長時間スマホなどの小さな液晶画面を見続けることは、目が疲れるだけでなく、目もとに老化を感じやすくなりますよね。とくに目の周りの皮膚はやわらかくてデリケートな部分。ヘアメイクアーティストの高倉里美さんによると、目を酷使し過ぎるとたるみの原因に。いまや生活必需品のスマホですが、使った後はしっかり目もとのケアをして、老けに繋がる蓄積原因をやっつけておきましょう。今回は高倉さんが実際に行っている目もとケアの方法をご紹介します。
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話題のニードルパッチを使っています
目もとのたるみケアに使っているのが、ヒアルロン酸が針状になったシート状のパッチ。
今すごく注目されているため興味をもったのですが、数あるなかから私がリピートしているのが「スフィアリー HA マイクロ ND パッチ」です。
寝る前に目の下に貼って、朝はがすだけ。これを貼るときに肌にオイルを塗り過ぎるとパッチがはがれやすくなるので、パッチを貼る部分を避けて塗っています。
ニードルパッチは、貼ってしばらくするとチクチク感を感じやすいものも多々あるので、そういうものだと思っていたのですが、これはチクチクが気になることもなかったので、私のリピートアイテムになりました。
はがしたあとの目もとの感触がふっくらとしているので、液晶画面を見過ぎたな…と思ったときに使っています。
目もとの温活をしています
目を酷使すると睡眠が浅くなり、肩こりや体の不調をすごく感じるので、目を温めて疲労をその日のうちにとるようにしています。
もともと温活には積極的でしたが、“体だけでなく目の周りも血行が悪くなると筋肉が硬くなり血流が悪くなって冷える”と聞いてから温めることの大切さを再認識しています。
目を温めることで気持ちもスッキリし、体もリフレッシュ! あくまで個人的な感想ですが、老眼も進んでないように感じてます。
ふだん7〜8時間寝ているのに目の疲れがとれない、などお悩みの人にはぜひトライしてほしいです。寝る前に5〜6分目を温めるだけで翌朝の目覚めもよくて、今では目もとの温活は欠かせない習慣にもなっています。
私が使っている温活アイテムは「ピップ 夢みるここちのほっとリフレ 目もと用」。これはくり返し使えるので、毎日使っています。
使い捨てタイプの「めぐりズム 蒸気でホットアイマスク」は、仕事先や旅行先で使っていますよ。
ツボ押しも、毎日の習慣です
マッサージのようにスライドしたり指を動かしたりせず、押すだけでOKのツボ押しは、メイクが極端に崩れるといった心配をしなくてもできるので、目の疲労感を感じたときにしています。
やり方は、指の腹をツボにあて、頭の重みを使ってツボを刺激するというイメージ。
指で押すと指先が疲れてしまうので、頭の重みで心地よい刺激のところでキープします。
押す場所は4つ。
「さん竹(さんちく)」という、眉頭のすぐ下にある深いくぼみ。
「魚腰(ぎょよう)」という、まゆ毛の真ん中から少し下にあるくぼみ。
「太陽(たいよう)」という、こめかみのくぼみ。
そして、「承泣(しょうきゅう)」という目の下側に当たる骨のふちにあるツボです。
数分の間、各ツボを押しているだけで、視界が明るくなり目の周りのたるみケアにもなるので、バスタイム後や寝る前におすすめですよ。
力任せにツボ押しをしていた人は多いはず。この機会にぜひやり方も見直してみてくださいね。
取材・文/高田空人衣