前回のコラムでも書いたのですが、もともと肌は強いほうだったのに、年齢を重ねるにつれ、少々敏感になってきました。最初は花粉の時期や季節の変わり目だったのが、今ではなんとなく一年中、刺激は弱めにしたい、と感じるようになりました。

そうなったとき、クレンジングには結構頭を悩ませるのですが、そもそも、がっつりハードなメイクはしないものの、使うアイテムを「石けんで落とせる」といったようなものに切り替えるようになりました。なるべく肌に負担をかけず、でも余分なものはきちんと落としたい、そう考えたとき、「あ、ビオデルマってじつはいいのかも」と思い直し、かなりお久しぶりに手にとった、というわけです。

ビオデルマはフランス生まれのスキンケアブランドで、Biology（生物学）＋Dermatology（皮膚科学）の観点から、素肌と素肌本来のはたらきを大切に作られたブランドで、皮膚科学に関心の高いフランスでは、このビオデルマを多くの皮膚科専門医が処方しているといいます。クレンジングもお悩みに合わせて数種類ありますが、私は「ビオデルマ サンシビオ エイチツーオーD」という敏感肌のことを考えて作られたものを使用しています。

使ったことのある方も多いと思いますが、あえて説明しますと、ビオデルマはふき取り式のクレンジング水で、たっぷりの水分をコットンに含ませ、お肌、目もとのメイクなどをやさしくふき取って落とします。これ1本で、メイク落とし＋洗顔＋うるおいケアができ、洗い流し不要という、ズボラな私にもぴったり。メイク汚れはもちろん、皮脂汚れや古い角質、花粉やPM2.5などの環境物質もオフしてくれるという心強さ。とにかく洗い流しが不要、もちろんダブル洗顔もいらないので、最近、洗いすぎないケアを心がけている身としては、大変ありがたいのです。

ポイントはたっぷりとコットンにクレンジング水を含ませ、たっぷりとした水分でメイクをやさしく落とすこと。その昔使っていたときは、たくさん使うのがもったいなくて、少しずつ使っていた思い出がありますが、それだと肌を余計にこすってしまったり、といいことなしなので、とにかくたっぷり使って、しっかり落とすようにしています。これによって、やはりふき取った後の肌のしっとり感が全然違うんですね。一応工程としては、ふき取った後、洗顔まで終わっていることになるので、通常のスキンケアにはいっていくわけですが、ふき取った後にかなりうるおいが残るので、仮にそのまま眠くて寝てしまったとしても、朝起きて、肌がガッサガサなんてことはありません。また、帰宅してすぐメイクを落としたい、けれど、その後お風呂に入るまでは時間があって、その間のスキンケアに迷う（せっかくつけてもまたお風呂で洗い流すから、普通のステップを踏むのはもったいないと思ってしまう）ときには、これが本当に重宝します。帰宅後、手洗い、うがい、ビオデルマでもトータル5分もしません。これでもうメイク落としまで済んでいるなんて、夜時間の効率化まではかれちゃう、なんというお得感！

ボトルのサイズ感もいろいろあるので、自宅用には250ml～500mlの大きめボトルでたっぷり使い、旅先には100mlのコンパクトサイズをもっていけば便利です。

春先から使い始めて、この夏の間まで、なんの問題もなく、いや、むしろ「久々だけど、う～む、やっぱりいいな」と、うなる毎日。長い間、多くのファンに信頼されているのがよくわかる逸品です。この後、夏が終わって秋冬の乾燥シーズンは、帰宅後落としたままで、過ごせるかどうかわかりませんが、今のところ肌の調子もいいので、続けていきたいと思います。（編集長ホボ）

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