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夏の紫外線ダメージによる酸化ストレスは早めに対処を! 抗酸化作用を持つグルテンフリー食材6つ
今年の夏は体温超えの猛暑が続きましたね。この暑さを少しでもしのぐため、海や山に出かける機会も多くなり、紫外線(UV)をたっぷり浴びてしまった人も多いのではないでしょうか。この紫外線ですが、肌の組織に吸収されると活性酸素を発生させ、肌老化の要因となります。今回は一般社団法人グルテンフリーライフ協会のフォーブス弥生さんに、活性酸素の影響を緩和する抗酸化作用を持つグルテンフリー食材について教えてもらいました。
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紫外線ダメージから体を守ろう!抗酸化作用を持つグルテンフリー食材6つ
まずはじめに基本的なことなのですが、紫外線とは、ultra-violet(ウルトラ・バイオレット)と呼ばれており、浴び過ぎると体を酸化させ、日焼けやシミやそばかす、しわの原因になり、肌の乾燥や老化を早めてしまいます。また、長年にわたって紫外線を浴び続けた場合には、免疫力の低下や皮膚がん、白内障といった健康被害をも引き起こすと考えられています。
この紫外線ですが、肌の組織に吸収されると、活性酸素を発生させます。活性酸素とは、体内で生成される酸化ストレスの原因となる分子です。また、コラーゲンやエラスチン(体の弾力性や肌のハリを形成するのに役立っているたんぱく質)を壊したり変性させたりして、肌のハリや弾力性を失わせるため、しわやたるみの原因になります。一方では、紫外線はビタミンDを生成して骨を強くするプラスの作用もあります。
今回、この活性酸素の影響を緩和する抗酸化作用を持つグルテンフリー食材として、紹介するのはソルガム(Sorghum)です。ソルガムとは、世界5大穀物のひとつでありイネ科の穀物です。栄養素としては食物繊維、ミネラルを豊富に含んでいます。
とくに有色ソルガム(ブラックソルガム・レッドソルガム・イエローソルガムなど品種によって異なる色味は、タンニンの違い)は抗酸化作用を持つタンニンも含んでいるため、最近ではヘルシー雑穀として健康志向の食材として注目されています。さらに、ソルガムはグルテンを含まないため、アメリカではグルテンフリー食材として広く利用されています。このほかにも、抗酸化作用を持つ食材は多くあります。
・キヌア:ヒユ科アカザ亜科アカザ属の植物です。とくにたんぱく質・ミネラル・脂質・食物繊維などの栄養素が多く含まれており、抗酸化作用を持つ成分も含まれています。完全栄養食と言われており、NASA(アメリカ航空宇宙局)でも宇宙食として指定されています。
・緑茶:緑茶に多く含まれているポリフェノールの一種であるカテキンは、渋味や苦味のもととなる成分です。強い抗酸化作用や殺菌・抗菌作用を持ち、生活習慣病や肥満を予防し、細菌やウイルスから体を守る効果があります。
・ベリー類:ブルーベリー、ストロベリー、ラズベリー、クランベリーなどのベリー類には、活性酸素除去力の強い成分である「ポリフェノール」がより多く含まれています。
・赤ワイン:赤ワインに含まれるレスベラトロールとは、抗酸化作用が強いポリフェノールの一種です。レスベラトロールは体内で生成された活性酸素を除去する成分となり、傷ついた細胞の修復を促し、肌の新陳代謝を促進するため、美肌や老化予防にもつながり、心血管へのよい影響もあるとされています。
・柑橘系果物:オレンジ、グレープフルーツ、レモンなどの果物にはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素で、抗酸化作用を持っています。肌へハリを与え、シミの予防、免疫力や抵抗力への働きなど美容効果が期待できるなどうれしい効果を持つビタミンです。
これらの食材を毎日の食生活のなかにとり入れることで、活性酸素による体の細胞へのダメージを軽減するのに役立つかもしれません。バランスのとれた食事や健康的なライフスタイルを維持に役立ててみてください。