朝晩のお手入れの時にいちばん初めに肌に乗せるのが化粧水ですが、美容のプロは化粧水選びにこだわりを持っている人が多いです。美容家の岡本静香さんも「透明感に満ちた潤った美肌は化粧水なくしては手に入りません」と話します。今回は、岡本さんの著書『自分の肌を好きになったら運命は変わる』から、透明感を生む化粧水の使い方についてお伝えしていきます。
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化粧水は2パターンあるといい
夏は皮脂が出ていても肌が乾燥に傾きやすく、それが肌トラブルにつながることもあります。
そんな時は化粧水の力を活用しましょう。
では、化粧水はどのように選べばいいのでしょうか。
「わたしは、2パターンの化粧水をつねに用意することをおススメしています。
まず1つ目は、高保湿の「ハイスペック化粧水」。
量や時間をたくさんかけなくても、使うだけですぐに潤ったことを感じる優秀な化粧水です。
肌のキメが整う、使っているとふっくらする、思わず乳液をつけ忘れそうなほどもちもちする、そんな実感に満ち溢れる化粧水を使って、美肌力を日々上げていきましょう」。
「ハイスペック化粧水」の代表格はリサージのスキンメインテナイザー。
「化粧水と乳液の効果をひとつにした化粧液で、つけた瞬間にしっとり。肌も輝きます」。
2つ目は、乾燥や不規則な生活で肌が敏感になっているときにでも、安心して手にとれるような「マイルド化粧水」。
「肌がゆらぐ時にも使えて、肌状態を戻し、元気にしてくれるような商品です。香りも優しく自然たっぷりのもの、もしくは敏感肌用につくられたもの。
ディセンシアのアヤナス ローションコンセントレートはどんな時にもしみず、心地よく浸透し、確実に潤う、絶大な信頼感があります」。
化粧水でスペシャルケアをする方法
化粧水をたっぷり使ってスペシャルケアをしていきましょう。
「化粧水を含んだコットンで、顔全体にまんべんなくなじませるのが基本です。
コットンの半面を化粧水でたっぷり浸し、それを半分に折りたたんでなじませてみてください。するとコットン全体をひたひたに浸すことができます」
コットンに乾いた面をつくると摩擦によって肌がダメージを受けるので、たっぷり浸すことが大事です。
コットンに残った化粧水は首すじやデコルテにパッティングすれば、上半身すべてが潤いに満ちます。
一方、肌が敏感ぎみな日、赤みやかゆみを感じる日は、手で塗ります。
「手でつけるとコットンのときよりも化粧水が少量になりがちなので、意識的に量を多めにすることが大切です。
手にこぼれる手前ぐらいまでとって、顔全体にやさしくなじませます。コットンに比べてムラになりやすいので、2〜3回ほど重ねづけしたり、指の先を使って目の下や目のまわりまでカバーしましょう」。
暑いときは化粧水をつける瞬間、ひんやりして心地いいですね。肌の透明感不足は化粧水が効いていないせいかも。夏は寝不足だったり、紫外線を浴びたりしてくすみのような顔色が冴えない日も多いので、化粧水で夏の肌をいたわるケアをしていきましょう。
文/庄司真紀
参考書籍
岡本静香『自分の肌を好きになったら運命は変わる』(SBクリエイティブ)