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    【医師の新常識②】花粉症対策には「無糖ヨーグルト」や「漬け物」がいい!

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花粉症で鼻をかむ男の子

もうすぐ本格的な花粉症シーズンの到来です。鼻水やかゆみなどアレルギー症状に悩まされ、“生活の質”を下げる人が少なくありません。花粉症によいお茶やヨーグルトなどがありますが、花粉症を患う人が増える一方で、花粉対策になる食品もわかってきました。今回は医師の工藤孝文先生の新著『医者の新常識 病気にならない最高の食べ方』から花粉症対策に役立つ食生活についてお伝えします。

監修
工藤 孝文

花粉症対策にはまず腸内環境を整えよう

腹部に合わせて腸のイラストを持つ女性

今や国民病といわれる、花粉症などのアレルギー性鼻炎。アレルギーに悩む人が増える一方で、近年、こうしたアレルギー症状によい食品も明らかになっています。それは食物繊維を豊富に含む食品や乳酸菌を含む発酵食品です。

「近年の研究から、免疫システムに大きくかかわっているのが腸内環境だと判明してきて、“そのためには食物繊維や乳酸菌がいい”というエビデンスも次々と報告されるようになりました」(工藤先生)

腸内環境を整えるとアレルギー症状が軽くなるといわれますが、それは腸内最近が免疫を発達させたり、働きを維持するために大切な役割を果たしているから。たとえば、アレルギー性疾患のひとつ、アトピー性皮膚炎の患者さんは健康な人よりも腸内の善玉菌の代表格であるビフィズス菌が少なかったという報告もあるそうです。

花粉症にオススメの食品・食べ方

ベリー類がのったヨーグルト

1.善玉菌を含んだ無糖のヨーグルト

オススメのひとつは、花粉症対策に有効な乳酸菌やビフィズス菌を含んだヨーグルトやヨーグルト飲料。
「ポイントとしては、花粉症のシーズン前から食べておくと改善効果が高いようです。原則として、無糖のヨーグルトを選んでください。ヨーグルト飲料やフルーツ入りの製品などには、糖分の入った甘いものが多いので、これは避けましょう」

2.善玉菌と食物繊維を同時にとれる漬け物

善玉菌を増やすにはエサとなる食物繊維が必要で、日本古来の漬け物やキムチは乳酸菌とともに食物繊維が多く、腸によい食品ということはよく知られています。

「漬け物がすぐれているのは、食物繊維が豊富なことだけではありません。ヨーグルトの場合、乳タンパクが腸内環境を悪化させることがありますが、漬け物ではこうした問題が起こらないのです」

ただし、漬け物には塩分が含まれているので、高血圧の人は要注意。また浅漬けは塩分が多いうえに乳酸菌が少ないため、しっかりと漬かった漬け物のほうがオススメです。

3.水溶性食物繊維が豊富な食品

ボウルに入った朝食用のオーツ麦

腸内細菌のエサになる水溶性食物繊維も意識してとりたい成分。代表的な水溶性食物繊維にはβ-グルカン、ペクチン、アルギン酸などがあります。

「大麦やオーツ麦にはβ-グルカンが豊富です。ごはんを炊くとき、押し麦を加えるといいですね。オーツ麦はあまりなじみのない食材かもしれませんが、オートミールの原料です。シリアル食品にも使われている製品があるので、週に何度か朝食にとり入れてみるのもよさそうです。砂糖の入っていないものを選びましょう」

ペクチンは熟れた果物や切り干し大根などに豊富に含まれています。またアルギン酸はこんぶ、わかめ、もずくなどの海藻類に多く含まれています。

4.「甜茶」を花粉シーズンの前から飲む

中国では古くから健康茶として知られる甜茶(てんちゃ)。

「花粉症の患者さんによるいくつもの臨床試験から、予防や症状が緩和されることが報告されており、その後の研究で、甜茶に含まれる“甜茶ポリフェノール”が、花粉症の症状を引き起こすヒスタミンの分泌を抑えたり、炎症を鎮めたりするとわかってきました」

予防効果が期待できるので、花粉のシーズンの前から飲み始めてみるといいかもしれません。

食事のポイントは腸内細菌のバランスをよくする食品とポリフェノールを含むお茶。花粉症がある人はこれらの食品でつらい症状を軽減できるかもしれません。

文/庄司真紀

参考書籍
工藤孝文著『医者の新常識 病気にならない最高の食べ方』(さくら舎)

連載・関連記事

  1. 【医者の新常識 ①】 食べ方で病気が決まる!? 医師が教える「健康と食生活」の関係とは

工藤 孝文

工藤 孝文

1983年、福岡県に生まれる。糖尿病内科・ダイエット外来専門の医師。福岡大学医学部を卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、大学病院、地域の基幹病院を経て、現在は福岡県みやま市の工藤内科で地域医療を行っている。糖尿病・ダイエット治療・漢方治療を専門とし、テレビなどメディア出演や著書も多数。日本内科学会・日本糖尿病学会・日本肥満学会・日本抗加齢医学会・日本東洋医学会・日本女性医学学会・日本高血圧学会・小児慢性疾病指定医。

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