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不調も姿勢も改善! 優木まおみさんの30代の体はピラティスで変わった

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優木まおみさん

30代半ばを過ぎてから始めたピラティスにすっかりハマり、インストラクターの資格を取得したタレントの優木まおみさん。2人のお子さんの出産を経験していますが、「今がいちばん、いい体」だとキッパリ。そんな優木さんに、ピラティスの魅力や基本のワーク、体のトラブル改善法などを指導いただきました。美の秘訣や理想の40代像について伺ったインタビューとともに、連載で紹介します。初回は、優木さんがピラティスにハマったその理由に迫りました!

監修 : 優木 まおみ

1980年、佐賀県生まれ。タレント、モデル。情報番組のコメンテーターや、ファッション誌のレギュラーモデル、CMなどでも活躍。昨年10月にbasiピラティスインストラクターの資格を取得。二児の母。

Contents 目次

筋肉が衰え、産後のタイミングで体が悲鳴を……

優木まおみさんがピラティスを始めたのは、第二子出産後。第二子妊娠中に4週間入院していた影響もあり、なかなか体の調子や体力が戻らなかったことがきっかけだといいます。

優木まおみさん

「2人目を出産したあと、家事をしていても休まないと立っていられない、寝不足もあって何もしたくない、という日々が続いたんです。『老化ってこういうことか』と思いました。安静が必要だった入院生活で、筋肉も衰えていたんですね。
ピラティスを始める前の私の体は、一見太っているわけではないけれど、体を支える筋肉がない状態で、体が悲鳴をあげたんだと思います」

近所のスタジオを見つけて始めたものの、続かなかった

そこで、「何かしなくてはいけない」と思った優木さんは、体が硬いというコンプレックスがあったこと、ハードなトレーニングは自信がなかったことなどが理由で、近所にあったピラティスのスタジオに通うことに。

「でも、最初は3回でザセツしちゃったんです。今思うと、基礎中の基礎を行っている段階で、ピラティスというものや体を動かすことを楽しめていませんでしたね」

再スタートし、徐々に体が変わっていくのを実感

優木まおみさん

ところが、レッスンのチケットが余ってしまっていたので、スタジオの方から連絡が。「もったいないからまた行ってみよう」「今度はもう少し楽しんでみよう」と、続けていると……。

「気がついたら30回くらい通っていました。体の調子もよくなって、周りの人からも『元気そうだね』って言われたり。体の使い方が変わってきたという実感もあり、姿勢や脚のラインも整っていきました。でも、鍛えているのは体幹なのでムキムキにはならない。もう、すっかりピラティスにハマっていました」

ピラティスの基本の動きに挑戦しよう

ピラティスの魅力にハマり、インストラクターの資格を取得した優木さんに、今回はピラティスの基本となる「骨盤をニュートラルな状態にする」ための動きを教えてもらいました。

「骨盤がニュートラルな状態だと、体への負担が少なく、体も正しく動くんです。でも、前やうしろに傾いている人が多く、そのことが姿勢の崩れや不調の原因にもなっています。
まずは、ニュートラル、前傾、後傾の3つの動きを行って骨盤まわりをほぐし、同時に『ニュートラルな状態』というものを知りましょう。くり返していくことで、骨盤を支えている筋肉も働き始めるため、ニュートラルな状態が身についていきます」

◇ニュートラルの姿勢

優木まおみさんが教えるニュートラルの姿勢

床にあお向けになり、両ひざを立てます。両腕は頭の方向に伸ばし、手を床から少し浮かせておきます。恥骨を床と平行にし、脚には力を入れないように注意。腰が少し床から浮いた状態(手のひらを入れられる程度)が、正しいニュートラルの姿勢です。

◇前傾姿勢

優木まおみさんが教える前傾姿勢

背中を反らせ、下腹を脚に近づけるイメージ。骨盤が前傾していると、床につくのはみぞおちから上のみ。背中には力がかかりますが、腹筋は使えない状態です。

◇後傾姿勢

優木まおみさんが教える後傾姿勢

背骨と腰を床にべったりと押しつけます。下腹は胸のほうに向けるように意識しましょう。

◇3つの動きを正しくできているかチェックするには……

優木まおみさんが教える姿勢チェック法

正しく行えていると、それぞれの姿勢で腰と床のすき間の大きさが異なります。
ニュートラルのときは腰が少し浮いた状態で、手を腰に入れると手の甲が当たるくらい。
前傾ではみぞおちから上のみが床につき、手を腰に入れると腕まですぽっと入ります。後傾では腰がすべて床につきます。
慣れるまでは、手を腰の下に入れ、すき間を確認してみましょう。

次回は、優木さんがピラティスインストラクターを目指そうと思った理由、インストラクターとして意識していることついてお話しいただきます。

撮影/山上忠 ヘアメイク/山形栄介 取材・文/馬渕綾子

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