最近髪の毛がパサパサしている、まとまりにくい、フケが出る、かゆみがある、など春ってなんとなく髪の毛や頭皮が不調な気がする、と感じている人がいるかもしれません。じつはこの時期はトラブルが起こりやすい時期なのだそう。医師の丸田佳奈先生が日ごろから実践しているヘアケア法を教えてくれました。
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シャンプー前のケア、シャンプー後のケア
じつは春は髪の毛のトラブルが増える時期と言われるのを知っていますか。紫外線によるダメージ、皮脂の増加、頭皮の臭いやかゆみ、フケの増加、抜け毛の増加など、ほかの季節よりもトラブルが増えやすいんです。
その原因は、紫外線の増加、気温の上昇、生活の変化、送別会や歓迎会などの暴飲暴食、新しい環境や忙しさからくるストレス、ホルモンバランスの乱れなど、この季節特有のものが多いのが特徴です。
正しいケアで、お出かけに自信が持てる髪の毛を保ちたいものです。
髪の毛を洗う前に、まずていねいにとかします。髪の汚れが落ちやすくなるだけでなく、洗髪時の髪の毛の絡まりや傷みも防ぐことができます。
私はシャンプーのあとのホームケアを使い分けています。リンス、コンディショナー、トリートメントのちがいを理解して使い分けている人は意外に少ないのではないでしょうか。
リンスは髪の補修作用はなく、パサパサを予防したり手ざわりをよくしたりするので日常使い向きです。トリートメントは髪の毛の内部補修作用は強いですが、その分仕上がりが重い感じになってしまいます。コンディショナーはその中間。ボリュームのある髪型にセットする際はリンスやコンディショナーにしたり、トリートメントは毎日使用しない、雨の日は避けるなど、ヘアスタイルや髪のコンディションによって上手に使い分けられると、よりよい髪の状態を保てます。
それでもホームケアでは限界があるので、月に一度はサロンでのトリートメントとヘッドスパをしています。プロによるしっかりとしたヘアケアと頭皮ケアは美髪には欠かせません。また、サロンで施術してもらうことで、髪の状態を毎月みてもらい、適切なヘアケアのアドバイスももらえます。
ドライヤーで髪の毛を乾かす際は、温風と冷風を交互にあてながら乾かします。温風後に冷風を髪にあてることで、過熱によるオーバードライを防ぎ、髪が傷みにくくなるだけでなく、キューティクルを引き締めて髪にツヤを出す効果もあります。髪のセットもしやすくなりますよ。
続いて、美髪のためにとり入れたい食材をご紹介!