“くびれ母ちゃん”こと姿勢改善コアトレーナーの村田友美子さん。女性らしいくびれをつくるメソッドはまず体をほぐしゆがみをとることから。そしてインナーマッスルを強化する呼吸法で、体幹の筋肉を働かせます。そして腹部のインナーマッスルの働きを高める体幹トレーニングでくびれを仕上げていきます。
今回は毎日の習慣にしたいインナーマッスルを強化する呼吸法にトライしてみましょう。著書の『世界一美しいくびれコアボディ レッスンDVD付き』からご紹介します。
Contents 目次
くびれをつくる 4つのインナーマッスル
深部にあるため、ふだんはその存在を確認しにくいインナーマッスルですが、その役割を知れば、くびれづくりの意識は変わります!
【姿勢を改善し、くびれをつくる 4つのインナーマッスル】
多裂(たれつ)筋・・・背中の深部にある筋肉。背骨に沿って長く位置し、姿勢を安定させるとともに、上体を曲げたり、ねじる動きに働きます。
横隔膜・・・ただの「膜」ではなく、 胸部と腹部の間にある 正真正銘の筋肉。息を吸ったり、吐いたりする度に収縮し、深い呼吸を助けます。
腹横(ふくおう)筋・・・ろっ骨下〜恥骨までの腹部を、コルセットのように覆う筋肉。腹部のもっとも奥にあり、腹圧によって内臓を正しい位置に収める。
骨盤底筋・・・まさに骨盤の「底」にあり、恥骨や坐骨につながる筋肉。ハンモックのように、下から子宮や膀胱などの内臓を支えています。
横隔膜が屋根、多裂筋が柱、腹横筋が壁、骨盤底筋が床と、その配置から「ハウス」に例えられる4つのインナーマッスル。これらのインナーマッスルを“コアハウス”と呼びます。これらの筋肉が活発に働くことで正しい姿勢は保たれ、くびれもつくられやすくなります。
このコアハウスの働きを高めて体本来の美しさを手に入れるのがユミコアメソッドです。
インナーマッスルは、深部にある筋肉のため、なかなか意識しにくいものですが、呼吸とともに働く筋肉なので、呼吸はインナーマッスルを強化するための最適なトレーニング法でもあるのです。
この呼吸法が日常で身につけば、呼吸をするだけでお腹は締まり、体幹トレーニングの効果も高まります。
インナーマッスルを強化する呼吸法
あお向けになり呼吸法を身につけよう
1 鼻から息を吸い、下腹をふくらませる
両ひざを立てる。手のひらを上に向け、腕は体のわきに。鼻から息を吸い、下腹をふくらませる。
2 下腹をへこませ、口から息を吐き切る
腰の下の空間をつぶしながら下腹をへこませ、口から息を吐く。膣を引き上げることでコアハウスの筋肉が正しく動く。
3 鼻から息を吸い、空気を胸に
膣を引き締めた状態で、鼻から息を吸う。コアハウスが締まっているのでお腹に空気が入らず、自然と胸に空気が入りろっ骨が開く。
4 口から息を吐き、ろっ骨を閉じる
膣を引き締めた状態で、口から息を吐きながら力を入れずにろっ骨をおへその方に下げるイメージで締めていく。コアハウスとろっ骨が、締まるのでウエストが最も細くなる。
1、2が腹式呼吸で3、4がろっ骨呼吸です。
ユミコアメソッドにストイックなトレーニングは必要ありません。
呼吸法をマスターすると、コアハウスの筋肉にスイッチが入り、コアハウスを意識しやすくなります。ぜひ習慣化していきましょう。
文/庄司真紀
参考書籍
村田 友美子著『世界一美しいくびれコアボディ レッスンDVD付き』(KADOKAWA)