これまで1万人以上を美ボディに導いてきた、"ダイエット王子"こと小山圭介先生が、ダイエットのお悩みや疑問に答えます。
ダイエット中、「体重がなかなか減らない...」と悩んでしまうことはありませんか? ダイエットが成功に向かっているかどうかは、体重だけで決めないほうがいいのだそう。その理由を小山先生に教えていただきました。
Contents 目次
今回のお悩み
やせるために筋トレやランニングをしているのですが、体重が減りません。
私のダイエットのやり方は、間違っているのでしょうか?
ダイエット成果を判断する3つの方法
こんにちは。ダイエットトレーナーの小山圭介です。
運動のダイエットをがんばっているのに、なかなか体重に変化が出ないと焦ってしまいますよね。でも、体重の数値は、成果を見る1つの指標と考えてください。
筋肉は脂肪よりも重いため、運動をしても体重に変化が出ないこともあります。体重が減らなくても、体が引き締まってきていないでしょうか。筋肉は脂肪よりも体積が小さいので、同じ体重でも筋肉量や体脂肪率によって見た目が変わってきます。
ダイエット中は、体重を含めて次の3つをチェックし、成果を判断しましょう。
●服を着たときのゆとり
タイトなジーンズがスルリと入るようになった、スカートのウエストがゆるくなった、キツかったシャツの胴周りや腕周りに余裕が出てきたなど、服を着たときにゆとりが出ていれば、脂肪が落ちてきています。
●ボディラインの見た目の変化
入浴前など、姿見(鏡)で全身のボディラインを観察するクセをつけましょう。ダイエット前よりちょっとウエストにくびれが出てきた、少し下腹が引っ込んできた、太もものたるみが引き締まったなど、”ちょっと”でも変化を見つけられると、モチベーションが高まります。
●体重、体脂肪率、筋肉量
体重は、食事などによって変化するため、タイミングを決めて毎日はかることがポイントです(朝起きて15~30分後、入浴前、夕食をとる前など)。そして、体組成計で「体脂肪率」「筋肉量」もチェックしてみてください。体脂肪率が減り、筋肉量が増えていたら、運動のダイエットに効果が出てきているということです。
「何かいいことあった?」と言われたら喜んで
ダイエットがうまくいっているかどうかは、周りの人(家族、友達、同僚など)の言葉でわかることもあります。だいたい、3kgぐらい体重が減ると「やせた?」と言われるようになりますが、その前段階の言葉があります。次のような言葉をかけられたら、ダイエットが成功に向かっているということです。
「何かいいことあった?」
「このごろ、楽しそうだね」
「雰囲気が変わったね」
健康的なダイエットをしていると、肌がキレイになり、体調がよくなり、メンタルも整って、イキイキとした雰囲気になります。
あなたの周りに、人のちょっとした変化に気づくタイプの人はいないでしょうか。その人の言葉を信じてみてください。
ただし、鈍感なタイプで、やせてきているのに「プヨプヨしてきた?」なんて言う人もいるので、その人の言葉は信じなくて大丈夫です(笑)。
人の変化を敏感に察知できる人は少ないので、何も言われなくても心配しないでくださいね。
体重だけを気にしていると、少し増えただけで落ち込んでしまうことがあります。
「服を着たときのゆとり」「ボディラインの見た目の変化」「体重、体脂肪率、筋肉量」をチェックしながら、ダイエットをしましょう。
文/掛川ゆり