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セルフコントロールでストレスゼロダイエット! 体も人生も大きく変わる“メタ認知”とは?

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セルフコントロールでストレスゼロダイエット! 体も人生も大きく変わる“メタ認知”とは?

「ダイエットに大切なのは自分の脳や体の仕組みに関心を持つこと」と話すのは、作業療法士の菅原洋平さん。クリニックで睡眠外来を担当するほか、生体リズムや脳の仕組みを活用した人材開発、企業研修を行っています。なぜ脳がむやみに食べたがるのか、食べると脳がどうなるのか、生理学的なダイエットはガマンや意志の強さとは無関係です。今回は、菅原さんの著書『ストレス0(ゼロ)ダイエット』(詩想社)から、ダイエットの基本となる「メタ認知」についてお伝えしていきます。

監修 : 菅原 洋平 (作業療法士)

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。1978年青森県生まれ。国際医療福祉大学卒業後、作業療法士免許取得。民間病院精神科勤務後、国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事。その後、脳の機能を活かした人材開発を行うビジネスプランをもとに、ユークロニア株式会社を設立。現在はベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する。その傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した人材開発や企業研修を全国で行っており、その活動はテレビや雑誌などでも注目を集める。数々の企業の健康経営に参画してきた実績から編み出した再現性のある方法論に定評がある。

Contents 目次

メタ認知ができればダイエットも仕事もうまくいく

「食べる作業を、自己成長や生産性向上につなげるには、自分のことを他人事のように扱う“メタ認知”という能力が役立ちます。『メタ』とは、高い次元の、という意味で、自分自身を一段上から観察して行動を制御する能力です」と菅原さん。
ダイエットでも仕事でも自分を客観視できると、自分の行動をコントロールしやすくなります。

たとえば、夜遅い勤務が続くとコンビニですぐに食べられるものを大量に買ってドカ食いしてしまう会社員の男性がいるとします。

「メタ認知がされていると、“自分は勤務が夜遅くなると、やたらに食べたくなるらしい”とか、
“あまりにも疲れていてコンビニに寄らずに帰って眠ってしまったときは、翌朝スッキリ起きられた”という感じで、自分の行動に良し悪しの判断をせずに事実を観察することができます。そして、並べられた事実から自分の最適な行動を選択することができます」(菅原さん)。

メタ認知で罪悪感とも無縁に

メタ認知にはモニタリング(観察)と コントロール(制御)という2つの要素が必要。自分の行動をあたかも他人事のようにモニタリングして、その結果から意図的に行動をコントロールします。

「世間一般の判断基準や自分の感情は関係ないので、“夜中に食べてはいけないのに食べてしまった”という罪悪感や挫折感では、メタ認知できているとは言えません。そうではなく、客観視して行動をコントロールすることです」(菅原さん)。

ついつい食べてしまう、ストレスで食べしてしまう、時間がきたから食べるなどの食行動は、脳によって起きているので、その理由をつかむことがダイエットの大きな助けになります。生きていくうえで食べることは欠かせませんが、お腹が空いて食べるのか、習慣だから食べるのか、ストレス発散のために食べるのか。
自己成長のための食事でも、望まない行動をしてしまうときでも、「大切なのは、“どんなつもりで食べるのか”を意識すること」だと菅原さんは話します。
そのうえで「どう食べるか」を自ら選んで臨む。そんな自分をイメージしていきましょう。

文/庄司真紀

菅原洋平(著)『ストレス0(ゼロ)ダイエット』(詩想社)

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