これまで、タレントの優木まおみさんが30代から始めたピラティスについて、惹かれた理由や自身の体の変化、ピラティスのおすすめのメニューなどを紹介してきた本連載。今回は、ピラティスを通して変化した考え方や行動、毎日の食事について、優木さんの美の秘密に迫ります!
Contents 目次
ピラティスを始めてから「食と体」の関係に敏感に
モデルやテレビのお仕事、ピラティスの指導、そして二児の子育てと、多忙な日々を過ごす優木まおみさん。まず伺ったのは毎日の食事のこと。どのような食事や食に対する考え方が、優木さんの美しさを作っているのでしょう。
「ピラティスを始めてから、食事や毎日の過ごし方と、体の関わりについて敏感になったように思います。食べ過ぎや飲み過ぎ、寝不足などは、体への影響を考えると、できるだけ避けたいと思うことになりました。
だからといって、『食べない』ということは考えられません。食事に関しては、食べるか食べないかということでも、量でもなく、いまは“何を食べるか”をなにより大事にしています」
栄養バランスだけではなく、がんばりすぎない食事を意識
「毎日の食事は栄養のバランスを考えて豆や魚を使うことが多く、見た目は『おばあちゃんが作る副菜』みたいです。
でも、難しく考えずに自分を元気にしてくれるものを食べることもありますよ。家のことをサボってしまう日もあります。でも、自分を大切にすることも大事かな、と。だって、子どものために、ママも元気じゃないと!」
ピラティスとの出会いは、優木さんの内面にも影響を与えたといいます。
「第一子を出産以降、SNSなどでキラキラしている人を見たりすると、すぐに自分と比較して、落ち込むことがあったんです。でも、ピラティスは『前回よりよくなった』、『昨日より動くようになった』という“昨日の自分”との比較だけ。少しでも変化があれば、何歳からでも成長できるんだなと思えました。日々のざわざわした気持ちもなくなり、ピラティスのレッスンを終えたあとは自分でもイキイキしていると感じます」
「チャレンジしてみよう」「楽しもう」と思えるのも、ピラティスのおかげ
今年の3月に40歳の誕生日を迎えた優木まおみさん。多彩な仕事、結婚・出産など、さまざまな経験を積み重ねた30代を経て、いまどんな40代を過ごしたいと思っているのでしょう。
「ピラティス、ピラティスインストラクターという新しいことにチャレンジした30代後半でしたが、この流れのまま40代でも新しいことを始めてみたいですね。
以前の私は何かに興味を持っても、始める前にまず『それをやるメリットはあるのか』ということを考えてしまうタイプでした。いま、あれこれ考えずに『楽しもう』としていることは、自分でもちょっとびっくりです」
優木さんがいま新たにチャレンジしようと思っていることは、サーフィンなのだそう!
「以前旅行に行ったときに、家族で体験したらすごく楽しくて。ピラティスによって、体が思うように動くし、『いまの私ならやれる気がする』という自信がついたのも大きいですね。ピラティスと出会って、体力面でもメンタル面でも変化があり、人生が豊かに、色鮮やかになりました。これからも、生きるということをもっと楽しんでいきたいですね」
公私、そして内面の充実を感じる優木さん。これからの幅広い活躍がますます楽しみです!
次回の連載では、すっきりとした美脚を作るためのピラティスについて教えていただきます。
撮影/山上忠 ヘアメイク/山形栄介 取材・文/馬渕綾子
優木まおみ
1980年、佐賀県生まれ。タレント、モデル。情報番組のコメンテーターや、ファッション誌のレギュラーモデル、CMなどでも活躍。昨年10月にbasiピラティスインストラクターの資格を取得。二児の母。