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浅田真央さんの美ボディづくりに欠かせない“5つの秘訣”とは? 【インタビュー連載】フィットネス編

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浅田真央さん

体を極限まで駆使し、超人的なパフォーマンスでつねに私たちに感動を与えてくれるアスリートやダンサーたち。日々のたゆまぬ努力に裏打ちされた、美ボディをつくる秘訣とは?

バンクーバー五輪銀メダル、世界選手権優勝3回、グランプリファイナル4回優勝という輝かしいキャリアをもち、引退後もアイスショーやTV、雑誌など多方面で活躍中のプロフィギュアスケーターの浅田真央さん。
<食生活編>に続き、今回は“美ボディ”づくりのためにとり入れている運動やトレーニングについて伺いました!

Contents 目次

ボクササイズとトランポリンにハマり中!

浅田真央さん

――現在、アイスショー「浅田真央サンクスツアー」中で、リハーサルや練習も含め、ほぼ毎日のようにスケートをしていると思いますが、先日真央さんがアンバサダーを務める住友生命「Vitality」(健康増進型保険)のイベントで、最近ボクササイズにハマっていると伺いました。

はい、ハマっています。最近というよりも、ずっと通っています。
引退してから通い続けているので、もう2年くらいになりますね。週に2~3回は行っています。

――ツアーでお忙しいのに、週に2~3日とはすごいですね!

じつは、東京や名古屋など、結構いろいろなところにジムがあるので、意外と行けるんです。
もちろん、ツアーで全国各地に行くので、ジムの無い場所もありますが、行けるときはなるべく行くようにしていますね。

――ところで、なぜボクササイズを?

もともと、すごく興味があったんです。それに、ボクササイズって、ストレス発散にもなりますよね(笑)。
初めて体験で行ったときに、こう、当たる感覚が(左手のひらに右手でつくったこぶしをあてて実演!)、すごく気持ちよくて! 今までになかった感覚というか。

――球技や格闘技と違って、確かにフィギュアスケートは「当たる感覚」がないですよね。

そうなんです! なかなか得られなかった感覚なので。フィットネスではありますけど、格闘技みたいな感じです。体力もすごく使いますし、カロリーもかなり消費できるということもあって、1回行ったらハマってしまって(笑)。
また、音楽をかけながら行うので、それも楽しいんですよ。ダンス感覚でできるところも気に入っています。
ボクササイズ、私にはとても合っていると思います。

あと、トランポリンの上でジャンプするエクササイズにもハマっています。
トランポリンは、あまり体に負担がかからないらしく、ひざを痛めている人でもエクササイズで行えるみたいで、リハビリにもとり入れていたりするそうです。体にかかる負荷が少ないというのはいいですよね。

自宅でのエクササイズは1時間程度。
好きなアーティストのDVDを観ながらするとあっという間です(笑)

浅田真央さん

――ボクササイズに、トランポリン…リンクの外でもハードな運動をされているなんて、本当にすごい! ほかに、ご自身で行っているトレーニングはありますか?

現役のときから、自宅でもトレーニングをしていたので、ダンベルやチューブなどのトレーニンググッズがひと通りそろっていて、今も、それらを使ってエクササイズをしています。
「今日はちょっと体が疲れているから、ジムに行くのはやめておこう」というときでも、「でも、やっぱりちょっと体を締めたいな」と思うこともあるので、そんなときにはそれらを使ってトレーニングをします。

――1日に、どのくらいエクササイズを?

ボクササイズやトランポリンはレッスンなので1時間程度。自宅で行うダンベルやチューブを使ったエクササイズも、平均で45分~1時間くらいはしています。

現役選手のときにしていたトレーニングもいろいろ知っているので、自分で「ココがちょっとゆるんでいるな」と思ったら、その部分を徹底的に引き締めるようにしたりして、自分のそのときの状況に合わせて、自己流のトレーニング方法で行っています

――長年いろいろなトレーニングをしてきているから、いかようにもできるなんてうらやましい限りです。ちなみにその間は、テレビを観ながらとか、音楽を聴きながらとか、何かされていますか?

好きなアーティストの方のDVDを観ながら行うことが多いですね。
そうすると、すぐに時間が経ってしまうんですよ。

――浜崎あゆみさんがお好きなんですよね。

はい、そうなんです! もう、ずっと大好きで、あこがれの存在です。
なので、浜崎あゆみさんのライブDVDを観ながら、エクササイズをすることも多いですね。本当に、あっという間です!

ゆるみやたるみなど、体の変化に気づいたら
すぐにエクササイズをして引き締めます

浅田真央さん

――先ほど、「ココがちょっとゆるんでいる」と思ったら引き締める、というお話がありましたが、ご自身で「ゆるんできた」「たるんできた」というのはすぐにわかるものなのでしょうか?

わかりますね。やはり仕事柄、つねに体を意識しているので、体の変化には気づきやすいほうだと思います。
例えば、ウエストであれば、座っているときにウエストをさわると、このあたりが(ウエストを軽くつまんで)ちょっとぽっこり出てくる感じで「あ、たるんできたな」ということがわかります。また、太ももの内側であれば、スケートの練習着がスパッツなので、内側のももが擦れるんですけれど、そのちょっと擦れる感じが多くなってきたりすると、「ちょっとももが太くなってきたかも…」とか。
この鎖骨のあたりとか、フェイスラインの感じとかでも、すぐにわかります。あとは、このわきの下からわき腹にかけてのところ(笑)。

――それ…すごくよくわかります(笑)。女性はとくにそこにお肉がつきやすいですよね。

もう、本当にすぐついちゃうんです(笑)。
でも、それも食べすぎたときと同じように、早めの対処で。
「あっ!」と思ったら、ボクササイズに行ったり、トランポリンでジャンプしたり。
何ごとも、早め早めに対処するのが大切なのかなと思います。

――気づいてからエクササイズを一生懸命したとして、だいたいどのくらいで戻せるものなのでしょうか?

そうですね~…。意外とすぐに戻ります。
日々トレーニングをしていると、筋肉って締まりやすくなるんですよね。ゆるむのも早いですけど、キュッと締まるのも早いので、とにかく気づいたらすぐ行うようにして戻します。

時間かけて「蓄積したもの」をすぐに戻すのは難しい。
それでも“少しずつ”でも体が変化していくことを楽しめたら
そこから先はもっと楽しくなります

浅田真央さん

――つねにご自身の体と向き合っているからこそ、小さな変化にもすぐ気づけるし、筋肉も引き締めやすい状態でいられる…うらやましいです。FYTTEの読者のみなさんから、ヨガ、ピラティス、ジム、ランニング…運動をしているはずなのに、「なかなか体が引き締まらない」、「ダイエットが成功しない」という声が寄せられるのですが、真央さんのように結果を出すために、何かアドバイスをいただけたら…。

う~ん…(しばし考えて)やっぱり、継続することが大切なのではないかと思います。
1回運動するだけではもちろんやせないですし、1週間続けたとしてもやせないですけど、続けていくうちに、だんだん体がその感覚を覚えてくるようになり、筋肉がついてきて徐々に引き締まってきます
なので、できるだけ、長くコツコツと続けることがポイントかなと思います!

――逆に、1、2か月何もせずに放置してしまうと、今度はその放置したままの感覚が体に染みこんでしまう気がします。

その1、2か月、何もしないでたるんでしまった「蓄積」というのは、たぶん、1、2か月トレーニングをしたところで、もとには戻らないですよね。1、2週間であっても、もとに戻すことはすごく難しいと思います。
1日で気づいて、トレーニングをしたらだいぶ戻ると思いますが、やっぱり時間をかけて蓄積されたものというのはなかなかとれないので、もし放置してしまったら、そこはすごく長い目で見てコツコツと取り組んでいくしかないのかな、と。

じつは、以前、私もそうでした。
引退してから、しばらくの間、あまり運動をしないでいたら、今まででいちばん太ってしまって。体重が、今のプラス8キロくらいにまで増えたんです。

――そのような時期があったんですね。

はい。そのときは、「私、こんな体になっちゃったし、もう運動できない…したくない~!」って思ったんですけど(笑)、そこはそんな自分を受け入れるようにして、「このままではいけない!」と気持ちを切り替え、毎日コツコツ取り組もうと考え直したんです。
少しでもいいから、ほんの少しでもいいから、体重を落としていこう。そんな気持ちで運動を再開しました。

最初のうちはなかなか変化が表れないので、くじけそうになりますが、でも、その「少しずつ体重を落としていく」ということをがんばっていたら、その「少しずつ」がどんどん楽しくなってくるんです。
そのときは、もちろん食事にも気をつけていたのですが、ずっとストイックに続けていているわけにもいかず、食べてしまうときもあったんですけど。
でも、そこは食べてしまっても全然いいと思います。そのぶん、しっかり動けばいいので(笑)。

美ボディの秘訣<フィットネス編>

  1. ボクササイズ&トランポリンなど、自分が楽しめるトレーニング方法を見つける
  2. 好きなアーティストのDVDを観ながらエクササイズをする
  3. ゆるみやたるみなど、体の変化に気づいたらすぐに引き締める
  4. 長くコツコツと続ける
  5. “少しずつ”でも変化していくことを楽しむ

住友生命「Vitality」のアンバサダーとしても活動中!

左から、浅田舞さん、浅田真央さん、ガンバレルーヤのよしこさん、まひるさん。

浅田真央さん、姉の浅田舞さんがアンバサダーを務める住友生命の健康増進型保険「Vitality(バイタリティ)」。2019年9月26日、発売から1年を記念し、イベント「Vitality Day 2019」が都内で開催されました。

「Vitality」は、リスクに「備える」だけでなく、「健康増進」に取り組むモチベーションを高めて、リスクを「減らす」新しい保険。オンラインチェックで自分の健康状態を把握したり、健康診断や予防接種を受けたり、運動をしたりすることで、自らリスクを減らし、また各種メニューを行うとポイントが貯まり、お得なサービスが受けられるという特典も。2018年7月の発売から30万件超を売り上げています。

イベントには、お笑いコンビ「ガンバレルーヤ」のふたりもゲストとして登場。浅田姉妹と同じ格好で現れたふたりは、いきなり「アンバサダーの座を乗っとりにきた!」と宣戦布告。
しかし、健康状態がわかる「Vitality年齢チェック」対決では、真央さんが実年齢29歳・Vitality年齢27歳、舞さんが実年齢31歳・Vitality年齢30歳という結果に対し、よしこさんは実年齢28歳・Vitality年齢36歳、まひるさんが実年齢26歳・Vitality年齢45歳と、ガンバレルーヤが惨敗。

続いて、真央さんがハマっているというボクササイズで、真央さんとよしこさんが対決。パンチとキックを30秒間で何回できるかを競ったところ、真央さんが123回だったのに対し、よしこさんはなんと18回! またもや浅田姉妹が圧勝し、結果、アンバサダーの座を守りきりました。

週2~3日ボクササイズに通っているという真央さん。さすが、構えもさまになっています。

トークセッションでは、「Vitality」に加入してから、舞さんと真央さんの生活が変わったことが明かされました。
「歩数を気にするようになりました。あと、健康診断にも行きましたね。自分の健康を気にするようになりました」(舞さん)
「私はできるだけ階段を使うようになりましたね。運動をするとポイントが貯まるシステムが楽しいです」(真央さん)

浅田真央さん

最後に、今後の目標について真央さんは、「ゴールドステータスを目指します!」と宣言。司会者から、「色を目指すとなると、ゴールドになりますか?」と質問されると、「やっぱり元アスリートなので(笑)」と笑顔で回答。
浅田姉妹とガンバレルーヤのトークと“対決”で、イベントは大いに盛り上がりました。

Profile
浅田真央(あさだ・まお)
1990年、愛知県名古屋市生まれ。5歳からスケートを始め、14歳で世界ジュニア選手権優勝。15歳のときに、初めて出場したシニアのグランプリファイナルで優勝。2010年バンクーバーオリンピックでは銀メダルを獲得し、同時に女子初となる3本のトリプルアクセル成功、ギネスに。2014年ソチオリンピック6位。世界選手権3回優勝、グランプリファイナル4回優勝、全日本選手権6回優勝。2017年4月、現役引退を表明。現在は、プロフィギュアスケーターとしてアイスショーをメインに活動。2018年より、全国各地で『浅田真央サンクスツアー』を開催中。
■山口公演12/6~8、愛知公演12/14・15 2020年 大阪公演1/11・12、長野公演1/25・26、神奈川公演2/15・16、秋田公演3/12~15、熊本公演3/28・29、広島公演4/4・5、千葉公演6/13・14、山梨公演6/27・28
●公演チケットは、ローソンチケットで取り扱い
<その他出演情報>
12/9(月)21時~ 「真央が行く」(BS1 NHK)、12/18(水)19時~「1周回って知らない話」(日本テレビ)

撮影/松谷靖之 スタイリスト/藤澤まさみ ヘア&メイク/hair.make yocö 取材・文/FYTTE編集部

ワンピース ¥30,000(税抜)(Sov.(ソブ))、靴 ¥15,000 (税抜)(ダイアナ/ダイアナ銀座本店)、イヤリング ¥7,830(税込)(ABISTE)

【問い合わせ先】
Sov.(フィルム) 03-5413-4141、ダイアナ銀座本店 03-3573-4005、アビステ 03-3401-7124

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