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骨周りにつく老廃物をとって 美腹・美脚・美尻に! おうちでじっくり「骨磨き」マッサージ
「骨磨き」というボディケア法を知っていますか? もともとはアメリカのプロスポーツ選手のボディメンテナンスから生まれた施術で、骨周りにへばりついた“瘢痕(はんこん)”という老廃物を取り去ることで、代謝の良い体を作る新メンテナンス法です。家でのケアタイムがじっくりとれる今だからこそ、自分の体と向き合って、キレイなボディを作りませんか? パーフェクトボディライフ代表の田所 新一郎さんの著書『骨磨きで自分史上最高 美脚 くびれ 小顔』(学研プラス)からご紹介していきます。
Contents 目次
女優の木村多江さんもハマる「田所式骨磨き」とは?
「健康的な体と理想のボディラインのために骨磨きは必要不可欠です」と話すのは女優の木村多江さん。
「田所さんとの出会いは10年前。妊娠中から8か月寝たきりだった体を救ってくれました。それ以来ボディメンテナンスのことは田所さんに何でも相談しています」(木村多江さん)
初めて骨磨きを体験したときは、痛みに強い木村さんでもかなり痛かったとか。
「私はもともと痛みに強いほうですが、かなり痛かったです(笑)。でもこれまで体験したどんな施術法より、むくみや腰痛がスッキリ解消し、さらに再発しないのには驚きました」(木村さん)
疲れにくい健康的な体を維持するほか、撮影前には欠かさず骨磨きをしてもらっているそう。
「演じる役柄によって、今回は背中からウエストを見せるから、細くしたい、またあるときは脚がたくさん出る衣装なので脚を細くしたいなど、体のパーツを理想通りに変えられるのです」(木村さん)
木村さんは2019年度美脚大賞を受賞したばかり。手が届くところは自分でも骨磨きのセルフケアをこまめにしているそうです。
サロンでしかできない施術を自宅で
「骨磨き」は田所 新一郎さんのサロンで施術をしている「田所式瘢痕(はんこん)セルライト削り」をセルフで行えるようにアレンジしたもの。瘢痕というのは、「ケガや不調が治る過程や加齢の影響で組織が固まり、骨や関節に付着する深部の老廃物のこと。歯につく歯石なようなものです」と田所さん。
「『田所式瘢痕セルライト削り』は、骨にたまった瘢痕を取り除いて、動かしやすく、代謝のよい体をつくるという瘢痕除去術に、セルライトを同時にもみ出す手技をプラスした施術です。体を根本から変えることができるこの背術をセルフでやりやすい手技にアレンジし、さらに取った老廃物を排出しやすくするストレッチを加えたのが『骨磨き』です」
瘢痕を取り除く技術は、米国カイロプラクターであり、数々のスポーツ選手のメンテナンスを担当するアメリカ在住の清水俊太さんが考案。負傷したスポーツ選手の体を治すために誕生したもので、ケガや痛みがラクになったり、下半身のセルライトによる肥満が改善する人が多いそうです。
「骨に沿って力強くゆっくりと老廃物(瘢痕)を削り取るような気持ちで行ってみてください。きっと1回でもむくみがとれて、体が軽くなるのを感じるでしょう。さらに気になる部位のケアを続ければ、やせたい部分だけ細くする可能です。もちろん不調も軽くなります」
なぜ「骨磨き」でやせるの?
骨や関節まわりについた瘢痕を取り去ることでやせるのには理由があります。
「ヘばりついた瘢痕は、関節や筋肉の動き、血液やリンパの流れを阻害して脂肪をつきやすくする、いわば体の奥にたまった老廃物ですが、これを取ることで血液やリンパ液の循環を促し、代謝のよいやせやすい体をつくることができます」(田所さん)
骨に老廃物がたまると、骨の連結部である関節の可動域が狭くなります。そして、そこにつながっている筋肉の動きも悪化し、筋肉の中に老廃物がたまって、筋肉がかたくなります。さらに筋肉の上に脂肪がつき、その脂肪がどんどん大きくなってセルライトになってしまうのです。
体の巡りをよくし、脂肪やセルライトに働きかける「骨磨き」。健康維持に加え、スリム効果が高いことで話題になっています。
次からは、重点的に骨磨きをしたい箇所や骨磨きの方法をお伝えしてきます。