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CATEGORY : ビューティ |スキンケア

月経周期でゆらぎやすい肌。毎月のサイクルに合わせて肌の調子を整える方法とは?

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頬杖をつく女性の画像

生理前の肌荒れは、女性なら誰でも経験があるはず。肌は女性ホルモンの影響によって、ゆらいだり安定したりといった変化を毎月くり返しているのです。そのサイクルを知れば、肌トラブルを予防し、調子のいい肌をキープしやすくなります。月経周期に合わせたスキンケアのポイントをご紹介しましょう!

監修 : 牧内 夕子 (コスメコンシェルジュ)

化粧品メーカーにて18年にわたりアンチエイジング化粧品や健康食品などの商品を開発。その経験をもとに、コンセプトプランニングやコンサルティング、美容と健康に関して執筆する傍らコスメコンシェルジュ(日本化粧品検定特級)としても活動。

Contents 目次

生理周期によって肌は移り変わる。その理由は?

鏡を見る女性の手もと画像

生理前になると肌がベタついたり乾燥したりと、肌の調子が大きく乱れる人が多いのではないでしょうか。そして、生理が終わると肌の状態がよくなり、ツヤやうるおいが感じられるようになりますよね。このような肌変化の波は、女性ホルモンの影響によるもの。女性なら誰にでも起こる現象なのです。

生理に関係する肌荒れは「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」という2つの女性ホルモンの影響で起こります。女性は毎月女性ホルモンの増減に合わせて、肌・心・体の変化をくり返していて、生理前や生理期間中の肌荒れもこうした変化のひとつです。

1か月の肌変化は大きく3つの時期で分けることができます。

●月経期
生理期間中は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が両方低下する時期です。刺激に対して肌が敏感になりやすく、肌の調子が不安定な期間です。

●卵胞期
生理後の約1週間は、「美肌ホルモン」とも呼ばれる卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が増えるので、肌のバリア機能が整い、ハリやうるおいが高まります。肌の調子がよく、肌荒れしにくい期間です。

●黄体期
生理前は、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が減り、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が高まります。むくみや便秘が起きやすく、PMSの症状に悩まされることも。肌はニキビができやすく肌荒れしやすい期間です。

毎月くり返すこのサイクルを頭に入れておけば、その時期に合ったスキンケアを行ったり、心身を休めるセルフケアを行ったりすることができますよ。

月経周期に合わせた、おすすめのケアポイントをご紹介します。

1.月経期には肌を思いやるやさしいケアを

コスメを手に出す画像

●低刺激の化粧品を選ぼう

生理中は肌が刺激に対してデリケートになりやすい時期です。いつもは問題なく使えていた化粧品でも、負担に感じることがあります。その場合は肌にやさしい低刺激処方の化粧品を選ぶといいですよ。
ただし、ふだん使っている化粧品をがらりと変更してしまうと、かえって肌に負担を与える場合があります。まずは肌に最初につける化粧水だけ低刺激処方のものに変えてみるなど、様子を見ながらの変更がおすすめです。

低刺激処方の化粧品を選ぶには、パッケージをチェックしましょう! パッチテストやスティンギング(皮膚刺激感)テスト、敏感肌の方への連用テスト済みの記載があるものや、無添加、無香料・無着色、アルコールやパラベンなどのフリー処方にこだわったものなど、敏感肌に対応した化粧品の中から選んでみてくださいね。

●肌に負担となるケアはお休みしよう

血行をよくするためのマッサージや、古い角層をとり去るピーリングなどのお手入れは、摩擦や刺激によって肌に負担を感じる場合があるため、この時期はお休みするほうがいいでしょう。

ふだんコットンで化粧水をつけている人は、化粧水を手のひらで押さえるようにしてなじませる「ハンドプレス」という方法でなじませてみてください。やさしいタッチで化粧水をなじませることができ、手のひらのぬくもりが気分をリラックスさせてくれますよ。

生理中は低体温期で血行が悪くなるため、肌への栄養が行き渡らず乾燥しやすくなります。化粧品の浸透を高めて、肌の保湿効果を高めてくれるハンドプレスのテクニックを、この時期はぜひとり入れてみてください。

こちらの記事も参考にしてくださいね。
“ハンドプレス”で美肌スイッチがオンに?! 肌がゆらぐ季節こそ行いたい、スキンケアのテクニック

2.卵胞期には新しい化粧品やスペシャルアイテムで楽しむケアを

さまざまなクリームなどの画像

●新しい化粧品を試すならこのタイミング

肌のうるおいやツヤが高まり、肌の調子のよさが感じられる時期です。スキンケアアイテムを新しい化粧品に変えたいと思っている人は、この時期が切り替えのチャンスです。高機能の美容液を追加して、肌悩みを集中的にケアしてみてもいいですね。肌が安定しているこの時期を、美肌を磨く集中期間にしましょう!

●攻めのスペシャルケアもOK

肌がじょうぶな時期なので、ふだんより攻めたスペシャルケアを行うのにも最適な時期です。角層ピーリングやパック、マッサージなど、いつものお手入れにプラスワンの特別なケアを行ってみてはいかがですか? また、エステを受けに行くのもいいですね。日頃チャレンジしてみたいと思っているスペシャルケアをとり入れるなら、このタイミングがおすすめです。

3.黄体期にはやさしい洗顔とうるおいを重視したケアを

洗顔中の女性画像

●肌にやさしい洗顔を心がけよう

皮脂の分泌が増える時期なので、肌を清潔に保つことが大切です。ただし、ベタつきを落とそうと、ゴシゴシとこすり洗いをするのは厳禁。朝晩2回、洗顔料をたっぷりと泡立て、やさしくていねいに顔を洗いましょう。肌の乾燥を防ぐために、熱いお湯ではなく、水やぬるま湯ですすぐことも忘れずに!

●皮脂やニキビが気になる人はさっぱりタイプの選択もあり

皮脂が出やすい時期なので、化粧水や乳液の使用量を減らす人もいるかもしれません。ところが、肌の保湿が足りないと、よけいに皮脂が多く出る場合があります。ふだんの化粧品がしっとりし過ぎると感じるときや、ニキビができやすい人は、脂性肌用やニキビ用のさっぱりとした感触の化粧品を使ってみてください。さっぱりタイプなら重ねづけをしてもべたつきにくく、みずみずしいうるおいで肌を満たすことができますよ。

●アロマなど、香りでリラックスも〇

この時期は、PMSなどでゆううつな気分になる日も多いかもしれません。そんなときは、アロマの力を借りましょう!
ラベンダーは、心を落ち着かせる効果のある香りの代表格です。PMSのときにラベンダーの香りをかぐと、気分の落ち込みが改善され、リラックスできることが実験で明らかになっています。また、ゆずの香りにも同じ効果があるそうですよ。好みの香りを選んで、リラックスして過ごしましょう。

毎月の肌変化を頭に入れておけば、突然の肌荒れにゆううつになることも減るはずです。自分自身をやさしくいたわるつもりで、お手入れしてみてくださいね!

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