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元バレーボール女子日本代表、栗原恵さんに訊く! 美ボディをつくる“5つの秘訣” 【連載インタビュー】 <美容編>
体を極限まで駆使し、超人的なパフォーマンスでつねに私たちに感動を与えてくれるアスリートやダンサーたち。日々のたゆまぬ努力に裏打ちされた、美ボディをつくる秘訣とは?
バレーボール女子日本代表のエースとして、2004年アテネ五輪、2008年北京五輪と2大会連続出場し、絶対的なエースとして活躍する傍ら、その愛くるしいルックスで「プリンセス・メグ」の愛称で親しまれた栗原恵さん。白く透明感のある肌が印象的ですが、美肌づくりのためにどのようなケアをされているのでしょうか。
前回の<食生活編>、<フィットネス編>に続き、美しさの秘密に迫ります。
Contents 目次
お風呂から出たらすぐさま保湿!
シートパック&スチームで水分を逃さない
――栗原さんのように、白くて透明感のあるお肌にすごくあこがれます。ふだん、どのようなケアをされているんですか?
とにかく、「保湿」を心がけています。お水が肌についていると、その水が蒸発して、より乾燥しやすくなると聞いたので、お風呂から上がるとすぐにシートパックで乾燥を防ぐようにしていますね。
そして、パックをした状態で、そのままドライヤーで髪の毛を乾かし、そのあとは、スチームをあてます。十分潤ったかな?と思ったら、しっかりと化粧水をつけて、最後に乳液とクリームで肌に栄養を与えて完了です。
――動きにムダがないですね(笑)。
はい、「時短」をすごく意識しています(笑)。
バスルームの隣の洗面スペースがやや広めのつくりになっているので、化粧水や美顔器などのスキンケア周りのアイテムは、そこにすべてまとめて置いているんです。お風呂から上がったあと、小さなイスに腰を掛けて、集中してスキンケアを行います。
時間にすると、だいたい15~20分くらいでしょうか。それ以上時間をかけると、毎日続けることが大変になってしまうので、ほどほどが大事だなと思います。
どんなときもメイクだけは落とす。
手抜きした翌日はお風呂でリセット
――たとえ15〜20分でも、毎日習慣にするとなるとなかなか大変な気がします。めんどうに感じることはありませんか?
もちろんありますよ(笑)。でも、メイクを落とさないまま寝てしまうと、次の日にとっても後悔するので、どんなに疲れていても絶対にクレンジングだけはします。
そんな疲れて何もやる気が起きない日は、ふだんよりもたっぷりクリームを塗っておしまい。本当にクリームだけです(笑)。
でも翌朝に、やや長めにお風呂に入って、汗をたっぷりかいてデトックスして、入念に保湿をします!
――お風呂が“応急処置”なんですね(笑)。ちなみに、ふだんの入浴時間はどれくらいですか?
1時間くらいですね。発汗作用のあるバスソルトを入れて、しっかり汗を出すようにしています。
そうそう、お風呂のなかでもパックをすることがあって、とくにお気に入りなのが炭酸ジェルパック。顔全体がじんわり温かくなる感じがして、とっても気持ちがいいんです!
ちょっぴり高価なので、週に1回のスペシャルケアとして使っています。この炭酸ジェルパック、使う前とあとでは、お肌のもっちりした感じが全然違うので、いつも楽しみにしているんですよ。
炭酸ジェルパックでガンコなニキビが完治!
週1回のスペシャルケアは今も続けています
――炭酸ジェルパック、とてもよさそうですね! 使いはじめたのには、何かきっかけがあったのですか?
24歳くらいのとき、ニキビですごく悩んでいたんです。どうにかしてニキビを治したかったのでいろいろ試したのですが、何をしても一向によくならなくて。
そんなとき、たまたま読んでいたモデルの梨花さんの書籍で、この炭酸ジェルパックがとり上げられていたんです。わりと高価なものなので迷ったのですが、藁にもすがる思いで購入しました。
炭酸ジェルパックを使いはじめてしばらくすると、ニキビが減っていることが目に見えてわかるようになりました。それからずっと使い続けているので、10年くらい愛用しています。
とにかく保湿力がすごい! ニキビに悩んでいる人がいたら、ぜひ試してみてほしいと思います。
最新&便利な美容グッズをとり入れ、
つねに自分の体に意識を向けていたい
――先ほどからお話を伺っていて、美容に対する意識がとても高いとお見受けするのですが、メイクや美容に関する情報はどのようにキャッチしているのですか?
雑誌を読むのが好きなので、美容やメイクの特集などにはよく目を通しています。モデルさんのカバンの中身やメイクポーチの中身が紹介されているページは、特に好きです(笑)。
気になる商品を覚えておいて、お仕事でヘアメイクさんにお会いしたときなどに、詳しい情報を教えてもらうこともあります。そのようにして、よく吟味して、「やっぱり欲しいなー!」と思ったら買っちゃいますね(笑)。
美容機器や家電も大好きで、よさそうなものはどんどんとり入れたいと思ってしまうので、美顔器もいくつか持っています。
現役時代は、試合の遠征で移動に長時間かかることもあったため、バッグのなかには美容グッズをたくさん入れて持ち歩いていました。
「そんなに何が入っているの!?」と、周りの選手からもよく驚かれたのですが(笑)、首のハリやコリ、足の疲れやむくみをほぐせるグッズを使って、遠征先でもこまめにケアしていましたね。
今も飛行機や新幹線で長時間移動するときは、座席でこっそりほぐしたりしているんですよ(笑)。
――美意識が高い! ちなみに美容に興味を持たれたのは、いつごろから?
まず、「おしゃれ」に興味を持つようになったのは、小学校高学年くらいだと思います。その後、中学生、高校生になっても、ずっとかわいい女子高生にあこがれていました。
とはいえ、私はバレーボール漬けの毎日でしたから、ジャージにショートカットが当たり前。
眉毛のお手入れも禁止だったので(笑)、高校を卒業して、自由にメイクやおしゃれができるようになって本当にうれしかったですね。
それまでガマンしていた反動からか、プロになってから、自分でも驚くほど美容にのめり込みました。プロ生活を引退し、今後はこれまで以上にメイクやおしゃれも楽しめると思うので、さらにアンテナを張りながら、多くのことを吸収し、いろいろ試して、もっともっと美容を楽しんでいきたいな、と思っています。
栗原恵さんのインタビューはまだまだ続きます。次回の<生活習慣編>もお楽しみに!
美ボディの秘訣<美容編>
- お風呂上がりはすぐに保湿する
- 時短&念入りスキンケアを毎日継続
- バスソルトでしっかり汗を出す
- 炭酸ジェルパックでニキビ予防
- 移動中もこまめにケアを
Profile
栗原 恵(くりはら・めぐみ)
1984年、広島県出身。小学4年からバレーボールを始め、中学2年で強豪・兵庫県姫路市立大津中学校に単身バレー留学。中学3年で出場したアクエリアス杯ではオリンピック有望選手賞受賞。三田尻女子高校(現・誠英高校)に進学し、1年時からインターハイ・国体・春高バレーに出場。2001年、全日本女子に初選出、02年日米対抗で代表デビュー。「プリンセス・メグ」の愛称で親しまれ、大山加奈とともに「メグカナ」ブームを巻き起こす。2004年、アテネオリンピックに出場し5位入賞。08年のワールドグランプリでは、決勝ラウンドでベストスコアラー賞とベストサーバー賞をW受賞、同年開催の北京オリンピックにも出場。11年9月、ロシアのスーパーリーグ「ディナモ・カザン」に入団し、海外でプレー。その後、国内に拠点を移し、岡山シーガルズ、日立リヴァーレに所属。16年1月23日のデンソー戦に出場し、通算出場試合数が230試合となり、Vリーグ栄誉賞を受賞。18年5月、JTマーヴェラスに入部。19年5月末、JTマーヴェラスを退部、同年6月、現役引退を発表。現在は、バレーボール女子日本代表の試合や春高バレーなどで解説者・リポーターとして活躍するほか、後進の育成などにも力を入れている。趣味は音楽鑑賞とドライブ。
撮影/松橋晶子 取材・文/福田 彩