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全身に悪影響を及ぼす可能性も…無視できない「歯周病」対策と注目の治療法

「歯周病=歯の病気」だと思っていませんか? 歯周病とは、“歯ぐきと歯を支える骨が侵される病気”のことで、若年層であればあるほど、歯周病という病気を正しく理解している人は、わずか1割にも満たないそうです。近年、若年層で歯周病予備軍が増加傾向にあり、歯周病ケアを中高年から始めるのでは遅いと言われています。そこで今回は、大阪大学大学院 歯学研究科 歯周病分子病態学 教授 村上伸也先生に、歯周病にならないために今できることや、歯周病治療として注目の「リグロス」の有効性について解説いただきました。


なぜ若年層から歯周病リスクが増えているのか

「歯周病意識調査」によると、コロナ禍での歯科医院への受診に関しては、現在も半数以上の人が受診をためらっています。

約3人に1人が、口の状態の悪化を感じているにもかかわらずためらっていることがわかります。

定期健診に関しては、半年に1回以上受診している人はおよそ3人に1人。いざ受診を急ぐほどの痛みや目に見えた変化という後悔を感じてからでないと、歯科医院を受診しないという背景が、10代後半という若年層から歯周病リスクが増えている原因のひとつに挙げられます。

歯周病を悪化させるもの

歯周病は、歯の病気ではないということを改めて理解したうえで、歯周病を悪化させるものはなんだと思いますか? 半数以上の方が、虫歯や加齢を挙げていますが、じつはここにあるすべての項目が歯周病を悪化させるものなんです。
歯周病になったら、歯ぐきと骨の破壊はあと戻りしません。なによりこわいのは、歯周病が全身に悪影響を及ぼす、もうひとつの可能性です。
それは、歯周病が原因で歯がグラグラすることによって、バランスのよい食事をとることが困難になり、免疫力の低下につながること。やがては、糖尿病のような生活習慣病になるリスクも上がってしまうということです。
全身の健康を確立するためにも、口の健康を守ることはとても大切なのです。

歯周病治療の救世主「リグロス」って?

歯周病にならないためには、歯科医院への定期健診と、日頃の歯みがきが大切です。歯みがきですが、就寝前だけはおよそ5分、できれば10分かけて、しっかりみがくことをおすすめします。

歯周病が悪化してしまった人へ、失った歯ぐき・骨を再生できる世界初の歯周組織再生剤「リグロス」があります。透明のゲルを投与する治療になり個人差はありますが、投与後、時間が経っても歯ぐき・骨を再生できている結果が出ています。

歯周病の外科手術と併用して行う治療法で、保険適用で受けることができますので、いざ歯周病になってしまったときには、歯科医師に相談してみてください。

自覚症状のひどさを感じてからは遅いのが、口の健康。ぜひ若いうちから、定期的なメンテナンスと日々の健康管理を徹底するように心がけてみてください。

【取材】
大阪大学大学院 歯学研究科
歯周病分子病態学 教授 村上 伸也先生

【参考】
「歯周病意識調査」
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年9月24日~9月27日
対象:本人、または同居の家族が医療・製薬業種、または専門家ではない全国20~69歳男女
調査人数:500名

取材・文/高田空人衣

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