過ぎるのはNG。6枚切りの食パン1枚のカロリー158kcalに比べ、大豆粉パン1枚は92kcalと少ないものの注意が必要。1回に食べる量は、パウンド型で焼いたパンを10等分して1~2枚程度にしましょう。大豆粉パンは食パンのようにふんわりしてなく、生地がしっかりしていて食べごたえがあるので、少量でもおなかがいっぱいになります。ゆっくりかんで満足感を得ましょう。
【ルール3】ジャム・バターをつけ過ぎない
いちごジャムの糖質は大さじ1杯7.4gなので、ジャムをたくさんつけると、糖質が少ない大豆粉パンを食べるメリットが少なくなります。また、バターは10gで75kcalと高カロリーなので、大豆粉パンにたっぷりつけるとかなりのカロリーアップに! ジャムもバターも、つけ過ぎには気をつけましょう。大豆粉パンは、口に入れると大豆のほのかな甘みが広がるので、何もつけなくてもおいしく食べられます。
【ルール4】すぐに食べないときは冷凍保存
大豆粉パンの保存期間は、一般的なパンと同様、常温で3日が目安。食べきれないときは、風味を落とすことなく保存できる冷凍保存がおすすめです。大豆粉パンを好みの大きさに切り分けてから、ラップで包むか、冷凍保存袋に入れて冷凍しましょう。食べるときは、予熱で温めておいたオーブントースターで焼きます。パンに厚みがある場合は、ラップをしたまま電子レンジで少し解凍してから、温めておいたトースターで焼きます。
監修/金丸絵里加、取材・文/吉野玲、撮影/安井真喜子