うるおいがあり、肌のキメが細かいつるんとした肌に憧れる人も多いのではないでしょうか。メイクで悩みをカバーしたり質感を演出するのもよいですが、整ったきれいな肌を作るためには日々の基礎ケアが大切です。
今回はエステティシャンである筆者が自分の肌にあった化粧水の選び方と使い方についてご紹介します。
Contents 目次
自分の肌にあった化粧水の選び方
化粧水は肌にある角質層にうるおいを与え肌表面のキメを整えることが目的です。市場にはさまざまな化粧水がありますが、主成分となる水や保湿剤のほか、保湿、美白、エイジングなどの美容成分が配合されていて、みずみずしくさっぱりするものやとろみがありしっとりするものなどテクスチャーや仕上がりの違いがあります。
■STEP1 自分の肌タイプを知る
【敏感肌】アレルギー肌で季節の変わり目などになると肌荒れ、赤みなどが出やすい。
【乾燥肌】水分が少なく肌表面が乾いたような質感、毛穴は目立ちにくく、うるおいが持続しにくい、秋冬には粉がふいたり、皮がめくれやすい。
【混合肌】ほおやフェイスラインは乾燥しているのにおでこ、鼻、あご周りなど部分的にテカリやすい、毛穴の開きや黒ずみが目立ちやすい。
【ニキビ肌】昔からニキビができやすくくり返しやすい、大人になってからフェイスラインに大きな吹き出物やポツポツニキビができる。
■STEP 2 どのような肌にしたいかを決める
例)
・季節の変わり目になると感じる肌荒れを予防したい
・肌荒れしてしまったから保湿力を高めたい
・うるおいが持続する肌にしたい
・くすみのない明るい肌にしたい
・ほおやおでこ、鼻などの毛穴を引き締めたい
・ニキビや吹き出物のできにくい肌にしたい
・ニキビや吹き出物の跡を改善したい
など
■STEP 3 化粧水を選ぶ、エステティシャンおすすめ化粧水
【敏感肌向け】
季節の変わり目の肌荒れを予防、保湿力を高めたい場合は、保湿やうるおいをおぎなう「セラミド」「アミノ酸」「スクワラン」が含まれているもの、敏感肌も使える「アルコールフリー」「アレルギーテスト済」のものを選びましょう。
敏感肌タイプにおすすめの化粧水は「イプサ ザ タイムリセット アクア」です。
イプサ独自の保湿成分「アクアプレゼンターIII」(保湿成分アセチル化ヒアルロン酸などの複合体)によって、肌の表面にうるおい成分をとどまらせるようなうるおい持続を叶える化粧水です。
水のようなサラッとシャバシャバしたテクスチャーで、肌なじみがよくぐんぐん浸透します。ベタつきなどはなくみずみずしさとうるおいが高まる仕上がりです。
アルコールフリー、油分フリーの無添加なので、敏感肌に限らず、乾燥肌、混合肌、ニキビ肌、年齢問わず、みずみずしいうるおいを高めたい人におすすめです。
【乾燥肌、混合肌向け】
うるおいが持続する肌にしたい、キメの整った肌にしたい場合は、水分を抱え込む特性のある「ヒアルロン酸」「コラーゲン」、保湿力の高い「セラミド」が含まれているものを選びましょう。
私のおすすめは「シーボンルミナス エモリエントローション」です。
保湿成分のスプリングシグナルEX、浸透型ヒアルロン酸、8種のアミノ酸、アーティーチョーク葉エキス、ユズ果実エキスが配合されていて、シーボン独自の浸透技術によってスッと肌に浸透し、うるおいで肌をふっくらやわらかく整えます。
手にとった瞬間はほのかにとろみを感じますが、広げるとなめらかですばやく浸透するテクスチャーで、肌の内側からうるおいが満ちるような仕上がりです。肌のハリやうるおいが欲しい、キメ細かな肌にしたい人におすすめです。
【混合肌、ニキビ肌向け】
ほおや鼻などの毛穴を引き締め、テカリを予防したい、ニキビや吹き出物のできにくい肌にしたい、ニキビ跡を改善したい場合は、保湿成分である「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「セラミド」に加えて抗酸化作用の「ビタミンC誘導体」「ピュアビタミン」、肌荒れや炎症を抑える「抗炎症成分」が含まれているものを選びましょう。
私のおすすめは「オバジC リファインローション」です。
混合肌やニキビ肌で感じる毛穴やザラつきの悩みに対してビタミンCとミネラル型ビタミンCがアプローチし、角質層に保湿成分であるフラーレンやアスコフィルムノドスムエキスが浸透し、肌のキメ、うるおい、透明感を整える化粧水です。
手にとったときは少しとろみがあり、肌に広げるとみずみずしくベタつかない程度のしっとり感のある仕上がりです。心地よいさわやかなシトラスの香りです。
皮脂づまり、ザラつきが気になる場合はやさしくふきとりをするとさっぱり、うるおい、透明感を高め、テカリを予防したい場合は重ねるようになじませるとしっとりした仕上がりになります。
角質のザラつき、毛穴悩み、うるおいを高めたい、ニキビや吹き出物を予防したい混合肌、ニキビ肌におすすめです。
安定したきれいな肌を作る化粧水の使い方
(1)コットンまたは手のひらに化粧水をとる
洗顔後、コットンまたは手のひらに500円玉硬貨よりも少し多めの量をとります。
化粧水は手のひらにも吸収されてしまうため、細かい部分も浸透させるためにはコットンを使用するのがおすすめですが、敏感肌でコットンのチクチク感が苦手という人は手でも大丈夫です。手で行う場合は量を少し多めにとるようしましょう。
(2)顔全体に化粧水をなじませる
1.化粧水を顔全体にサッと広げます。
角質に今から化粧水を浸透させますよとサインを送っているような感じです。
2.コットンまたは手のひらでやさしくおさえながら各層に浸透させます。
角質層にしっかりうるおいを届けることで、透明感が出る、肌のキメが整う、毛穴が引き締まりやすくなります。
3.もう一度 2. をくり返す
もう一度化粧水を手にとり、乾燥や肌荒れ、毛穴、ニキビや吹き出物が気になる部分に浸透させます。
(3)美容液、乳液、クリームを重ねる
いかがでしたでしょうか。
肌タイプや改善したい悩みや目的に合わせて化粧水を選び、正しい使い方をすることで肌は変化するのでぜひ参考にしてみてくださいね。