寒くなってくると、気になるのが体の「冷え」。女性は男性に比べ筋肉量が少ないことから、冷えを感じやすいといわれています。「冷えは万病のもと」といわれるように、冷えを放っておくと全身の不調につながってしまうことも。これからの時期、体のなかから温まる食材をたっぷりいただいて、しっかりいたわっていきましょう。今回はインナービューティープランナーの田口佳奈さんに、腸にやさしくて、体も温めてくれるレシピを教えていただきました。
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日に日に寒さが増してくるこの季節。冷え性に悩む人にとってはつらい時期ですよね。冷え性の主な原因は血行不良です。血液の循環が悪く、手足の先まで血流が届かないために冷えが生じます。さらに、疲労物質が血中にたまって肩こりの原因にもつながります。
冷えの予防・改善には、血管を広げて血行をよくしてくれるビタミンE、全身に酸素を運ぶ鉄、鉄分の吸収をサポートしてくれるビタミンC、体を温めてくれる発酵調味料や香辛料・スパイスなどを積極的にとることがオススメです。
また、冷えが気になるときにはたんぱく質をしっかりとることも大切。たんぱく質は熱をつくる筋肉の材料になるうえ、3大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)のなかで、食事をした際に発生する熱(食事誘導性熱産生)が最も大きいため、体を温めるうえでも重要な栄養素です。
今回のグラタンは、そんな体を温めてくれる旬の食材を多くとり入れたレシピになっています。ぽかぽか食材で寒さに負けない体を目指しましょう!!
冷え性対策レシピ「体ぽかぽか お手軽美腸グラタン」
【材料】(4人分)
生鮭(4等分に切る) 2切れ
玉ねぎ(薄切り) 1/2個
まいたけ(手で食べやすい大きさに割く) 1パック
かぼちゃ(ひと口大に切る) 200g
ブロッコリー(小房に分ける) 12房
しょうが(すりおろす) 1かけ
にんにく(すりおろす) 1かけ
アーモンド(粗く刻む) 15粒
パセリ 適量
酒 大さじ1
甘酒 小さじ2
A
トマトピューレ 大さじ2
しょうゆ麹 小さじ2
カレー粉 小さじ1/2~
B
豆乳 320ml
みそ 小さじ2
しょうゆ 小さじ1
酒粕 20g
くず粉 大さじ1と1/2
【作り方】
① 袋に生鮭と甘酒を入れて和え、冷蔵庫でひと晩おく。ボウルにAの調味料を混ぜ合わせておく。
② 鍋にBの調味料を入れて、少し温めながら木べらでかき混ぜ、みそや酒粕をとく。とけたら木べらでかき混ぜながらとろみがつくまで中火で加熱して、ソースを作る。
③ 別の鍋に大さじ2の水、たまねぎ、まいたけ、かぼちゃ、しょうが、にんにくの順に重ね、ひとつまみの塩をふり、玉ねぎが透き通って甘い香りがするまで弱火で蒸し煮する。
④ 生鮭とブロッコリーを③の上にのせ、酒を回し入れ、ブロッコリーが青々とするまでさらに弱火で蒸し煮する。
⑤ ブロッコリーを1度とり出し、Aの調味料を加えて全体をひと混ぜし、器に移す。
⑥ Bのソースを上からかけ、とり出したブロッコリーとアーモンドをトッピングし、トースターで10分ほど焼く。仕上げにパセリをふる。
※焼き色はほとんどつきません。ナッツを軽く焼くイメージです。お好みでチーズをトッピングして焼いてもおいしいです。