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CATEGORY : ダイエット |考え方

スイーツも炭水化物も食べていい!?ダイエットの思い込み3つ

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ケーキ

ダイエットをしよう!と、いざ決意しても、誘惑も多いし、生活時間も不規則だからなかなかやせない……と、挫折した経験はありませんか? でもそれは、あなたの間違った思い込みが原因になっているかもしれません。ダイエットを邪魔するありがちな勘違いについて、日本ダイエットスペシャリスト協会理事長である永田孝行先生に教えていただきました。

監修 : 永田 孝行

日本ダイエットスペシャリスト協会理事長。東京大学大学院医学系研究科に於いて肥満と代謝を研究。生活習慣病予防と改善のための食事療法としてGI値 (グリセミック・インデックス) に着目。実験・研究を重ね、2001年に「低インシュリンダイエット」を提唱する。その関連書籍を含み国内外で62冊出版。健康・保健指導や生活習慣病予防と改善対策における食品の研究開発、健康コンサルタント、および講演活動や雑誌の指導・監修、テレビ、ラジオ、新聞などの取材も多数受けている。

Contents 目次

「スイーツや油もの、大好きなものが食べられない」は勘違い!

ダイエット中、甘い物や揚げ物はグッと我慢……と思っていませんか? 確かに過度な糖質や脂質の摂り過ぎは体重の増加につながりますが、「太りにくい」食べ方をすれば無理に制限する必要はありません。
「ケーキやアイスクリーム、スナック菓子などの菓子類は、とても吸収率の高い糖質なので、食後のデザートとしていただくのはやめましょう。食後、血糖値が上昇しているところにこれらの食品を食べると、さらに血糖値が上がり、インスリンが大量に追加分泌されるため、続けると、肥満や生活習慣病を招いてしまうのです。デザートとしてではなく、前の食事から3時間ほど過ぎたあとに間食としていただきます。次の食事では間食をとった分、主食を減らすなど意識してみましょう。また、脂身の多い霜降り肉や揚げ物なども、おかずとして食べても構いません。ただし、食べる量は通常時より少なめにして、よく噛んで味わいます。糖質や脂質をすべてNGにするのではなく、量を減らす。これが、ダイエット中の心得です」(永田先生)

「炭水化物はダイエットの敵」は勘違い!

脳の満腹中枢は、血糖値の上昇によってスイッチが入ります。太るから、と無理に炭水化物をカットした場合、脳が糖質不足に陥り常に飢えた状態になってしまいます。その結果、食べても食べても満腹感を感じず、かえって食欲が増してしまうのです。そしてこれがドカ食いを招き、ひいてはダイエットの挫折につながってしまいます。
「完全に炭水化物を制限するのではなく、1食で食べるごはんやパン、麺を少なめにするよう意識してみましょう。また、ごはんならば量は減らさなくても、生卵や納豆をかけることで血糖値の急上昇を防ぐことができます。さらに、白米よりも食物繊維が多い玄米に変えれば、カロリーに縛られることなくダイエットが続けられますよ」(永田先生)

「食事時間が不規則だから」は勘違い!

「規則的な食事」はダイエットの原則ですが、これは「自分の生活時間に合わせた規則的な食事」と言い換えられます。たとえば10時に起床する人なら、10時半前後に朝食、その5時間後の15時半に昼食、というように、起きた時間に合わせて3食を設定しましょう。夕食は就寝の2~3時間前までには済ませるようにします。小さな頃からの習慣で「朝食=7時前後・昼食=12時前後・夕食=20時前後」に食べなくてはいけない、と思い込んでいる方が多いのですが、大切なのは自分の生活時間帯に合わせた食事のリズム。ワークタイムなどを言い訳にして、3食のうちどれかを抜き、それを補うように残りの食事で一気に量を摂るような生活習慣は、かえって肥満を招いてしまいます。

ダイエットできる、と思って実践していた習慣こそが、挫折の原因になりうることをおわかりいただけたでしょうか? 正しい知識を身につけて、無理なくダイエットを長続きさせましょう。

参考/日本人のDNAに効く 永田式 行き着く先のダイエット(悟空出版)
文/本間美加子

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