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    仕事のあとはジョギングでリフレッシュ! ついやってしまいがちな疲れ対策

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ジョギングしている画像

疲れたとき、みなさんはどんなことで解消していますか? リフレッシュのためにスポーツをする? 癒やしを求めて温泉に行く? もしかしたら、その疲れ対策は、間違っているかもしれません。疲労研究の第一人者で、東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身先生に、疲れているときに、ついやってしまいがちなNG対策について伺いました。

監修
梶本 修身

ここをチェック! あなたの疲れ対策は間違っているかも

スマホを見て驚く女性の画像

みなさんがよくやっている疲れ解消法は何ですか? 次のうち、あてはまるものをチェックしてみましょう。

□仕事帰りに、スポーツで気分をリフレッシュ。
□忙しい日は、ドリンク剤を飲んで、もうひとガンバり。
□ストレスはお酒を飲んで解消。
□いっぱい働いたごほうびに、休日は温泉へ。
□疲れた日は、焼き肉でスタミナをつける。

いかがでしたか?
最近では、仕事が終わってからジョギングをしたり、家飲みでストレスを解消したりする人も多いかもしれません。じつは、疲れ対策としては、すべてNGです。
「疲れは、足し算で増えていくもの。疲れているときに、運動や旅行、お酒を飲むことなどは、疲れを増やすことになってしまうのです」と東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身先生。なぜ、これらが疲れ対策としてNGなのか、解説していただきました。

NG:仕事帰りに、運動で気分をリフレッシュ

準備体操をする女性の画像

「仕事から帰ったら、ジョギングをするなど、体を動かすと、気分がスッキリして、疲れが吹き飛んだように思うかもしれません。しかし、それは錯覚です。ランナーズハイという言葉があるように、運動をすると、あるタイミングで、脳にエンドルフィンなどの興奮物質、内因性カンナビノイドなどの快感物質が分泌され、爽快な気分になったりします。それによって、疲れがマスキングされているだけなのです。疲れを感じにくくなるのは、過労の原因にもなります」
正解:仕事で疲れたら、早く家に帰って休もう。

NG:忙しい日は、栄養ドリンクを飲んで、もうひとガンバり

「疲れているときに、栄養ドリンクを飲むと、頭がスッキリして、目も冴えてくるので、あたかも疲れがとれたように感じますが、それは栄養ドリンクに含まれるカフェインや微量のアルコールのせいです。疲れを一時的に感じないようにしているだけなので、栄養ドリンクに頼って、ガンバりすぎると、疲れをためてしまうことになります」
正解:疲れたら、ムリせず休むのがファーストチョイス。明日できることは、明日やる。

NG:ストレスはお酒を飲んで解消

「仕事が忙しかったり、人間関係でイヤなことがあったりしたときに、友人とおしゃべりをしながらお酒を飲めば、楽しい気分になり、ストレス状態を忘れることができます。しかし、ストレスそのものが消えるわけではありません。厳密にいえば、お酒を飲むことは、ストレス解消にはならないのです。むしろ、アルコールの摂取で、胃や肝臓などに負担がかかり、新たな疲れが加わることになります」
正解:疲れ対策にひとりの時間も大事。家族と同居している場合は、ひとりになれる時間を作って、自分の好きなことを楽しむ。

NG:いっぱい働いたごほうびに、休日は温泉へ

温泉につかる女性の画像

「疲れを感じているときは、休日は家で過ごすのがいちばん。疲れは足し算で増えていくので、車や電車に乗って温泉へ行っても、移動の疲れや慣れない環境で睡眠の質も悪化し、疲れが増すばかりです。温泉にも要注意です。熱いお湯につかると、『気持ちいい』と感じますが、それは脳に快感物質が分泌されるため。実際には、血液中に“疲労物質”が増えることがわかっており、体に疲れがたまります。温泉に入ったあとに、よく眠れるのも、疲労物質が増えることが原因です」
正解:休日は家でのんびりしよう。ぬるめのお湯につかったり、ウォーキングをしたりして軽く体を動かす。

NG:疲れた日は、焼き肉でスタミナをつける

「日本の食料事情が豊かではなかった時代には、栄養失調になることも多く、脂肪分たっぷりのうなぎや肉を食べることは、滋養強壮になり、疲労の回復にも効果がありました。しかし、飽食の時代の今、栄養失調が原因で疲労が起こることは、ほとんどありません。疲れているときに、焼き肉やうなぎなど、こってりとしたものを食べると、かえって消化のために胃腸に負担がかかり、疲れてしまいます」
正解:リゾットなど、消化がよく胃腸に負担のかからないものを食べる。

疲れがとれない人は、今日から、疲れた日の過ごし方を見直してみませんか?

取材・文/海老根祐子

梶本 修身

梶本 修身

東京疲労・睡眠クリニック院長。医学博士。2003年より産官学連携「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者。ニンテンドーDS『アタマスキャン』をプログラムして「脳年齢」ブームを起こす。『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)など、メディアでもおなじみの疲労研究の第一人者。著書に『すべての疲労は脳が原因』『すべての疲労は脳が原因2〈超実践編〉』(集英社新書)、『隠れ疲労』(朝日新書)など多数。

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