パンやパンケーキにカラフルな果物ジャムがあるといいですよね。けれど甘いジャムは砂糖がいっぱいで太りそうな気もします。ヘルシーな選択肢としてオススメなのがコンフィチュール。ジャムと同じように果物と砂糖からできていますが、全体的に甘さが控えめで、果物の鮮度や味わいを活かしているのが特徴。今回はカルディで見つけたフランス発のブラックチェリーコンフィチュールをご紹介します。
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果物そのものを味わえるコンフィチュール
コンフィチュールはジャムのようなものですが、すりつぶさず、果物の形状が残っていて、“保存食”の意味合いが強いもの。全体的に甘さが控えめで、果物以外にもハーブやお酒など別の味わいも加えられていることが多いです。
カルディで見つけたのは、フランスのレピキュリアンというブランドのコンフィチュール。
高品質な果物とサトウキビを用いたやさしい甘さで、チーズに合わせることを考えてつくられているブランドです。そして重要なのが、全体の55〜70%の高い割合で果物を入れているということ。
原材料は、ブラックチェリー、糖類、白ワイン、濃縮レモン果汁、ゲル化剤(フルーツペクチン)となっています。
チェリーのジューシーさとぷるんとした食感
見た感じはブルーベリーのジャムに近く黒っぽい色をしています。ブラックチェリーは日本では珍しいですが、フランスではポピュラーな果物。なかには丸いさくらんぼの果肉がそのまま入っていて、おいしそうです。
クラッカーとチーズにのせて食べてみました。やはり一般的なジャムよりもどっさり入っていて果肉感がすごい!
ジャムというよりも果物を煮込んだそのままの味わい。果肉をくるむゲルがぷるんとしていて、まるで濃厚なゼリー。新鮮なおいしさと果物のほのかな酸っぱさが口のなかに広がります。
甘さはぐっと抑えられています。チーズとも相性がよく、さっぱりとした果物の甘さと濃厚なチーズが互いに引き立て合います。チーズはコンテ、ゴーダ、エメンタール、チェダーと相性がよいとのこと。
果物と食材の組み合わせは、生ハム+メロンを思い出させ、絶妙な味わい。パーティの一品やお酒のおともにもよさそうです。
白ワインを隠し味に使用していて、甘いだけではないほのかなアクセントを添えています。大人っぽい一品ですが、クセはなく子どもでも誰でもおいしく食べられますよ。パウンドケーキなどパン系はもちろん、塩系のパンやお肉にも合いそうです。
レピキュリアン コンフィチュール ブラックチェリー 200g 税込626円
文・写真/庄司真紀