「だらーんと垂れて、太ももとの境目がない」「丸みがなく、のっぺり…」そんなお尻にまつわるお悩みの解決への近道は、「脚裏」にありました。そこで今回は、整体エステで12万人もの体を整えてきた南雅子先生に、キュッと引き締まった美尻を導く、脚裏ストレッチを教えていただきました。
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脚裏が衰えると、お尻が垂れていく
「美尻になりたければ、まず着目すべきは脚裏。お尻のたるみは、太もも裏やひざ裏、ふくらはぎなど脚の裏側にある筋肉の衰えが深く関わっています」と南先生。
なぜ、ダイレクトにお尻を鍛えるよりも、「脚裏」へのアプローチが効果的なのでしょうか。その理由は、お尻がたるむまでの過程にあります。
「股関節がゆがんで姿勢が悪くなると、ひざが曲がり、太もも裏など“脚裏”の筋肉がうまく使われなくなります。すると、お尻の筋肉を支えられなくなり、垂れ尻を招いてしまいます」(南先生)
お尻の筋肉を支えている脚裏の筋肉を再稼働させれば、姿勢もよくなりキュッとヒップアップ。そこで、ここでは「脚裏」の筋肉をほぐしたり、鍛えたりするストレッチや、垂れ尻の根本にある「股関節のゆがみ」を改善するストレッチを行っていきましょう。
<お尻たたき>
ひざをリズミカルに曲げる動きで脚裏を鍛え、お尻を引き上げます。ポイントは、“恥骨”をぐっと床に押しつけること。
<1>
うつ伏せになったら、両手の指先をあごに当てます。ひじを床につき、胸から上を床から浮かせましょう。手のひらはぴったりと合わせておきます。
そして、恥骨をぐっと床に押しつけることがポイント。
足は腰幅程度に開き、左ひざを90度程度に曲げます。左足の指先は天井へ。
<2>
左足の足首を曲げる、伸ばすを繰り返しましょう。これを10往復くり返し、足首をほぐします。
<3>
<1>の状態に戻ったら、かかとでお尻を叩くように左ひざをさらに曲げます。反動をつけてもOKなので、できるだけかかとをお尻に近づけます。これを5回くり返しましょう。最初はかかとがお尻につかない人も、くり返すとつくようになります。
<4>
左足を下ろしたら、恥骨を床にぐっと押し込むイメージで上半身を反らします。顔を斜め上に向け、ふーっと息を吐きましょう。
<1>~<4>の動きを右脚でも同様に行います。