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白髪を気にする女性

最初は数本だけだったのに、気づけばあちこちに目立ってくる「白髪」。同じ年齢でも多い人もいれば、少ない人もいますが、その違いはどこにあるのでしょうか。“髪のかかりつけ医”として、女性のさまざまな頭髪の悩みに向き合う、クレアージュ東京エイジングケアクリニック院長の浜中聡子先生に、白髪にまつわる疑問についてお話をうかがいました。

監修
浜中 聡子

白髪は予防できるの? 多い人、少ない人の違いは?

髪の毛を気にする女性

私たちの髪が黒く保たれているのは、髪の毛根にある色素細胞「メラノサイト」がつくるメラニン色素のおかげです。しかし、加齢によってメラノサイトの働きが弱まると、髪に色がつかなくなってしまい、髪の色は黒から茶色や灰色へ、そして白へと段階的に変わっていきます。

白髪と黒髪が生えるメカニズム

「白髪の原因のほとんどは加齢によるものなので、白髪を止めるということは難しいです。また、薄毛や抜け毛と比べて白髪は遺伝的要因が大きくかかわっているため、若白髪も含め、白髪が出始める年齢も場所も人それぞれなのが特徴です」と浜中先生。

加齢や遺伝的要因が大きく影響している白髪ですが、じつはストレスも大敵です。

「ストレスを感じた際に交感神経が興奮すると分泌されるノルアドレナリンがメラノサイトの減少にかかわることが明らかになっています。こうしたことからも、常にストレス状態にある現代人は、白髪の発現時期や増えるスピードが加速している可能性はあります。また、パソコンやスマホの見過ぎによる眼精疲労や睡眠の質の低下は血流を悪くして、頭皮環境や髪にも影響を与えるので、気をつけましょう」

白髪には「貧血」も関係するの?

血液

そして、特に女性の場合、気をつけたいのが「貧血」です。

貧血は、血液中のヘモグロビン濃度が低下し、酸素が体のすみずみに運ばれなくなる状態のこと。必然的に髪にも酸素が行きわたらなくなるため、メラノサイトの働きが悪くなり、白髪が増える原因に。浜中先生は「貧血に気づかない」もしくは「貧血を放置している」女性が多いと指摘します。

「女性は生理があるため、“貧血気味”の状態には耐性があります。そのため、貧血に気づいていない人、我慢してしまっている人が少なくありません。しかし、貧血は白髪を増やしてしまう原因となるだけでなく、子宮筋腫などの病状が隠れていることもあるので、定期的に健康診断を受け、貧血の有無をチェックすることをオススメします。また、鉄分や亜鉛を積極的にとり貧血を改善させることが白髪予防にもつながります。貧血の人は放置せずに早めにケアするようにしましょう」

ちなみに、「妊娠中に貧血を指摘されていた」「出産後に白髪が増えた」など、妊娠中の貧血と白髪の関係性については一時的なものといいます。

「妊娠中の貧血は、胎児に血液を送るために1.3倍ほど体内の血液を薄めているために起こります。ですが、それが原因で白髪が急に増えるということは考えにくく、もし白髪が一時的に増えたとしても加齢変化が原因でなければ、しばらくすると再び黒く戻る可能性が高いです」

白髪を見つけたら「抜かずに見守る」が正解

ブラッシングする女性

「白髪を抜くと増える」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、それは間違い。「増えるのではなく、抜いても次に生えてくるのが白髪なので増えているように見えるだけ」と浜中先生は言います。

しかし、白髪を見つけたからといって抜いてしまうと薄毛になる可能性もあるので注意しましょう。

「多くの人が白髪を見つけたら抜いてしまうようですが、抜いても8〜9割が白髪として生えてきます。ただし、生えるたびに抜き続けてしまうと、毛根を痛めてしまい、白髪すら生えてこないことになりかねないため、白髪はできるだけ抜かないほうがベター。年齢を重ねれば白髪が増えるのは自然なことと受け止め、白髪が少ないうちはヘアマニキュアなどで部分的にカバーして、目立つようになってきたらカラーリングを定期的に行いながらつき合っていくのがよいでしょう。また、たとえ白髪があっても、黒髪部分の状態がよければ見た目の印象は若々しく保てるはず。よい髪質を保つためにも、栄養バランスのとれた食事や良質な睡眠など正しい生活習慣が大切です」

年齢とともに生えてくる白髪。正しい知識をもとに上手にケアしながら、つき合っていきたいですね。

取材・文/佐藤有香

浜中 聡子

浜中 聡子

24万人の働く女性の頭髪を救ってきた女性専門・頭髪治療の第一人者。クレアージュ東京エイジングケアクリニック院長。北里大学医学部卒業、北里大学大学院医療系研究科臨床医科学群精神科学修了。2009年10月AACクリニック銀座院長、2017年3月ウィメンズヘルスクリニック東京院長に就任(2019年7月 Dクリニック東京に院名変更)。女性の頭髪に関するお悩みの専門医師として著書執筆のほか、雑誌やテレビなどでも活躍中。

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