日常生活では欠かせなくなっているパソコンやスマートフォン、タブレット…端末ばかりを見つめていると年齢以上に肌がくすんでいたり、表情筋がたるむなどの悪影響が出る「スマホ顔に」。この「スマホ顔」は年齢以上に老け感を招いてしまうそうです。そこで今回はエステテシャンの寒川あゆみさんに「スマホ顔」をケアする方法を教えていただきます。
Contents 目次
スマホ顔ってどんな顔? スマホ顔がよくない理由
日常の中で欠かせなくなっているパソコンやスマートフォンなどのツールは便利でなくてはならない存在になっていますよね。
便利な反面、それらを日々使っていると肩こりや首こり、眼精疲労はもちろんのこと、メールなどで済ませることで会話が減り、表情筋を使わなくなります。会話が減ることで、コミュニケーション不足といったことも起こりやすくなりますよね。
そうなると表情筋の筋力が低下し、老廃物がたまりフェイスラインがもたっとしたり、ほおの筋力低下によってほうれい線が目立つ、毛穴が目立つ、目もとのクマが目立つ、血行不良やブルーライトによってくすみが起きるなど年齢以上に老化を加速させていることも。
私たちは生まれてから年を重ねるたびに自然と老化へと向かっていますが、ストレスや生活習慣、紫外線、スマホなどを含む外的刺激によって環境老化を加速させ、年齢以上に老けさせているわけです。
そこで、今回は「スマホ顔」を予防するケア法をご紹介します。
脱スマホ顔!年齢以上に老けないためのケア法
(1)クレンジング、洗顔でやさしくていねいにメイク汚れを落としましょう
クレンジング剤を少し多めに手に取り、メイクを浮かせるようにやさしくなじませてぬるま湯で洗い流します。
洗顔料はしっかり泡立てます。肌表面に泡を転がすように洗い、ぬるま湯で洗い流しましょう。
(2)週に一度はクレイマスクを取り入れて古い角質を大掃除!
日ごろからクレンジングや洗顔で汚れを落としていても角質がたまったり、毛穴に汚れが蓄積してくすみや黒ずみとなっていることも。
週に一度、クレイ(泥パック)による吸着力で角質の大掃除をして肌表面の汚れをリセットしましょう。
(3)マッサージオイルで表情筋ほぐし
1.マッサージオイルを5滴ほど手に取り、顔全体に伸ばし、手のひらを密着させたら顔の中心から外側に向かってほぐすように10回くり返し流しましょう。
2.指の関節を使って円を描くようにほおやフェイスラインのこり固まった筋肉を約1分ほぐしましょう。
3.口角をキュッと引き締めながら人さし指と中指の関節を使いながら(1)あご~耳の下 (2)口角~かみ合わせ (3)小鼻~こめかみへと(1)~(3)をくり返し10回流しましょう。
4.目もとは皮膚が薄い部分、指でやさしくツボをおさえましょう
5.指を少し立てて眉毛を持ち上げて3秒プッシュをしたあと、おでこを通り生えぎわに向かって流しましょう
6.化粧水+シートマスクでたっぷり保湿
コットンに化粧水をたっぷりしみ込ませ、角質層に水分をしみ渡らせるイメージで顔全体にやさしくプレス。2~3回くり返して水分をすみずみまで行き渡らせるとよいですね。
乾燥が気になるときは保湿成分、くすみやニキビあとが気になるときは美白成分、シワなどが気になるときはエイジング成分などが含まれたシートマスクを肌にぴったりと密着させます。
7.やさしくていねいに乳液とクリームを重ねる
最後に化粧水や美容成分を逃さないために乳液とクリームをやさしくていねいに塗り重ね、整えましょう。
日ごろからパソコンやスマートフォンばかりを見ていると表情筋を使わず、くすみやたるみが蓄積し、ふと気づいたときになんだか老けたような気がする…と感じることも。そうならないために、日ごろから表情筋をストレッチさせるマッサージや角質にたっぷりと保湿をし、うるおいを維持して肌の見た目年齢を高めておくことが大切です。