皮膚のいちばん外側にある角層の働きとは？

ローションをなじませたり、ファンデーションのパフを滑らせたり、毎日何気なく触れている肌。じつは３層構造をしているのをご存じですか？　肌表面から、表皮、真皮、皮下組織に分かれています。その中で唯一さわることができるのが、表皮のいちばん外側にある角層です。もちろん、直接目で見ているのも角層なので、肌の美しさにも大きく関係してきます。

秋を感じ始める頃に、肌がごわついてメイクのりが悪くなったり、毛穴の開きが気になったりする人は、角層の状態がよくないのかもしれません。体が夏バテするのと同じように、肌にも夏のダメージが蓄積して、お疲れ肌になっているのです。

その厚みはわずか0.02mm程度ととっても薄い角層ですが、肌を守る重要な役割があります。肌を家にたとえるなら、角層は屋根瓦のような存在。屋根瓦がなくては、強い日差しや雨風をしのぐことはできず、室内が傷んでしまいますよね。同じように、角層は肌内部にダメージを受けることを防ぎ、水分が外に逃げないように守ってくれる頼もしい存在なのです。

角層の状態を整えるケアをとり入れて、バテ気味の肌を回復させてあげましょう！

２つのお手入れで始める角層美容法

表皮は細胞分裂によって28日周期で生まれ変わっています。これがターンオーバーです。表皮のいちばん外側の角層は、10～20層の角層細胞の重なりからできています。角層は髪の毛や爪と同じように死んだ細胞の層です。ていねいなケアによってツヤのある髪やキレイな爪の状態が保てるように、角層もていねいにケアをしてあげることで、きめの整った美しい角層になります。

そのために必要なのが、２つのお手入れです。

１.角層にうるおいを与える

角層の表面は外気にさらされているので、常に水分が奪われやすく乾燥しやすい状態です。うるおい不足の肌では肌の生まれ変わりがスムーズにいかず、細胞が未熟で小さいまま角層になってしまうことがあります。先ほどの屋根瓦を思い出してください。屋根瓦のサイズが小さくふぞろいだと、すき間があいて家をしっかりと守ることはできませんよね。湿度が低下するこれからの季節は、うるおいを与えるケアが欠かせません。

２.古くて不要になった角層はやさしくとり去る

肌の生まれ変わりの働きが乱れると、古い角層がたまってしまうこともあります。さわるとごわつきを感じる人や、化粧水をなじませにくいと感じる人は、古い角層がたまっていることが原因かもしれません。角層に働きかける成分を配合した化粧品で、よぶんな角層をやさしくとり去るケアをとり入れてみましょう。

話題の角層ケアアイテム「タカミスキンピール」って？

角層ケアアイテムで人気なのが、青いボトルでおなじみのタカミスキンピールです。こちらは洗顔後すぐに使用するアイテムで、肌の生まれ変わりをサポートする美容液です。

肌は刺激に弱いので、ムリに角層をはがすピーリングは避けたいところ。角層がきちんと育ち自然にはがれていくまでのサイクルを整えてくれる、というタカミスキンピールなら、なじませるだけでよいので角層ケアを始めやすいと思います。

角層の状態がよくなると化粧品の浸透をサポートするので、いつもの化粧品の効果を感じにくくなってきた、化粧品の効果を高めたいという人にもおすすめです。

さっそく手にとってみると、見た目は無色透明で水のような美容液です。さらっとしていて洗顔後の素肌にしみこむような感じです。そのまま３分間待って、しっかりと浸透させてから化粧水をつけます。ほかの化粧品の浸透をさまたげず、むしろ肌になじみやすくしてくれるような使用感も人気の秘密かもしれません。

ざらつきの気になる小鼻の周りや眉間、あご先など、部分的に使用するのもよいと思います。指先をくるくるとやさしく動かしながらなじませれば、直後から肌がつるんと感じることも。

配合成分を見ると、サンザシエキス、ナツメ果実エキス、グレープフルーツ果実エキス、リンゴ果実エキス、オレンジ果汁、ライム果汁など、フルーツ由来の成分が並んでいます。クエン酸も配合されているので、これらのフルーツ酸の力で角層ケア効果を発揮しているようですね！

角層が整うと、毛穴が目立ちにくくなり、きめの整った肌に見えます。夏のお疲れで調子を崩した肌が気になるという人は、いつものお手入れにプラスしてみてはいかがでしょうか。