入れる場所が難しいと言われるチーク。
さらに「年齢が上がるにつれて、可愛く見えるのが恥ずかしいからと、あえてチークを入れない大人の女性が意外と多いのが現状」と言うのは、ヘアメイクアーティストchihoさん。
chihoさんいわく「チークひとつで小顔に見えるのに、避けたりするのはとてももったいないこと」とのこと。
そこで今回は、小顔に見えるチークの入れ方の基本を、chihoさんに教えていただきます。
Contents 目次
小顔に見えるチークの色選び
「チークが上手く入れられない」「チークをつけると恥ずかしい」という女性は、チーク本来の目的である“血色アップ&顔の立体感を出す”ための自分に合った色選びが間違っていることが多々あります。
実際手持ちのチークを見せていただくと、かなりの高確率で、とてつもないビビットカラーのチークを持っているのです。
ピンクすぎたり、赤すぎたりといった、肌色から遠くなればなるほど難易度が上がるチークを選んでいるがために、自ら難しくしてしまっているのです。
これは、自分の元々の肌とチークカラーとの境目を自然とぼかすのが難しいから。
というわけで、まずはチークの色は肌色に近いピンクベージュやオレンジベージュを選びましょう。
小顔に見える、チークを入れる場所
続いて、チークを入れるのに最適な場所。
ニコッと笑った時に、頬の一番高くなる位置から頬骨に沿って入れることで、この部分が高く見えるため、結果顔に凹凸ができて、目の下から口までの距離がキュッと上がりリフトアップして見えます。
ポイントとして、黒目より内側にチークを入れないことと、小鼻より下に下がらないように入れることが大切です。
小顔に見える、チークブラシの使いかた
ブラシは、大きめのブラシを使用すると、簡単に仕上がりをアップさせることができます。
チークカラーをブラシに含ませたら、一度手の甲かティッシュに余分な粉を落とすことを、意外に皆さん省略しがちです。しかしこれをやらないと、色がボテっとつくので、高確率でオカメ顔になります。
頬骨の一番高い所にブラシを置いたら、顔の中央から外に向かって横にブラシを動かしてつけてください。
この時、外から内にはなるべく ブラシを動かさないでください。
なぜなら、外から内へブラシを動かすと、顔の中央にもチークカラーが飛び、立体感を意識したチークにはなりにくくなるからです。
最後にパフや手を使って、チークを入れた周りをぼかします。
肌色とチークカラーとの境目をぼかすことで、自然な立体感が生まれるので“ここにチーク入れました”感たっぷりのブラシ跡を消す作業ですから、必ずこれも省かないようにしてください。
以上、トレンドに左右されない、小顔に見えるチークの入れ方の基本。
色選びを失敗していた方は、まずは新しいチークを新調することから始めてみて。
取材・文/空人衣 イラスト/中村奈々子