時がたつことも忘れてしまう“スマホ操作”。ずっとスマホを使っているだけで、体のあちこちがツラくなるのは「胸が閉じ、腕や肩、首が固まってしまうから」と教えてくれたのは、コンテンポラリーダンサー得居幸さん。今回は3分でできる眼精疲労解消エクササイズを教えていただきます。
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スマホ疲れの解消に効果的!
外出自粛中で、家にいながらスマホ操作をする時間が長くなった人も多いでしょう。そうなると、ラクなポーズで寝転がったり、座りっぱなしでいることも多くなりがちですよね。だからこそ、スマホの使用時間を決めて、立ち上がる時間を作ることが大切。その時間にはぜひ、今回ご紹介するエクササイズをしてみてください。すべてやっても、たったの3分! 体がほぐされて目の周りの血流もアップすることで、スマホの使い過ぎによる眼精疲労も緩和されますよ。
スマホの使い過ぎに! 眼精疲労解消エクササイズ ステップ<1>
<1>両足は肩幅よりやや広めに開き、両手は胸の前で指同士をからめてつなぎます。手のひらは外へ向けて、両手を体へ引き寄せましょう。
<2>両ひざを曲げながら、首と肩の力は抜き、息を吐きながら両手で床を押すように下へプッシュします。このとき、背中は天井方向へと突き上げて肩甲骨をぐっと広げます。これを7秒かけて行ってください。
<3>背中を少しずつ戻して<1>の姿勢になったら、手のひら全体を使って、息を吐きながら前方へとプッシュ。このとき、背中は手のひらとは真逆のうしろ側へ押し出します。7秒かけて行いましょう。
<4>再び背中を起こして<1>の姿勢に戻り、今度は両手を頭上に向かって突き上げます。大きく伸びながら上半身を左右に小さくゆらし、細かいところまでストレッチして。
息を吐きながら7秒かけて行ってください。ここまでで、およそ1分です。
スマホの使い過ぎに! 眼精疲労解消エクササイズ ステップ<2>
<1>両足の間に手のひらひとつ分空けて立ちます。両ひじは90度に曲げ、手のひらを上にして体側に引き寄せて。
<2>息を吸いながら胸をななめに突き上げ、両ひじをうしろへ引いて肩甲骨まわりを動かします。
<3>息を吐きながら両ひざを曲げ、両ひじを前に押し出しながら背中を丸めます。頭は力を抜きラクに落としましょう。
この流れを1セットとして10回くり返してください。ここまでで、おおよそ2分です。
スマホの使い過ぎに! 眼精疲労解消エクササイズ ステップ<3>
<1>イスでも床でもよいので、ラクな姿勢で座ります。両手の平をすり合わせて、手のひらの温度を上げましょう。
<2>熱くなった手のひらを目の上に軽く当てます。眼球のまわりを温めるように当ててください。この状態のまま、首と肩、背中の力を抜いて深呼吸をします。
<3>手のひら全体を使って顔に少し圧をかけたり、ゆるめたりをくり返し、顔全体をマッサージします。
<4>最後に、指先でポンポンと頭を軽く弾きます。深呼吸で吸った酸素を頭へ送り込むようなイメージで適度にくり返して返してください。
ここまでやって、おおよそ3分! スマホ操作の合間に、ぜひ習慣にしてくださいね。
取材・文/高田空人衣