夏の疲れが蓄積した肌は、保湿してもしっかりうるおう感じがしない、と感じる人も多いはず。さらに秋になって、ごわつきやくすみに悩み始めた人は、古い角質がうまくはがれずに、肌にたまっているのが原因かもしれません。そんな秋の肌悩みを解決に導く、頼れる美容成分入りのコスメを、コスメコンシェルジュが実際に使ってご紹介します!
Contents 目次
肌のごわつきやざらつきの原因とおすすめのケアは?
夏のダメージが蓄積した肌は、ふれるとごわごわした感じや、ザラザラした感じがしませんか? 肌がカサついて、ファンデーションがのりにくいと感じることも多いはずです。
夏の強い紫外線にさらされた肌は、そのダメージから身を守るため、肌の角質を厚くして防御します。その後、肌の生まれ変わりによって、古い角質がスムーズにはがれていけば問題ないのですが、年齢を重ねた肌やダメージを受けた肌は、生まれ変わりのリズムが乱れやすいため、角質がうまくはがれずに、厚くたまった状態になってしまいます。これが秋の肌がごわつきやざらつき、肌のくすみを感じやすい原因のひとつです。
肌の調子を回復するには、古い角質をやさしくとり去り、うるおいを与えるケアをとり入れてみましょう!
ここからは、古い角質をオフする成分である「酵素」「グリコール酸」や、肌のうるおいを高め、透明感のある肌に導く「酒粕エキス」に着目した、おすすめのコスメをご紹介します。
1.週2回の酵素マスクで余分な角質を『落とすケア』
夏のダメージによって角質が厚くなり、はがれにくくなった状態の肌をケアするのにおすすめの成分が、「酵素」です。
酵素は、体にとって必要な化学反応を促す働きをもっていて、肌にもたくさんの種類の酵素があります。肌のターンオーバーを促す酵素に「プロテアーゼ」というたんぱく質がありますが、その働きが弱まると、古い角質が分解されにくくなり、ごわつきやざらつきの原因になるのです。
今回は、肌のプロテアーゼと同じ酵素を配合した酵素パックを試してみました。
ハリウッド化粧品は、1960年に日本初の酵素配合パックを発売している、酵素コスメの老舗です。その超ロングセラーアイテムである酵素パックは、「オーキッドマスク」と、「」オーキッド ピックアップクリーム」の2品をセットで使用します。
酵素は水に溶かすと効果が落ちてしまうので、オーキッドマスクの酵素は粉状になっています。使う直前にオーキッド ピックアップクリームと混ぜて、作り立ての状態でパックをすることができますよ。
マスクとクリームを混ぜ合わせると、かためのクリーム状のパックができ上がります。これを洗顔後すぐの肌に、目の周りを避けて肌全体に塗りパックします。
パックは肌にぴったり密着するので、パック中の3~10分は家事をしたり、スマホを操作したり、好きなことをして過ごせます。
パック時間が過ぎたら、スパチュラで軽くとり除いたあとに、ぬるま湯で洗い流します。
洗い流しのときから、肌がツルツルの感触になっているのを実感できました。仕上がりの肌は、古い角質によるくすみがとれて、すっきり明るく見えます。肌の感触はふっくらとやわらかで、ほぐされたような手ざわりになりました。
化粧水をつけると、普段よりなじみがよく、すぐにしみ込んでいく感覚が味わえます。たっぷりとつけても、肌の上でつるつるすべることがなくスムーズになじむので、いつも以上にしっかりと保湿することができました。
使用の目安は週2回なので、週末など時間があるときにとり入れてみてくださいね! 肌の手ざわりやしっとり感が変わってくると思います。
2.洗顔後のプレローションで『与えるケア』
酵素パックのあとはもちろんのこと、毎日の洗顔後の肌にプラスしたいのが、プレローションです。プレローションは、化粧水の前に使うと、あとから使う化粧品を肌の中に引き込む呼び水のような効果をもたらしてくれます。
「ノエビア ブランコンディショナー」は、角質ケア成分として「グリコール酸」が配合されています。グリコール酸はフルーツ酸の一種で、古くなった角質をはがれやすくし、なめらかな肌に整える効果があります。乾燥してごわつく肌を、やわらかくほぐしてくれますよ。
白濁したローションを肌になじませると、肌がやわらかく、吸いつくような感触に変化するのがわかります。肌がうるおってツヤツヤとした光が感じられます。このあとに化粧水を重ねると、単品で使うよりもしっかりと肌が保湿されて、化粧水だけをつけた状態でも、肌にもっちりとした弾力が感じられました。
美容成分の「ナイアシンアミド」や「ビタミンC誘導体」も配合されているので、透明感ケアにもなりますよ。
肌がなかなかうるおわないと感じる人は、いつもの化粧水の前にプレローションをとり入れてみてくださいね。
3.酒粕シートマスクで集中透明感ケア
「酒粕」は日本酒を作るときに出る副産物で、栄養価が高く健康にいい食品としてよく知られていますね! 昔から日本酒を作る職人である杜氏の手は「白くて美しい」と言われており、酒粕を使った美容法も広まっています。
「pdcワフードメイド酒粕マスク」は、熊本県河津酒造の酒粕由来の酒粕エキス入りシートマスクです。乾燥した角層にうるおいをしっかりと届けることで、透明感を与えてくれます。
マスクをとり出すと、ほのかに日本酒のような香りが漂うので、日本酒が好きな人は飲みたくなってしまうかもしれません。苦手な人もアルコールに酔うようなことはないので、安心してください。
中身は美容液をひたひたに含んだ、ほどよく厚みのあるシートマスクです。
マスクは洗顔後の肌に使用し、5~10分ほど置いてからはがします。マスクをはずしたあとの肌には美容液がたっぷりと残っているので、ハンドプレスしながらしっかりとなじませて、うるおいを肌に閉じ込めるのがポイントです。ごわつきやざらつきを忘れるほど、しっとりもちもちとした肌に仕上がります!
こちらの3アイテムを使ってケアをしていけば、ツルツルすべすべの肌に出会えるはずです。秋の肌ケアにプラスしてみてくださいね。