FYTTE

Diet
CATEGORY : ダイエット |レシピ

女性にうれしい「しょうが」の持つ美容と健康効果。人気レシピをご紹介

Share
紅茶に刻んだ生姜しょうがを入れている手元の画像

一般家庭において「しょうが」は非常にポピュラーな食材です。食べたり飲んだりするだけでなく、消臭作用や体を温める作用があり、しょうが湯(風呂)として使用する方法もあります。スーパーでも比較的安く手に入りやすく、中華や薬味に欠かせない「しょうが」ですが、どういった栄養素が含まれているのか、どのような効能があるのかは広く知られてはいません。そこで、今回はしょうがの効能などに注目してご紹介しています。

監修 : 大越 郷子 (管理栄養士)

管理栄養士、フードコーディネーター。服部栄養専門学校卒業後、病院栄養士を経て現在に至る。雑誌や書籍を中心としたダイエット・健康・美容などの栄養指導など幅広く活躍。体によくておいしいレシピに定評がある。

Contents 目次

健康と美容に役立つ「しょうが」の栄養

まな板の上に刻んだしょうがとお茶の画像

日常的には、なじみのある人も多いと思いますが、しょうがに含まれている栄養成分について見ていきましょう。代表的な栄養素は以下です。

・カルシウム
・マグネシウム
・ビタミンC
・鉄分
・ジンゲロール
・ショウガオール
・ジンゲロン

しょうがには、よく聞く栄養成分から、聞き慣れない栄養成分まで含まれています。ほとんど耳にすることがないと思われるジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンという成分は、しょうがのもつ辛みです。これらの辛み成分が体によい効果を与えてくれます。

「しょうがを食べると冷えが解消される」というようなことを聞いたことはないでしょうか。比較的有名な話だと思うのですが、この冷えが解消されるという部分に関わってくるのが3種類の辛み成分です。辛みの成分は体の新陳代謝を高めてくれるので、体が温まるというわけです。

ジンゲロールを加熱するとショウガオールとなりますが、これはよりいっそうの血行促進作用があるので、しょうが湯などは理にかなっている利用方法と言えるでしょう。

しょうがの旬の季節と収穫時期。値段が安くなる時期は?

カゴの中に入った収穫直後の生姜しょうが画像

スーパーに行くとしょうがは通年出回っているものですが、しょうがにもきちんと旬の時期があります。その旬の時期は品種によっても違うので、それぞれの旬の時期をご紹介します。

「根しょうが」は、「古根しょうが(ひねしょうが)」とも呼ばれる一般に通年出回っているしょうがで、旬の時期は9~11月です。安くなる時期は収穫の時期と同じです。

次に「新しょうが」ですが、古根しょうがの上の部分にできた新しい根の部分を総称して新しょうがといいます。新しょうがには二通りあり、根しょうが収穫後、すぐに出荷される色白のものと、甘酢漬けなどに使用される夏の時期に早めに収穫した赤い茎の部分がついているものです。
新しょうがの旬の時期は6~8月にかけてです。こちらも収穫時期に安くなる傾向にあります。

「葉しょうが(はしょうが)」は、新しょうがが育ち始め得て2~3cmになったときに葉をつけたまま出荷されるもので、旬の時期は6~9月です。

「矢しょうが(芽生姜しょうが)」というしょうがは、葉しょうがよりさらに早く取るもので、日に当てずに育てます。そして出荷直前に陽を当てて茎に赤みをつけたしょうがです。旬の時期はしょうがの中で一番長い1~8月となっています。

おいしいしょうがの選び方

刻まれた生姜しょうがのアップ画像

スーパーなどに並んでいるしょうがですが、一見どれも同じに見えてしまいます。ですが、どれを選んでも同じかというとそうではありません。しょうがの選び方についてご紹介します。

一般的にしょうがと呼ぶ日根しょうがの場合は表面にツヤと張りがあるかチェックしましょう。そしてできるだけふっくらとした大きめの塊を選びましょう。小さく細いものは、食物繊維が多いので皮をむくときに不良率が高くなるため避けたほうが無難です。

見た目が白い新しょうがの場合は、色がほかのものと比べて白くツヤがあるかをチェックし、茎の切り口付近の紅色がキレイなものを選びましょう。葉しょうがや矢しょうがの場合は茎が太すぎないものがおいしいです。そして葉先が青々としたグリーンのものを選ぶといいでしょう。

しょうがは女性にうれしい美容効果がたくさん!

しょうがと紅茶上から見た画像

健康にいいとされているしょうがですが、健康にいいだけでなく美容にも効果があります。しょうがが肌にどういった効果を発揮するのかをみていきます。

・肌の老化防止になる
しょうがに含まれる辛味成分のジンゲロールは抗酸化作用を含んでいます。肌の老化の原因である活性酸素を取り除く働きがあるので、肌の老化防止になります。炎症を抑える効果もあるため、炎症を伴うニキビの改善にもしょうがは効果的です。

・肥満を防止する
また、同じく辛味成分であるショウガオールも肌の老化を防いでくれます。ジンゲロールよりも血行促進効果があり、体の血流をよくしてくれます。新陳代謝がアップすることによりジンゲロールと同じ効果をもたらし、腸内で吸収される脂肪を抑える働きで肥満の防止をしてくれます。

・肌のターンオーバーを整える
年齢とともに周期が長くなり古い細胞が肌に残りやすくなって肌トラブルを招きますが、しょうがは古い細胞を押し上げ、新しい細胞が生まれてくるのを助けてくれます。しょうがで新陳代謝をアップさせることにより、キレイな肌に生まれ変わる働きをサポートしてくれます。

次のページでは「しょうが」を使ったレシピをご紹介します。

 

1/2ページ

関連記事

  1. Diet「鶏肉」は部位で栄養素が違う!美容におすすめの部位はどこ?

    「鶏肉」は部位で栄養素が違う!美容におすすめの部位はどこ?

    171
  2. Diet美容にもおすすめの豚肉!部位によっては高カロリーに…

    美容にもおすすめの豚肉!部位によっては高カロリーに…

    220
  3. Diet牛肉は料理に合わせて部位を使い分け!おいしくて人気のレシピを紹介

    牛肉は料理に合わせて部位を使い分け!おいしくて人気のレシピを紹介

    205
  4. Diet秋の不調に! 抗酸化作用のある「ブロッコリースプラウト」で疲労回復パワーチャージレシピ

    秋の不調に! 抗酸化作用のある「ブロッコリースプラウト」で疲労回復パワーチャージレシピ

    0

おすすめの記事PICK UP