CATEGORY : ビューティ |マッサージ
骨周りにつく老廃物をとって 美腹・美脚・美尻に! おうちでじっくり「骨磨き」マッサージ
Contents 目次
目指せ!すっきりお腹やせ♪ ろっ骨磨き&脂肪もみ出しマッサージのやり方
ウエストのくびれやすらっとした背中。上半身のスッキリ感はろっ骨まわりの「骨磨き」がポイントです。
「上半身の多くの筋肉は、肺や呼吸器など大事な臓器を守るろっ骨とつながっています。猫背が日常化していたり、呼吸が浅くなっていたりすると、長い時間をかけてこのろっ骨に老廃物 (瘢痕) が蓄積。ろっ骨の老廃物が上半身の筋肉の動きを妨げ、脂肪がつきやすくなる原因をつくります」と田所さん。
ろっ骨の老廃物を磨き取ることで、くびれをつくるお腹の筋肉、二の腕を引き締める腕の筋肉、バストラインを整える胸の筋肉、バックラインを美しく見せる背中の筋肉の動きが活性化。脂肪が落ちやすくなり、気になる部位が引き締まります。
骨磨きは服の上からでもでき、いつでもこまめに行うのがおすすめ。自宅でする場合は、入浴後にクリームやオイルをつけて行うと効果がアップします。
【ろっ骨の骨磨き】カーヴィなくびれづくり
ろっ骨と、そこにつながるくびれをつくる筋肉を磨いて、ずんどうウエストを削り出す!
くびれをつくるのは、ろっ骨まわりに始点があるお腹を斜めに走る腹斜筋やわきの下にある前鋸筋(ぜんきょきん)。ろっ骨とそれらの筋肉を磨いて、くびれをつくります。
1【関節をゆるめる】
イスに座りみぞおちに指先をあてる
イスに座り、みぞおちに指先をあてる。ろっ骨まわりの筋肉がやわらかくなるように、軽く前かがみの姿勢をとりましょう。
2【ろっ骨下部を磨く】
ろっ骨の下に指先を押し込み1cmずつ指をずらしていく
みぞおちからろっ骨の下に指先を押し込んだまま1cmずつ細かく2~3回指を動かします。指を移動させて、ろっ骨のカーブに沿って、バストトップの真下まで3か所磨きます。反対側も同様に。左右3か所 各2~3回
3【ろっ骨上部を磨く】
ろっ骨上部に指先を押し込み 指をゆっくりと動かす
左腕を上げ、右手の指先を左のバストの横、わきの下のへこんだ部分にあてます。指先を押し込み、そこで指を1~2cm動かしてろっ骨の上部を磨きます。反対側も同様に。左右各10回
4【お腹の肉をもみ出す】
両手でしっかりろっ骨の上の脂肪をつまむ
少し前かがみになり、両手の指の腹で、ろっ骨の上の脂肪をギュッとつまみます。
つまんだ脂肪をひねってほぐしてやわらかくする
手首を前へと返しながら、つまんだ脂肪をひねってほぐします。手の位置をずらしながら、ろっ骨に沿ってまんべんなく、脂肪がやわらかくなるまでほぐしましょう。
5【わき腹をもみ出す】
わき腹の脂肪をつまんでひねってほぐす
わき腹の脂肪を両手でしっかりつまんだら、手首を返しながら脂肪をひねり、手の位置をずらしながらわき腹全体を、やわらかくなるまでほぐします。反対側も同様に。
【仕上げのストレッチ】
足を肩幅より少し広めに開いて立ちます。左足に重心をのせ、左手と左足で左わきを引っ張り合うように、体側を伸ばしましょう。右足は自然に浮くままにまかせます。20秒キープ×2セット行ったら、反対側も同様に。
気になるお腹周りのお肉が取れる「ろっ骨磨き」。ろっ骨を磨くと老廃物が流れ、筋肉が活性化。脂肪が落ちやすくなります。
つづいて、美脚&美尻になる「骨磨き」をお届けします!
骨磨きにおすすめの3大パーツがある!
骨にへばりついた老廃物を取り去る「骨磨き」。
ダイエットをしたい人は老廃物がたまりやすい部位を集中的に磨くことで、スリム効果がアップします。
「老廃物はすべての骨に均等につくわけではありません。悪い姿勢や動き方のクセで、筋肉や関節、骨に負担がかかっている場所につきやすいのです。
やせたいと思う人が特にアプローチしたいのは、骨盤、ろっ骨、鎖骨。
ここは複数の筋肉の始まり (起始) や終わり (停止) が集まっている場所。ここを磨けば一度にいくつもの筋肉の老廃物を流れやすくすることができ、筋肉の動きがよくなります」
つなぎ目であるこの3パーツを磨くと、血流や代謝が促され、脂肪が燃えやすい状態に!
【骨盤下部の骨磨き】プリッと美尻! 脚のむくみやセルライトのケアに
骨盤下部から太ももの骨のつけ根を磨くと美尻&美脚が出現する
下半身やせのスイッチは骨盤の下部と太ももの骨(大腿骨)のつけ根にあります。ここを磨き、お尻の深層筋である中殿筋を刺激。たまった老廃物が取れて美尻が出現します。
1【関節をゆるめる】ひざを内側に倒し、ひざ下は外に投げ出す
磨くほうの脚のひざを内側に倒し、ひざ下はそのまま投げ出します。反対脚は伸ばしても、ひざを曲げても、ラクな姿勢でOK。
2【骨盤下部を磨く】股関節に指を押し込み下から上へゆっくり動かす
両手の指を股関節の真ん中にあて、骨にあたるまでグイッと押し込みます。指を骨に垂直にあてたまま、股関節の中央を下から上へゆっくりと10回動かします。反対側も同様に。左右各10回。
【仕上げのストレッチ】左右 各20秒
あお向けになり、立てたひざを腰幅に開きます。左足首を右のひざの外側にあて、脚の重みで右ひざを内側に倒し20秒キープ。腰が浮かないように注意して。反対側も同様に。
【大腿骨の骨磨き】太ももをほっそりさせ、蓄積脂肪を削ぎ落とす
悪い姿勢が原因でたまった老廃物を取り除き、脂肪やセルライトを落とす
骨盤を支える大腿骨には長年の悪い姿勢が原因で老廃物が蓄積しています。ここを磨いて、太ももの筋肉の血流をアップして、脂肪やセルライトを減らしましょう。
1【関節をゆるめる】ひざを内側に倒して太ももの外側を上へ
太ももの外側を磨きやすいように、磨くほうの脚のひざを内側に倒します。反対の側の脚は伸ばしても、ひざを曲げても、ラクな姿勢で構いません。
2【太ももの骨の側面を磨く】カニ指で老廃物を削り取るように太ももを磨く
人さし指と中指で、カニ指をつくり、太ももの骨の外側ひざ上あたりに押し込みます。太もものつけ根に向かって10秒かけて老廃物を削り取るように押し込んだ力をゆるめずに移動させ、10回くり返します。反対側も同様に。左右各10回
かたく落ちづらい脂肪がついたヒップや太もも。骨を磨くことでセルライトや硬い脂肪にも刺激を与えられます。骨の磨きのスピードや動かし方はYouTube でも確認できるので、チェックしてみてくださいね。
文/庄司真紀
参考書籍
田所 新一郎 (著)『骨磨きで自分史上最高 美脚 くびれ 小顔』(学研プラス)